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第四十九話:『【悲報】1-Cの「プリン」が硬すぎてスプーン(剣)が通らない件』

クラス対抗戦での1-C組のジャイアントキリングは、学園内外の掲示板を未曾有の混乱に陥れていた。


1:名無しの探索者

【悲報】エリートAクラス、ジャージの魔王率いる落ちこぼれ軍団に完敗。


2:名無しの探索者

いや、完敗どころじゃない。

最後、Aクラスの陣地が「黄金のデコピン」で消失したっていう目撃証言があるんだが。


3:名無しの探索者

現場にいた審判員だけど、それよりヤバいのは1-Cの集団隠密術だよ。

あいつら、全員で**『プリンの構え』**とかいう謎のポーズ取って、完全に気配消してたんだ。


4:名無しの探索者

何だよそのポーズwww


5:名無しの探索者

【画像:特訓中の1-C組。全員がジャージ姿で、空気椅子の状態で両手を頭の上で尖らせてプルプル震えている】

これ。ミオが言うには「お皿の上で誰にも見つからないように、プルプルしながら存在を無に帰すプリンの心」らしい。


6:名無しの探索者

シュールすぎて草

でもこのポーズ、理の師匠(?)の計算に基づいた完璧な霊素循環フォームなんだろ?


7:名無しの探索者

ああ。試しにBクラスの連中が、練習中の1-Cに不意打ちしようとしたらしいけど。

「存在がプリンすぎて、目の前にいるのに認識できない」

ってみんな泣きながら逃げ帰ってきた。


8:名無しの探索者

「冷蔵庫の奥に隠されたプリンは、誰にも見つからないし、誰にも触れさせない」

っていうミオの格言が、今や学園の真理になりつつある。


9:名無しの探索者

で、Aクラスがやった不正ハッキングはどうなったんだ?


10:名無しの探索者

当局が調査に入った。デバイスが粉々だったけど、ミオがその破片を「これ、証拠品」って言いながら、教官の口に無理やり突っ込んで(※実際は手渡しただけ)解決。

Aクラスの連中は今、連帯責任で「一ヶ月間、毎朝三時間のプリン修行」を命じられたらしいぞ。


11:名無しの探索者

あのエリートたちが、朝から「私はプリン……私はプルプルのプリン……」って唱えながら空気椅子してるのか。地獄だな。


12:名無しの探索者

一方、1-Cは勝利報酬の高級肉でお祝いパーティー中。

一ノ瀬が「師匠! この焼き加減、まさにプリンのような弾力です!」って絶叫してた。


13:名無しの探索者

もうあいつ、戻ってこれないところまで行っちゃったな。


14:名無しの探索者

【悲報】学園の購買からプリンが消える。

「食べるとミオに消される」「食べると強くなれる」という両極端な噂のせいで、宗教アイテム化。



 その頃、1-Cの教室。

「……みんな。……プリンの修行、まだ甘い」


 ミオの言葉に、クラス全員が「ヒッ!」と声を上げ、一斉に空気椅子のポーズを取る。


「……一ノ瀬くん、震えすぎ。……プリンは、もっと……静かに、美味しそうに待つもの。……ルナ、お腹の力、抜かないで。……カラメルソース(霊圧)を頭に乗せてるイメージ」


「はい、師匠ぉぉ……っ! 私は、……私は……最高級のカスタードプリンですぅ……ッ!!」

 もはや最強の軍隊か、あるいはただのカルト集団か。


 ミオに率いられた1-C組は、誰も予想しなかった方向へと進化を遂げていた。


『……ククク。お嬢さん、いい教育ですね。……これで彼らの魔力回路は、どんな衝撃にも耐えうる「弾力」を手に入れました』


満足げな周防の声を、ミオは「お肉のおかわり」を頬張りながら聞き流していた。

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