1日目
姉「鏡也〜起きなさ〜い」
…
………
姉「先に私行くからねー日直なんでしょー私今日は帰らないから〜」
…
………
鏡也「………朝かぁ…」
眠い目を擦りながらだるい身体を起こす
鏡也「眠い…なぜ朝はくるのか……」
……
………
鏡也「しょうがない起きるか…」
そう呟き洗面所に向かう
鏡也「今日は日直かぁ…早めに行って準備しな
きゃな」
身支度を整えながらふと鏡に写った自分
を見る
チラッ
……?
鏡也「ん?なんだ今のは?まだ寝ぼけてんの
かな?ハハ」
鏡也(なんか女の子がいた気がしたが気のせ
いか?)
チラッ
鏡也「!?」
バッ!!
勢い良く後ろを見る……誰もいない…
鏡也「………いたよな?」
冷や汗をかきながら早くなる鼓動を感じ
鏡をもう1度見る…
……誰もいない
鏡也「気のせいか……疲れてんのかな……学校行
こ」
準備された朝食をとり学校に向かう
鏡也(朝のあれはなんだったんだろ家の中に女
の子なんて……幽霊じゃあるまいし……で
も…なんか可愛いかったな……)
そんな事を考えながら学校につく
?「あっ!おはよー…あれ?どうしたの考え
事?」
鏡也「あっおはよ」
「ちょっと考え事をな」
あいさつをしてくれたのは同級生の立
花理香
中学の頃からの同級生で、よく話した
りする仲だ
理香「なにかあったの?私で良かったら相談
に乗るよ?」
鏡也「あ〜くだらない事だから大丈夫だよ早
く仕事終わらそ」
理香「そーなんだ!朝から難しい顔してたか
ら何かと思ったよ〜私で良かったらな
んでも聞くからね?!」
鏡也(さすがに今朝の事を言うのもな、寝ぼけ
てたんだよって言われるのがオチだな)
理香「じゃあ私これ運んでくるよ!」
鏡也「あ!手伝うよ」
…
…………
キーンコンカンコーン
…
?「オース!鏡也〜ギリギリ間に合ったぜ
ー」
鏡也「またギリギリだなぁ〜もうちょっと余
裕もってこいよ〜」
?「ハハ面白い映画があってさぁ寝れなくな
っちゃって」
こいつは幼なじみの上野友希、幼稚園か
らの付き合いで腐れ縁ってやつかな
鏡也「またかよ、後で教えろよ〜あっ先生来
たぞ」
…
……
昼休み
…
……
友樹「……って映画でさ〜聞いてる?」
鏡也「!あぁ考え事してた」
友樹「もー聞いとけよ〜そういや授業中もな
んか考えてたよな〜なんかあったん
か?」
鏡也「……笑うなよ?」
友樹「笑わないってなんだよ?」
鏡也「絶対笑うなよ!」
友樹「分かったって聞かせろよ」
鏡也「今日、朝な?洗面所の鏡で顔洗ってた
ら女の子がチラチラ鏡に写ってたんだ
よ、なんか伝えたそうに」
友樹「なんだよそれ鏡也の姉さんが写ってた
だけじゃないの?」
鏡也「姉さんは俺を起こして仕事に行った!
家には俺一人だけだったんだって!」
友樹「じゃあ…………幽霊だったりして?」
鏡也「ばっか!ビビるじゃねーか!今日姉さ
ん帰ってこねーんだぞ !」
友樹「ハハハ!冗談だって!寝ぼけただけじ
ゃないの?」
鏡也「そうだよな!寝ぼけてただけだよな!」
キーンコンカーンコーン
友樹「ほら昼休み終わったぞ」
鏡也「あぁ次は体育だったな着替えようぜ」
…
………
放課後
友樹「じゃあなぁ〜日直頑張れよ〜上野さん
もまた明日〜鏡也〜怖かったら電話し
ろよ〜」
理香「上野君バイバイ」
鏡也「ばっか!誰がビビるかよ!」
理香「怖いってなに?」
鏡也「ハハ!なんでもないよ!」
理香「変なの〜じゃあ日直も終わったし部活
行くね」
鏡也「あぁ頑張ってな俺も帰るよ」
…
………
帰宅
鏡也「ただいま〜」
……………
鏡也(あぁ姉さんは今日帰らないんだった
な、…メシは……カップラーメンでいい
か…)
……
………
鏡也「ご馳走様でした、さて風呂に入る
か…………」
風呂に入るには洗面所を通らなきゃ行けないことを思い出す
鏡也「……寝ぼけてただけだな忘れよう…」
そう自分に言い聞かせ風呂を沸かし風
呂に向かう
鏡也「…ハハ考えるな」
そして洗面所に到着
(どっくんどっくん)
バッ!!
鏡也「やっぱり寝ぼけてただけだ!考えすぎ
だったな!さて風呂に入ってテレビで
も見よう」
そう言って服を脱ぐその時
?「キャーーーーーー」
鏡也「!?!!」