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第二十一話:『【悲報】国立特区の試験会場、爆破される【犯人はジャージ】』

国立探索者特区での試験終了から数時間。


ネット上では、会場から上がった巨大な火柱と、ボロボロになりながらも「虹色の魔石」を握りしめて生還した少女の目撃談で、掲示板が燃え上がっていた。


【速報】芋ジャージの死神、国立施設を物理的に破壊【Eランク選抜】

1:名無しの探索者

おい、誰か山梨の特区近くにいた奴いないか? さっきまで地震かと思ってたんだが、施設の中央から光の柱が上がったぞ。


2:名無しの探索者

現地組だ。今、救急車と協会の車両がすごい勢いで入っていった。 どうやら試験中に「何か」が出たらしい。


3:名無しの探索者

2 何か、じゃねえよ。 爆心地から這い出してきたの、例の「折原ミオ」だぞ。 ジャージの片袖が消失してて、全身から金色の蒸気吐きながら「ボーナス……」ってうわ言言ってた。


4:名無しの探索者

え、待て。あの試験、Eランク限定だろ? Dランクの魔導ドールを壊すポイント競争じゃなかったのかよ。


5:名無しの探索者

4 それが、あの子だけ誰もいない封鎖区画(地下)に迷い込んでたらしい。 そこで戦後最大級の呪物レヴナント(推定Dランク上位〜Cランク下位)を引きずり出したっていう噂。


6:名無しの探索者

Cランク相当!? Eランクが単独で相手にできるレベルじゃねーだろ。 普通は分隊組んで、広域殲滅魔法で焼き払うやつだぞ。


7:名無しの探索者

【画像】八雲巫女に抱きかかえられるボロボロのミオ(遠目) 見てくれ、この写真。 ミオの背後に、一瞬だけ「三つの巨大な人影」が見えたって証言が相次いでる。 一人は獅子、一人は死神、一人は執事……みたいな。


8:名無しの探索者

7 スタンド使いか何かかよwww でもマジな話、現場にいた一ノ瀬(九州の天才)がショックで寝込んでるらしい。 「自分たちが人形で遊んでいる間に、彼女は地獄を殺していた」って震えてたぞ。


9:名無しの探索者

つーか、あの子が握ってた魔石、鑑定士の間で「時価五千万」って言われてる。 特区の備品を勝手に持ち出した扱いになるのか、それとも正当な報酬になるのか……。


10:名無しの探索者

9 あの神代部長が「彼女の治療費と施設の修理費を合わせても、あの呪物を消した功績の方がデカい」って言ってたから、お咎めなしだろうな。 っていうか、あの子を怒らせたら次は何を爆破されるかわからん。


11:名無しの探索者

【悲報】折原ミオ、意識を取り戻した第一声が「……叙々苑、ゴールドカードでいける?」だった模様。


12:名無しの探索者

11 安定の守銭奴wwww でもこれでDランク昇格は確定だろ。 Eランク最強どころか、もう「歩く戦略兵器」になりつつあるな。


13:名無しの探索者

国立探索者アカデミーへの編入が決まったって噂もあるぞ。 あそこはCランク以上がゴロゴロいる魔境だが……。


14:名無しの探索者

13 むしろアカデミーの連中が逃げ出す準備を始めたほうがいい。 「芋ジャージの死神」が、次は学園を更地にするぞ。


 特区の医務室。  豪華なベッドで眠るミオの枕元には、周防が用意させた最高級のフルーツ盛りが置かれていた。


『お嬢さん、ネットでは大変なことになっていますよ。……まあ、五千万の魔石を死守した代償としては、安い有名税ですね』


 ミオの影の中で、三人の師匠たちが、次に待ち受ける「学園」という名の新しい狩場を思い、不敵に微笑んでいた。


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