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Gate Odyssey  作者: あきら るりの
資料
2/30

登場人物紹介

(本編を読むにあたり、目を通さなくても支障ありません)

マティアス・シーヴァーズ(Mathias Sievers)

185cm / 25歳


かつて海軍特殊実験部隊『Opfer Macht』に所属していた軍人。現在はある事情により民間の傭兵組織『プルートニク』にその身を置いている。

長身だが、容姿が規格外に童顔なためハイスクールの学生に間違われることもしばしば。

そんな見た目とは相反して、兵士としての能力は組織内でもトップクラスのSSSに属しており、爆発物と銃器のスペシャリスト。

(余談だが、その容姿と爆発物という組み合わせからついた愛称が『マット・ザ・チェリーボム』。当人は非常に嫌がっている)

海軍時代、作戦中に受けた怪我により右足が義足となっている。このことが彼にあるトラウマを植え付けたが、それは物語中で語られていく予定(というか語っている)

愛用の銃は亡くなった父親が残したデザートイーグル(カスタマイズ済み)。通常使用は所属組織が支給しているFN57。


リュシュカ・ミラー(Ruschka Miller)

164cm / 27歳


第三種研究所に所属する。欧州連合の最高機密計画 code*E exp2 における技術主任。

彼女も規格外の童顔の持ち主(当人は全く気がついていない)。笑顔を常に絶やさないが、それは彼女の内面を包み隠す処世術そのもの。

学会の二大巨頭と呼ばれた両親の間に生まれたIQ200を超える天才。特に国際的栄誉賞を取った父親の栄光は彼女にも及んでいるが、当人はそれを全く意に介していない(というか迷惑がっている節がある)。現在も十分な敷地のある実家を出て、市内のアパルトマンに愛猫とともに一人暮らしをしている。

本人もナノマトリクス工学の権威で、おびただしいパテント(特許)を所有するも全く興味がないらしく、捨て値同然で各企業に権利ごと譲渡している。

(余談だが、各企業へのパテント分配をジャンケンで決めさせた伝説は今でも企業間の語り草となっている)

Kittenと呼ばれる子供達を慈しみながらも、微妙に距離をとろうとしている。それは彼女の出生そのものに原因があるようだが。


ミント(Mint) - ロキ【魔人】

ジンジャー(Ginger) - タスラム【魔弾】

シナモン(Cinamon) - カリギュラ【暴君】

タイム(Thyme) - アイギス【聖盾】

マロウ(Mallow) - アイオーン【鉄槌】

セージ(Sage) - トリスタン【神速】

ローレル(Laurel) - ネームレス【無名】


まとめて【Kitten】と呼ばれる。不思議な瞳と似通った外観を持つ七人の子供達。外見年齢は5~7歳。

軍の機密研究機関『第三種生物研究所』内の『白い壁の部屋』と称する特殊合金で囲われた室内でのみ生活を許されている。

連合の最高機密計画 code*E に関わる『何か』であるとされているが詳細は不明。全員がスパイスの名前であるのは研究所の職員の誰かがそういう趣味だったからとのもっぱらの噂。

情報を隔絶された室内でのみの限られた自由に疑問も抱かず暮らしていた彼らに、ある種の変革をもたらしたのは外部からの来訪者。

それが良いことだったのか否かは、まだ誰も知らない。


アヤ=ツヅキ(Aya=Tsuduki; [都築 綺])52cm / 32歳


第三種生物研究所 技術部部長 兼 人事担当

所長はお飾り的存在なので実質ラボ全体を統括する立場にある。

リュシュカとは同じ大学の先輩。特に進路の希望を持ってなかった彼女をラボに引っ張ってきた。

日系。祖父母の代に移住してきたらしい。日本人街の中の、家族所有の敷地の一角を借りて暮らしている。

姉御気質だが、気配りの細かい女性。

技術者としても優秀な女性。極秘であるがプルートニクで使用されている端末のOS及びプライベートネットワークは彼女の作品。


キアラン・クレイグ(Ciaran Craig)

195cm / 33歳


ドイツ人。祖先はケルト系のよう。

黒髪黒瞳。名前の「キアラン」はケルト語で「黒」を意味し、それを自分のコードネームにしている。

傭兵組織『プルートニク』大尉。……だが組織の上部は企業のお偉いさんが兼任しているため実質組織の長。

かつて爵位を持っていた素封家の出自だが跡は継がず、自らの意思で軍人の道を進み始める。

しかし心無い者によって、自ら立案した戦略兵器の実験指揮時に社会的に抹殺される。

ぎりぎりで生き延びた彼は傭兵稼業を始め、とうとう自分で企業のバックアップを受け自分の組織を構築するに到る。

そのため軍の内部では彼の名は「ハイデルベルグの亡霊」と囁かれるようになる。

(プルートニクのメインの陣営がハイデルベルグに置かれているため)

