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その37 決戦直前

ここから第三部ラストスパートです。

ここはスイッチの中。

福神七傑、莉奈さん、エスパー部隊。それと、わたし歌田芽衣。

ツワモノスイッチに攻め込むために、全員が今は艶女スイッチの中に居るんだ。


巨大な少女・ウズオズメちゃんは、少しはなれたところで、いい子にして箱庭で遊んでいる。

ウズオズメちゃんが建物にお絵かきしているけど、クレヨンみたいに使っているペンから悲鳴がよく聞こえる。しかも色は赤だけ・・・・

うん、深いことは考えないことにしよう。


莉奈さんは全員に指示を出す。

「ここからは、自分達が虫けらだって事を忘れては駄目よ。もうすぐ、イケメンスイッチが助っ人を送ってくれるらしいから、その到着を待って攻撃よ。」


わたしは手を上げて聞いた

「すいません、ウズオズメちゃんから高次元人は三次元人の攻撃では傷一つ付けられないって聞いたんですが、攻撃はどうやるんですか?。」


「良い質問ね。スイッチマスターはスイッチの住人の力を引き出せるはずだから、それを打ち込むの。まあ私達では相手に蚊にさされた程度のダメージしか与えられないでしょうから、助っ人が頼りね。」


そういったとき、ちょうどウズオズメちゃんが悲鳴を上げた。

「きゃああ、またあなたですか。いう事聞いたんですから来ないでください。」

「うっせえガキだぜ。おめえなんか攻撃しねえよ。ガタガタ騒ぐと歯あへし折るぞ。」

ウズオズメはあわてて口を押さえて後ずさった。


声の主はテクテク歩いてくる。

そのすがたは一瞬Vっちかと思ったけど、雰囲気が全然違う。

あたまも白髪だし。


その人は、近づいてくると「ペッ」と唾を吐いてから言ったよ。

「おう、ツワモノスイッチの5次元人を殺すんだってなあ。面白ええから俺もまぜろや。ところでVはまだ来てねえのか?ジジイが助けに来てやったのによ。」


玄太は恐る恐る聞いた。

「もしかして・・・・武玄さん?」

「おう、久しぶりだな玄太。おうよ俺がVの爺ちゃんの荒川武玄だ!。若くなってて驚いたろ。おめえもスイッチの力を使いこなせばこのくらい余裕だぜ。」


すると、ウズオズメがぬいぐるみをもって襲い掛かってきた。

「武玄は招いていないんだから勝手に入らないで。かえって!。」


振り上げた縫いぐるみが、空から振り下ろされる。

人間だったら即死レベルの巨大な物体だ。


でも武玄さんは平然と

「黙れデカガキ!」

そいうと、空中のぬいぐるみに向かって拳を突き出した。


その拳から一筋の閃光が飛び出す。


閃光はぬいぐるみを貫通し、ウズオズメちゃんの頬に直撃した。

その一撃で、ウズオズメちゃんは轟音とともにひっくり返る。


かわいそうにメガネが割れてるよ。

私は俊足でウズオズメちゃんに駆け寄ると、顔の上に飛び乗ってなだめてあげた。

「ウズオズメちゃん大丈夫?、メガネ割れちゃったよ、可哀想に。」


ウズオズメちゃんは私を掴むと、頬に押し付けてさらに泣く。

「ひどいよ、ひどいよ。ここは私の世界なのにこんなの酷いよ。3次元人がどうして私を殴れるの?ひどいよおお。」

わたしは、とりあえず撫でてあげた。


「け、ガキはすぐ泣きやがっていけねえや。」


福神七傑も莉奈さんも呆然としている。


玄太はプルプルふるえながらつぶやいた。

「ありえない。高次元人に、その支配する世界の中でダメージを与えるなんてありえない。すごいよ・・・・これはすごいよ!。」


莉奈さんも驚いている。

「あきれた。武威さんもすごいと思っていたけど、武威さんのお爺さんは輪をかけてすごいわね。非常識にも程があるわ。」


「け、褒めてもなにも出ねえぜ。俺は俺を殺したクソスイッチにケジメつけに行くんだ。負けたら意味ねえや、勝てる力があるからお礼参りするのよ。おめえらも気合入れて勝ちに行けよ。」


