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フルダイブ系ゲームをプレイ!

バイトで小遣いを貯めて、最近発売されたフルダイブ系のゲームを買ったぜ。

高校生で1人暮らし。五月蠅(うるさ)い親もいないから思う存分遊ぶぞ。


俺は宿題を終わらせた後、デバイスを装着し電源を入れる。

キャラメイクでもかなり時間をとってしまったが、やっとゲームを始める所まで漕ぎ着ける。


~~~


「あれ?どこだ此処(ここ)は」

気づくと知らない部屋の中で横になっていた。


「おっ、起きたか。大丈夫か? 坊主」

部屋に居たおじさんに喋り掛けられる。よく見ると何人か人が居るなぁ


「あ、はい。大丈夫です。それよりここはどこですか」

「ここは出現の小屋といって、お前さんみたいに突然人が現れるんだよ」


出現の小屋? 人が現れる? 何言ってるんだこいつらは、そんなの現実にあるわけねーだろとか考えていたが、そういえば此処がゲームの世界だったことを(ようや)く思い出す。なら今周りに居る奴らはNPCってところか。


「えーと、俺は今からどうしたらいいんだ」


そこからはNPCによりチュートリアルが始まり、人並みくらいにはプレイできるようになった。

それにしても感覚があまりに現実のそれと勘違いしそうな程リアルで戸惑う。


「色々教えてくれてありがとう」

「おう、またな。困ったらギルドに行くんだぜ」


それから雑魚敵と戦ってみたり、店に並んだ武器とかを眺めたりと、ゲームを満喫した。


「さてそろそろ止めるか」

メニューからログアウトを選択しゲームを出る。


「このゲームめっちゃ凄いけどすげー疲れる」

俺はそのまま寝てしまった。


~~~


次の日目が覚めてすぐ風呂に入ったが、そこで鏡を見た時に酷い違和感を覚える。

「あれ? こいつ誰だ?」


鏡の中の姿が俺じゃないじゃん。もしかして()だゲームの中に居るのか?


俺はメニューを開き、ログアウトボタンを押し

























                     





          

『……では、次のニュースです。最近多発している連続失踪事件ですが……』


『……捜査関係者に拠ると、その全員が同じゲームを購入していたとの事で……』


『……このゲームで遊ばないようにと、注意を呼び掛けています。では、次のニュースです。先日……』



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