表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/49

SCORE9:ツイン・ナーガ Ⅸ

 すまない、今日もまた時間が無く、そのためにこのような文字数になってしまった。来週の日曜に更新ではあるけれど、流石に最近は忙しい・・・。

 ツイン・ナーガもあと二話、どうぞお楽しみください。


追記:これを加えると後三話、になる事態になってしまいました。終わる終わる詐欺、すみません。

 予想外の事態が双方立て続けに起こり、どちらも混乱していた。アークへシス軍も例外ではなく、そしてジルカン帝国軍の作戦も頓挫した。当初の目的は「幼王を捕まえることなく降伏文書を書かせる」という紳士的なものだった。

 だが、クルバノフ騎士団の予想外の進撃に加え、アークへシス軍の降下作戦も相まって、当初の予定よりも少々荒っぽく―幼王を拘束・誘拐して内部分裂を引き起こし、その時に全土をかっさらう—事を行おうとしていた。

 しかし、テネフの体を張った抵抗に加え、戦線離脱を条件に解放したアークへシスの政治家たちと、彼らの護衛がその期を見計らって強襲した。敗因はただ一つ。アークへシス軍とクルバノフ騎士団たちの力量を見誤り、ことごとく作戦行動にミスが生じていたためであった。


 元はすべての軍勢をカルナブルクに送る予定であった。しかし、アークへシスが来てから状況が一変した。アークへシスに対し武力で引き付け、その隙にカルナブルクを陥落させる、というスタンスになったのはいわば予定に合わせるための付け焼刃な作戦であった。


 その付け焼刃によって、ジルカンは自分の首に縄をかける結果になったのである。

「行きましょう、タリウス王!」第一小隊長バルバロッサ率いる分隊によって拘束を解除されたクリプトンはすぐさま逃がすために出口に連れた。

「すまない・・・本当にすまない・・・。」タリウスは己の行おうとしていたことに後悔していた。だが、今そのことを考える暇はない。すぐに離脱しなくては。


 今現在、クルバノフ騎士団と地下闘技場内に居たジルカン帝国軍とで混戦が行われている。ジルカンにしてみれば、近年稀にみる近接戦闘であった。彼らとてエリート、だが近接戦闘に未だ固執している部隊はない。塹壕を掘り遠距離から狙撃して、その隙に別動隊が奇襲をかけるというものが彼らの基本であった。擲弾兵である。

 そのためか騎士団とは非常に相性が悪く、総崩れであった。そしてそのためにタリウス王を逃がすという最大のミスを犯してしまったのである。


「セルス!早く陛下を脱出させろ!役立たずな貴族共もついでだ!」騎士団長クロード・ヘルマンは、甲冑ではできないであろう素早さでジルカン兵を切り倒しながら部下のセルス・ピネルに対しこう言った。

「了解!」彼女の返事はこうであった。そして、部下を何人か連れてアークへシスとクリプトン達の混成部隊に合流するのであった。




「まだか?!オグラ中佐は一体どこまで時間をかけている!!」噴水広場の前の細い通路で、ジャックは苛立っていた。空からは槍杖から射出されたライフル形になっているつぶての雨あられ。ショットガンで対処できるにしても限度がある。

「分かりません、ジャック隊長!」

「連絡は?!」

 通信兵に対し、ジャックは敵に対し銃を向けながら荒っぽく問い詰めた。

「・・・はッ、・・・只今脱出中とのことです。」

「時間は?!」

「あと一〇分!どうやら我々のホバーボートに乗っているようです!」


 ジャックが苛立つのも無理はない。今、五〇〇人のクルバノフ兵に包囲され、本領である猛攻が未だできない状況にあったからである。ショットガンでかなり削れたとはいえ、まだ多い。底なしというにも、これは誇張ではない。

