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SFショートショート

同じ顔ばかりの通勤電車

 昨日休みであったのをいいことに夜更かしをし過ぎてしまい寝坊をしてしまった私は、目覚まし時計のけたたましい音で目を覚ますと寝床から飛び起きて急いで身支度を整えると大急ぎで駅へと向かった。

 いつも通勤で使う列車に飛び込みなんとか間に合った私が一息ついていると、ふとなにか違和感を感じる。

 辺りを見回してみると、周囲にいる人たちが全員こちらを見ていた。私と同じスーツ、同じ靴、そして同じ顔がいくつもこちらをじっと見つめている。

 顔になにかついているのだろうかと自分の顔を触ってみた私は思わずあっと声をあげる。

 休日用である笑みを浮かべている顔を付けたままだったのだ。このまま出勤するのはさすがにまずい。

 私は会社のある駅で降りると、アンドロイドの仕事用の顔を買うとそれを付けて出勤した。

 それにしても、休日用の顔を外すのはどうしてこうも寂しくなるのだろうか。

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― 新着の感想 ―
この世界にはアンドロイドしかしいないのかな?それに、アンドロイドに人間の機能をつけすぎて、欠陥アンドロイドになってんじゃん。アンドロイドが寝坊って、アンドロイドは寝ないはずだろ、普通。
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