簡易年表
2020年
月資源採掘施設『revna003』において『ルナリウム』が発見される。
2021年
物理学者ファーバル博士により、革新的エネルギー干渉理論『虚数変異理論』が提唱される。
2022年
ルナリウムの研究過程において発生した事故により『revna003』併設研究施設『ジグルムント』消滅。
公式には『核融合炉の暴走』として発表される。
2023年
2022年に消滅した『ジグルムント機関研究所』北米某国(以下USFEと記す)の砂漠地域に新設される。
2027年
欧州某国(以降GKと記す)特殊部隊、『ジグルムント機関研究所』を急襲。
職員は全員死亡。
公式には、研究の経過が思わしくなかったための閉鎖 とされる。
2029年
USFE、特殊生物兵器『ジグルムントX1』を開発。砂漠地域にて実験成功。
2030年
USFE、GKに対し突如宣戦を布告。2027年の事件を公式に発表。GKの報復であると主張。
これに対しGKは「USFEは月で発見された稀少鉱石の危険性を隠蔽した」とし、2027年の攻撃が正当なものであったと反論。
ルナリウムの存在が世界へ発表されていなかった事実もあり、世論はUSFEへ傾くかに思えたが、それに反し欧州のほぼ全部の国がGKを支持。ここにUSFE 対 欧州連合国軍の図式が成立。
2031年
沈黙を守ってきたアジア諸国が連合を形成(AUF)。二つの勢力に対し中立を保ち、場合によっては報復を行なうと声明を発表。
USFE 対 欧州連合はこの時点では未だ睨み合いの状態であり、大きな戦闘にはなっていないものの、いつ戦術核による殲滅戦が起きてもおかしくない状態だった。
2040年
欧州全土に対し投入されたUSFEの特殊生物兵器・ジグルムントの量産種の圧倒的攻撃力により、欧州勢力はその連携を分断されつつあった。
2045年
欧州中立国(以下SCと記す)、巨大ルナリウム結晶『エンプレス』の派生体アムニスによる生物融合実験が秘密裏に開始される。この事件を行った組織は全てが謎に包まれ、その名称をただ『夜』とのみ呼ばれた。
『ヒュゲルベル実験』が行われる。
2046年
GK、特殊自律思考兵器『Code*E』の開発に成功。
この頃『虚数変異理論』の応用研究の成果が認められ、フラグメンツシステム開発プロジェクト、SCで開始される。
2047年
物語開始。