その傍ら偽名で士官学校の教官のアルバイトなどもやっていたらしい。

マットとはそこで知り合い、現在も「教授」のニックネームをもって尊敬されている。

現在SCの依頼を受け、防衛兵器を開発するための人材や素材を調達する仕事を行なっている。


アルフレッド・ジーリング(Alfred Jeeling)

169cm / 年齢不詳


アジア系の面立ちと黒髪を持つ書生風の青年。

SCの防衛兵器を開発するための人材として統括指揮者であるカウフマン博士から指名され、クレイグが自ら行動・交渉した結果、カウフマン博士の教え子としてその要請に応じる。

個人情報含む一切は消去されており全て謎に包まれている。

『夜』、『騎士』と呼称される超国家機関より最重要人物として、片方からは抹殺、もう片方からは拘束の命令が下されている。

『破棄構想ネクスト』と呼ばれた今はなきプロジェクトの唯一の成果であるとされているが一切は不明。

空間を跳躍するとしか表現のしようのない特殊な能力を有する。


ロベール・ラング(Robert Lang)

182cm / 28歳


フランス系ドイツ人。第二種生物研究所 code*E exp1 開発計画技術主任。

code*A'と呼ばれた『アクセラ構想』立案・実践者。

自らが描く理想のために強引にcode*Aの最終実験『ヒュゲルベル実験』のあと無力化した第二種の若いメンバーを率い、『アクセラ』と称する生体人型掃討兵器の開発を精力的に行っている。


アクセラ(Axela)

145cm程(個体差あり) / 外見年齢14歳


ロベール=ラング博士に作られた生体人型掃討兵器。

プロトタイプはイーリヤ=リヒテル[Ilya=Richter]。ロシアの政府機関が長年に渡り秘匿し続けた先天性の不治の病と引き換えに人ならざる能力を持って生まれた少女だと言われている。

人類の規格を遥かに凌駕する戦闘能力を有し、『理力の枝』と称される特殊能力により、現存する地上航空兵力を一瞬にして時代遅れの遺物と化させてしまったというが詳細は不明。

クローン技術によって量産され、現在は7500体が稼動。能力によりLV1~7まで分類されている。が、制御不能ながらLV47という突然変異の存在の噂もある。


マグダレナ・シュルツ(Magdalena Shultz; [Leni])

160cm / 18歳


愛称はレニ。癖のある赤毛と眼鏡をかけたツリ目がチャームポイント。

苗字は違うが、マットの妹。

彼が士官学校に入った頃、母親が大学教授である彼女の父親と再婚し、義理の兄妹になった。

常に身長に匹敵する大きさのライフルケースをカバン代わりに持ち歩いている。

中にはベリファ(レニの護衛用アンドロイド)のメンテナンス用部品や護身用の拳銃などが格納されている。

その昔、マットにねだって譲り受けたものである(当然中のライフルは抜いてある)

マットには義兄として以上の感情を抱いている。

本人にはマットは死んだと知らされており、生きていることを知らない。

IQ180を超える天才で、世界最年少の博士号取得保持者。

万能外骨格制御機構『フェノメナス』の主設計者。のちに基礎理論はアクセラ専用兵装『フェノメノンF.A.ゼニスゼア』に転用される。

欧州某国の大学院にて『フェノメナス』の実験中の事故により数百名の死傷者を出す。その事故はある学生達のしわざだったのだが、当人たちの親が国の権力中枢に食い込んでいる者たちばかりであったことと実際に事故を起こしたのがフェノメナスだったという事実により、レニは犯罪者に仕立て上げられてしまうが、アヤが司法取引によって救い出す。罪に問われなくなった代償として、レニは大学を追われる身となる。

アヤの誘いをうけ、第三種生物研究所付き特別技術顧問としてスカウトされる。


リヒャルト・カウフマン(Richard Kauffman)

172cm / 53歳


『夜(Nights)』と呼称される超国家規模の結社に属していた研究者。

かつて『A』と呼ばれた計画に関わっており、その頭脳と得られた膨大なデータを求めるSCにより護送中に身柄をプルートニクにて確保される。略取という手段を取られたにも関わらず、当人は二つ返事でSCの要求を受け入れ、計画された防衛兵器の開発の中心的存在となる。その意思の裏には『A』に携わっている間に起きた惨劇があったらしいが詳細は不明。

ジーリングはかつての大学教授時代の教え子。当時彼が選択したとある決心により一度は道を分かつが、天涯孤独であった彼に対し背中を見守る父親のような感慨は持ち続けており、SCに協力する条件として彼を助手に指名する。

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