福神七傑は全員きをつけをして返事をした。

「はい!」


そして福神七傑の一人がつぶやいた。

「すごい、あの伝説の「孤独求敗」こと荒川武玄さんと一緒に戦えるなんて。夢のようだ。」


わたしは、ウズオズメちゃんをナデナデしながら感心した。

これは勝てるかもしれないね。


そこで武玄さんは再度言った。

「で、Vの奴はまだ来ねえのか?あいかわらず時間にルーズでやがるぜ」


そこでエスパー部隊の柏ちゃんが武玄さんを見上げて悲しそうに言った。

「武玄様、Vさんは・・・もう・・・武義のツワモノスイッチに殺されてしまいました。」


その言葉の後、しばらく静まり返る。


武玄さんは横を向きながら寂しそうに言った。

「け、ドジ踏みやがって、あのバカが・・・。まあしょうがねえ。だったらついでにアイツの仇もとってやらあ。」


そこで友美っちがニコニコしながら次元の壁を越えてやってきた。


「あ、Vちゃまそっくりの人が居る。そういえばシャンバラ様に聞きましたよ、Vちゃまそっくりなのは御爺ちゃまでしょ。ほんとうにVちゃまそっくりですね。あれ、Vちゃまはまだ来ていないんですか?」


その場に居た全員が戦慄したよ。

だって、さっきVっちが死んだばっかりなのに友美っちがニコニコして現れたんだもの。


か・・・可哀想に、友美っちは頭がおかしくなってしまったんだ・・・いや、そのほうが友美っちは幸せに違いない。ここは無理に真実を語るのはやめよう。


さすがに普段は空気を読めない玄太も、目に涙を溜めて友美っちに話を合わせた。

「そうだね・・・V君は・・・・まだ来ていないね。でも僕らだけでダラーインを倒してV君を驚かせようかな・・・。」


エスパー部隊の巴マコ子ちゃんが、辛そうな顔で友美っちを抱きしめた。

「友美様、私達だけでツワモノスイッチを倒しましょう・・・きっと倒しましょう・・・。」


莉奈さんも、目をつぶって空を見ている。

う・・・見てられないよ・・・・。


すると、そんな重たい空気をまったく読まないウズオズメちゃんがまた絶叫した。

「きゃあああ!また武玄がでたあああ!もう嫌ああ!。私をいじめるな!」


全員がその方向を見る。

すると、ウズオズメちゃんの絶叫にビビるVっちが立っていた。


Vっち?

え、Vっち?。


Vっちは慌ててウズオズメちゃんに叫んでる。

「怖がらないで、俺は女の子をいじめないよ。武玄っていうんは俺の爺ちゃんで、俺は武玄じゃないよ。俺はロリコンじゃないけど少女はいじめないから大丈夫だよ!。」


そこに友美っちが走って飛びつく。

「Vちゃま遅いぞ!」


飛びつきざま、友美っちはVっちのミゾオチに膝蹴りをかました。

「ぐほおおお!と、友美さん・・・ちょっと・・・いじめないで・・・。」


Vっちはボテリと倒れた。

さらに倒れたVっちにアイアンクローをかましながら友美っちはポロポロ泣いた。

「もう!シャンバラ様に全部聞きましたよ!もおおお、騙して許さないんだから!!!。」

そして友美っちはVっちに抱きつき、足はがっちりVっちの胴体をカニバサミした。

Vっちは友美っちにへばりつかれながら、すくりと立ち上がると、シュタっと右手を上げて、いつもの呑気な感じでいったのだ。


「悪い、死んだの演技だから。じゃあ神を殺しに行こうか。」


こらあああ!Vっちいいいい!


私も含み、全員がVっちに駆け寄り、みんなでタコ殴りにした。

なんだよ、ふざけるなVっち!


「あぐ!いた!やめ・・・、友美には当てるなよ・・・ちょっとやめて、すいません・・・すいません・・・、うがあ!。ぐがあ!」


くそ、嬉しいじゃないの、バカVっち!

次回以降予告


生きていたVと共に、一行はツワモノスイッチに襲い掛かる。

3次元人が5次元人に勝つなど本来は不可能。

だがVに常識は通用しない。対5次元人用に隠されていた最後の奇策が発動する。

Vは最後の戦いで、友美を抱きしめながらダラーインに叫ぶ。

「おもい知れ!これが俺たち虫けらの意地だ!。これがイケメンマスターの力だ!。」

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