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二千四年十月二十日

 「気軽に話をしたい」


その話を舞から聞いたそ数日後パソコンを彼女の部屋に設置することにした。


青木さんと数時間の間、相談して彼の物を使わせてもらうことにした、本当なら自宅にある俺のを使う予定だったから助かる。


 その更に数日後にネットへの開通の為に業者が来て一通りの事を済まして帰って言ってしまった。


 その業者が来る日までの間、舞に興味を持たすために色々な事を教えていた。


「ねっとわーく?」


「そう、電話回線を使用して色々な情報や人と会えるんだよ」


 そう説明しても本人は、さっぱりわからないというのがよくわかる。これは、実際やってみないとわからないわけだからこれ以上どう説明したらいいやら


「人…?他の人と電話でもするのですか?」


興味がないわけでは、ないらしい


「違うよ、チャットという文字を使って会話するんだ」手の届く所に紙とペンを見つけて試しに書いてみた。


[こんなふうにさ]


 そんな風に紙に文字を書いた。その紙の続きに


[これをお互い書きあって話をしていくんだ]


ペンを舞に渡して続きを書かした。


[でも知らない人と


 そこで舞のペンは、止まってしまった。書く事を考えているのだろうか?

 無言でも会話は、している。はたから見たら馬鹿らしい光景かもしれないでもこんな世界なんだと思った。本当の誰かも知らない相手に対して言葉だけの文章で話す。これと何が違うというのだろうか?


[でも知らない人と書き合っても面白くありません]


 舞から見て俺は、知っている奴なのだろうか知らない奴なのだろうか、最近こんな感情ばかりが胸にあふれる、黒い汚く、嫌になる。


[気軽に話せるよ]


 そう書いた、そもそもの理由、舞のためにやっている事


[今は、いいかもしれないでもまいだって話をしたいだろ、こわがってばかりじゃだめだと思うよ]


 長い、しかも今更だが俺は、字が下手だ。漢字は、思い出すことができなかったり雑すぎて汚い、紙に書くスペースはほとんどなく無く新しい紙を探していると


「話したい、いっぱい話したい」


 無言の世界は、そこで終わったと同時に紙のチャットスペースからログアウトしてしまった。



 午前のうちに業者が全てを終わらせてしまっているパソコンをしばらく設定をしてから俺はトップページから一つのサイトにアクセスした。


「WOR?」


 英語はさっぱりな俺の頭でも取り敢えず略せるそれで直すと【薔薇戦争】になる。俺もやっている無料チャットゲームだ。


 時代は確か何処かの国のちゃんとした歴史からの話だったはず。それでもこのサイトでさえ改良されていて多少…結構元の形では無かったりする。


「ここなら舞を知っている人なんていないからいろいろ話しやすいと思うよ」


 舞は、最初は不思議がっていた。よく考えたらパソコン自体記憶に残っていなかったのかもしれない。ゲームの登録を終らせてから最初は、後ろで操作を教えながら後は少しずつ自分の力だけでやらせてみようとした。


(登録時に設定を男のままだったのを後で怒られた)


 「マウスを動かしてみて」


そう教えながら一通りの手順を教えていった。


何処かのおじさんがやるようなミスも無くキーボードもゆっくりだが参加しながらゆっくりとキーボードを叩いていく。


 チャットで文字だけの会話だけど誰も気にせず気軽に話しをすることが出来るだろう。


それからの彼女を見ていると間違いではなかったと思う。それが舞の恋の始まりだったとしても僕との別れの始まりだとしても


[はじめまして]


 そう入力してたくさんのレス(返事)が返ってきた。舞がそれを見てとても嬉しそうに笑っていた。それが本当の初めての人への始まりの言葉


 キャラクター設定を代える術がわからないのでこんなアイコンで始まりを迎えてしまった。


ゲームネームは、アトランダム


アイコンは、人気ゲームであるキャラアイコン


その姿はやっている舞の姿とはかけ離れた存在


 だから…いいのかもしれない、だって舞はかつての姿を知らないのだからそしてかつての姿にはもう戻れないのだから変わっていく姿に何も気にすることなんて何も無い


「ありがとうございます」


俺は舞のそんな言葉がとても嬉しかった。何よりも舞の手助けが出来る事がとても気持ちが良かった


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