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第三十七話:『【悲報】生徒会、芋ジャージにボコられる【学園崩壊】』

生徒会室の窓ガラスが全損し、爆音と共に謎の黄金光が立ち昇ったあの日。



アカデミーの内部ネットワーク専用掲示板は、前代未聞の書き込み数でサーバーが悲鳴を上げていた。


【緊急】生徒会室から凱様が這い出してきたんだが【閲覧注意】



1:名無しのエリート

おい、誰か説明してくれ。 さっき生徒会室から、あの「不動の重力」九条院様が、顔面蒼白で髪ボサボサになりながら出てきたぞ。 しかも足が震えてて、メイドに支えられてた。


2:名無しのエリート

1 俺も見た。その後ろで執行官の三人が、壁にめり込んだまま動けなくなってたぞ。 内装はマジで爆撃食らったみたいになってた。


3:名無しのエリート

犯人、特定されたぞ。 例の「芋ジャージの編入生」だ。 目撃証言によると、彼女が部屋を出る時、右手に高級クッキーを持って「次はもっと高いケーキにして」って言い捨てていったらしい。


4:名無しのエリート

3 パワーワードすぎるだろwww 九条院の「重力結界」だぞ? 触れるだけでDランクなら骨が折れるはずだ。 それをクッキー食いながら突破したのかよ。

5:名無しのエリート 現場の近くにいた奴の話だと、黄金の霊素が溢れ出して、校舎全体の龍脈が逆流しかけたらしい。 計測してた魔力計が全部「Error」で焼き切れたって。


6:名無しのエリート


【画像】ボロボロの生徒会室を背景に、無表情で歩くジャージ姿のミオ(盗撮) これ見てくれ。背後にうっすら「巨大な三つの影」が写ってないか? あれ、特級呪物か何かを憑依させてるんじゃ……。


7:名無しのエリート

6 ヒエッ……。 あの子、昨日の実力測定でもシミュレーター壊してたよな。 うちのアカデミー、エリート校じゃなくて「魔王の飼育小屋」に変わったのか?


8:名無しのエリート

一ノ瀬はどうした? あいつ「若獅子杯」でミオに負けてから、ずっとあの子を避けてるよな。


9:名無しの一ノ瀬ファン

8 一ノ瀬様は今、修行室に引きこもって「私は石、私は無」って唱えてるよ。 ミオの霊圧を感じるだけで胃が痛くなるらしい。


10:名無しのエリート

【悲報】理事長室から通達。 『今回の生徒会室の修繕費は、生徒会の予算から捻出する。折原ミオへの追求は一切禁止とする』


11:名無しのエリート

10 理事長公認かよ!! これもう、学園の序列トップが入れ替わっただろ。 「七賢人」改め、「一死神と六人の犠牲者」だな。


12:名無しのエリート

今、ミオが購買で「お徳用パンの耳」を買い占めてるのを見た。 生徒会長をボコった数分後にパンの耳……。強者の余裕が怖すぎる。


13:名無しのエリート

明日からジャージ登校が流行りそうで草。


 その頃、当のミオは屋上の特等席で、戦利品の高級クッキーを大切に囓っていた。


「……これ、一個五百円はする味。……学園、来てよかった」



『お嬢さん、掲示板があなたの噂で持ち切りですよ。「ジャージの魔王」だそうです』


 周防がタブレット(学園から支給された)を操作しながら告げる。


『がはは! 魔王か、いいじゃねえか! ミオ、次は校長室を占拠して、食糧庫の鍵を奪い取ろうぜ!』


「……それは、さすがに、クビになるから、やらない」

 ミオの平穏(?)な学園生活は、まだ始まったばかりである。


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