「全く・・・本来だったら第三・第四に任せたいところだが・・・。」

 だが、いくら愚痴を言った所で状況が改善される訳でもない。


 そして。予定脱出時刻を遅れに遅れたローゼンバーグ及びその他高官、クルバノフの王や主要貴族、そしてオグラ中佐率いる戦闘部隊に騎士団、民間のソルジャー・・・彼らが乗っているホバーボートのキャラバンは何処か奇妙に見えた。第一、キャラバンは高速に動かない。そして暴走族というには、どこか紳士的である。

 だが、敵からしてみれば、只の「脱走している落ち武者集団」であろう。実際、上空三〇メートル付近で待機していて撃ち付けていた。


「これは、まずいですよ・・・!」バルバロッサは言った。オグラ中佐たちはあの闘技場から出て地下道を脱出するときに、ホバーボートに用意していたパワードスーツを装着していた。とはいえ、タリウス王、アークへシスの官僚・閣僚、貴族はずっとホバーボート内に用意してあった盾で、全身を守っていた。

 ホバーボートというには構造は大きく、溝もあった。そしてその溝が、要人保護や輸送のために重要なのだった。


 途中、「陛下をお守りするのは本来ならば我らの役目」として途中で強引に援軍に参加してきたクルバノフ騎士団分隊長セルス・ピネルは、少しだけ不満気だった。

「・・・どうした?」ローゼンバーグ准将はパワードスーツを身に着けながら、バルバロッサに支給されたノーマル・エネルギーライフルのショットガンを撃っていた。彼はセルスと同じホバーボートに乗っていた。


「いや・・・私どもは本来、王を守るための『盾』として訓練された身なのです。」ローゼンバーグから貸してもらっているブラスターを手に取り、ビームを撃ちながら話していた。


「それが、タリウス王のいない別のボートに乗っている今現在では存在意義がない、と?」

「・・・悔しいんです。」当初、自信満々に参加していた時に比べ、何故か落ち込んでいた。

「悔しい?」

「陛下はソルジャーと、カールと名乗った青年によって守られては居ります。」


「自分達ではなく、か。」

「私たちが飛び道具を防げないばかりに、私たちがいざという時に陛下を守れず、私たちが・・・」

「もういい、よすんだ。戦場では命取りになる。」何かを悟ったローゼンバーグは話を止めた。恐らく、相当な後悔があったことだろう。


「・・・そうですよね。」

「ああ、そうだ。それに、これは君だけに限った話では無い。何があったかは知らないが、皆相応の過去を背負って生きている。だから、『自分だけ悪い、駄目だ』何て思っていたら、人間面白くなくなる、そうだろう?」


 セルスは少しだけ表情が明るくなった。

「それに、向こうは『騎士団がいる方に王様がいる』と思い込むだろう・・・つまり、私たちは都合がいいオトリだという事だ。」不敵な笑みを浮かべながらローゼンバーグは言ったが、先程まで表情がよくなりかけていたセルスは、もっと気分が落ち込んでしまった。


「・・・流石に駄目だと思うぞ、ローゼンバーグ。」ホバーボートの溝の中で隠れながら、フレデリック外務相は言った。

「どっかの誰かさんの癖がうつったかもしれませんね、ハハハ。」苦笑いしながら誤魔化していた。


 だが、第一中隊長ジャックの指定した噴水広場前の用水路で、カールたちはジルカン兵に遭遇した!

カール「ふう・・・もうすぐラストだそうな。」

僕「ああ、実にだるかった。」

カ「あと数話で第一部が終わる、だって?」

僕「・・・一応そこで区切って、休養したい。」

カ「・・・はァ?!!」

僕「・・・言ってなかったことだが、実を言うと自分は受験生なんだ。大学の方の、ね。」

カ「何だ、年下のガキじゃないか何今まで僕に対して作中で『お前を殺す』何て言いやがった、ああ?!お前はヒ〇ロ・ユイか?!」

僕「デデン!」

カ「おいやめろ!バ〇ダイに怒られろ!」


 という訳で、もしかしたら1~2年はかかるかと。それでは、また来週。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