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その31 推理の時間だ金子君

申し訳ありません。

本文のコピペミスをしていました。


次の日の朝、ホテルの食堂で俺が友美と芽衣に「あーん」と食事をさせてもらっているところに金子が来た。


金子はニコニコしながら近寄ってくる。

「こりゃまたハーレムですな。イケメンマスターはそういうことは嫌がる人かとおもっとりましたのに、案外いけるクチですな。」


俺は、箸で掴んだものを俺の口に入れようとする友美と芽衣を一旦制した。

「いや、昨日の夜に友美ちゃんにアイアンクローをかけたら激怒しされちゃってさ、で、友美が出した許す条件がこの状態なわけさ。」


金子はそんな俺の言葉でケタケタ笑う。

「なんや、それは罰ゲームいうよりは、ご褒美にしか見えませんけどな。いやあ、流石イケメンマスターはモテモテですな。」


面白がってやがるな、ちくしょう。

ま、からかわれてもしょうがない所を見られてしまったので、文句も言えない。


「まあいいや、友美も芽衣もすこし向こうに行っていてくれるかな。金子と大事な話があるからね。」

そういうと友美は不満そうだったが、あとで続きをやるという約束をして、離れたところに追い払った。

金子は不思議そうに聞いてきた。

「なんで友美様まで追い払ってまうんですか?。」

「イロイロさ。さてこれが資料かな。」


俺は金子が持ってきた資料に目を通してみる。

「まあ、ほんまに関係ないような情報も入ってますが、必要そうなものには付箋をつけてありますんで、優先的にチェックしてもらえるといいと思います。」

さすが金子はできる男である。

付箋のついてるモノの中には論文なども有った。

軽くチェックしていると、途中で違和感がある。

順番に見ていてその違和感の正体に気づいた。

ある年代から、女性の論文ばかりになっている。


さらに資料を見ていて、俺は面白い情報を見つけた。

しかし、俺が目を留めた資料は、金子たちが付箋をつけていない「どうでも言いと思われる」内容だった。

「優秀な人間ほど仮説を予想してそれにそって調査してしまう。だが今回は予想もしていなかった部分が重要になると思っていた。この資料を見てみ、おれたちの予想を超えた展開をしているよ」


そう言いながら、その一枚の資料を金子に渡す。

金子はそれをジロジロみたあと、申し訳なさそうな顔で言った。

「すんません、コレのどこが重要なの分からないですわ。どういう事なんですか?。」


俺が金子に渡した紙は株式公開された資料だった。

俺は指差しながら説明した。

「この11年前に、急激に所員が減っている。他の論文や資料からの予想だが、この年を境にして若くて優秀な『男の』研究員が減っている。裏の世界でそういう事件って何がありえる?。」


金子はハっとして叫んだ。

「イケメンマスター!」


俺はにやりとする

「そう。そこで聞きたいんだけど、先代のイケメンマスターはどんな人で、どんな活動をしていたんだ?」

金子は真面目な顔で少し考えていう。

「一言で言いますと英雄ですわ。悪い奴は爆破して、可哀想な人には援助をする。豪快さと優しさを持ったお人です。」


俺は頷くと

「OK、先代がやったと思われる仕事を資料として作ってくれないか。できたら5~6代前までのイケメンマスターの分も。」

金子はきびきびと立ち上がると

「分かりました」

と言いながら、足早に出て行った。

杞憂であってくれれば良いのだが・・・・。


金子が立ち去ったのを見て友美が、怒った顔でズンズン近寄ってきた。

「さあVさん、罰の続きですよ。ママの言う事聞いて良い子にしてもらいます。」

芽衣も楽しそうに

「はい、お姉ちゃんのいううこと聞きなさい、あーんしてVちゃん。」

とノリノリだ。


おままごと・・・想像以上に拷問だ・・・・


----


部屋に戻ると、友美と芽衣の二人は、またテレビのスイッチを入れる。

だが二人がテレビを見始める前に、俺は友美に大事な用があった。


「なあ友美ちゃん、田島房代さんの連絡先教えてくれないか?」

房代さんというのは、奥多摩で俺と友美を支援してくれた人で、元々は友美の乳母だったひとだ。


友美は、キっと俺を睨む。

「なに言っているんですか!ッ絶対ダメです。Vさんは房代さんとの接触禁止です!。」

いきなりキレなくてもいいじゃん。


俺は、さらに落ち着いた口調で

「友美ちゃん、今回のこととイケメンスイッチに関わる話しだからね、連絡先教えて。」

友美は、おもいっきり疑いの眼差しををこちらに向けながら

「本当ですか・・・。だったら聞きたい内容を私に言ってください。私が代わりに聞きますから。」

おいおい、怖いよ友美ちゃん。


俺は、覚悟を決めて率直かつ、少し意地悪な事をに言ってみた。

「友美さん、できたら誰にも聞かれたくないんだ。頼むよ。だいたい何で邪魔すんだい?俺が房代さんに近寄ると房代さんに迷惑だからかい。それとも友美さんの嫉妬かい?。」


すると、友美は一歩踏み出しながら、拳を強く握り締めて力強く言った。

「嫉妬です!嫉妬ではいけませんか!Vさんは房代さんにデレデレするから接触禁止です!。」


躊躇無い友美の後ろで、芽衣が驚いた顔をしている。


ま、そりゃ驚くよな。俺も驚いた。意地悪が全く意味無かったか。

気持ちとしては、友美に『こーいつー』とか言いながら終わりたい気分になったが、しかし引き下がれない。

大事な問題だからな。


俺は、数秒考えて

「友美は芽衣を守りたいと言ったろ。今回はそういう話しだ。俺の邪魔をするなら知らん。どうする?。」


「そ、それは・・・・」

友美は少しあたふたした後、諦めて俺に房代さんの連絡先を教えてくれた。


でも大丈夫。友美が心配しなくても房代さんは俺なんて「屁」とも思っていないから、ちくしょう。

そんな気持ちで、俺は電話をするために部屋を出た。


大ポカしてたので大修正。(2016/4/7)


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