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日常で世界を変える(新谷編)  作者: mei


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6月7日 林友紀

 今日は、林友紀に、那奈のことを聞く日だった。那奈は、いったい何をしているのだろう?そんなことを考える日々が続く。

 林友紀は、八代北中学校出身。クラスでは、寺崎、高田、西野といることが多い。男子テニス部のマネージャーのため、男子テニス部の藤平や辰巳と話す場面もあった。

 昨日に続き、林と話すチャンスを待っていた。しかし、林の周りには、いつも友だちがいて、二人で話すチャンスはなかった。

 今日は、部活動がないので、自転車置き場で待つことにした。すると、林が来た。しかし、ここでも友だちがいた。横に居たのは、室屋だった。私に気づいた、室屋は私に声をかけてきた。


 室屋「ホナ、久しぶり。元気」

 私 「うん。そっちは?」

 室屋「勉強で忙しいかな」

 私 「だよねぇ」

 林 「二人って、知り合いだったんだ」


 私たちの会話に、林が入ってきた。


 室屋「うん。高校1年生の時に、一緒だったから」

 林 「そっかぁ」


 すると、そこへ堂上が走ってやってきた。堂上は、私立クラスの女の子だ。


 堂上「室屋、先生が呼んでるから来て」

 室屋「えっー、めんどくさいなぁ」

 堂上「早く」

 室屋「もぅ。わかったよ」

 堂上「行くよ」

 室屋「友紀、先、図書館行っといて」

 林 「わかった」

 室屋「ホナ、またね」

 私 「うん‥」


 そう言って、室屋と堂上は、来た道を戻っていった。


 林 「大変だなぁ」

 私 「そうだね」

 林 「ホナも今から帰るの」

 私 「うん」


 今がチャンスだった。


 林 「今日は、真紀いないの?」

 私 「蒼井、中学校行かないといけないとか言ってて、もう帰ったよ」

 林 「そうなんだ」

 私 「友紀って、どこの中学校?」

 林 「私は、八代東だよ。ホナは?」

 私 「八代西」

 林 「八代西って、クラスに多い?」

 私 「結構おるかな。蒼井とか藤岡とか」

 林 「そっかぁ。意外といるね」

 私 「八代西は、多いよね」

 林 「うん。どこのクラスも八代西の子が多いかな」

 私 「だよね。どこの中学が少ないんかな?」

 林 「やっぱり、大森だと思う」

 私 「4つの中やったら、八代北?」

 林 「そうだと思う。うちのクラスは、結構いると思うけど、他のクラスはそんなに多くないんじゃない?」


 〈八代北中学校〉

  ・下田那奈

  ・山川楓

  ・柴木雄介

  ・世田優斗

  ・近藤祥哉


 〈八代南中学校〉

  ・高田真波

  ・戸田奈津那

  ・定本健太郎 

  ・片山蒼

  ・田中衛


 〈八代東中学校〉

  ・寺崎美桜

  ・林友紀

  ・西野佳奈

  ・原西薫

  ・吉野百合

  ・沢田亮二

  ・藤平誠

  ・矢沢鳴

  ・辰巳春翔

 

 〈八代西中学校〉

  ・蒼井真紀

  ・藤岡優姫

  ・篠倉佑月

  ・竹原由里香

  ・中沢健人

  ・嶋内謙信

  ・土井星矢

  ・内田真

  ・羽月世那


 〈大森中学校〉

  ・矢田颯希

  ・宝来海斗

  ・佐々木翠


 私 「うちのクラスの八代北って、那奈とか楓かぁ」

 林 「そうだね」

 私 「那奈に早く会いたいなぁ」

 林 「会いたいよね」

 私 「友紀は、那奈と連絡とれてる?」

 林 「取れてないよ。でも、戻ってくるでしょ」


 自然に那奈の話へともっていくことができた。


 私 「そうだよね。きっと、戻ってくるよね」

 林 「いつ戻れるかだよね」

 私 「今の調子だと難しいかな?」

 林 「うーん?どうかな」

 私 「友紀は、那奈が今どこにいるか知ってる?」

 林 「なんかいろいろ言われてるよね」

 私 「そうそう。東京とかね」

 林 「東京なの?」


 林は、驚いた様子だった。


 私 「私は、東京とか聞いたけど」

 林 「そうなんだ。私は、横浜いるって聞いたよ」

 私 「いろんなところいるじゃん」

 林 「那奈らしいね」

 私 「友紀は、那奈との思い出あるの?」

 林 「そうだな。高校1年生の時は、いろいろ話してたな」


 林と下田は、高校1年生の時に同じクラスになり、意気投合していた。下田から、よく林のことは聞いていた。


 私 「どんな話してたの?」

 林 「世田くんの話とか」

 私 「世田?」


 下田の情報を知る上で、重要な人物である世田の話が出てきた。


 林 「うん。うちのクラスにいる」

 私 「世田の話とかはあんまり聞いたことないな」

 林 「那奈って、中学校の時、世田くんのこと好きだったらしいよ」

 私 「そうなの?」

 林 「笑いながら言ってたから、本当かはわからないけどね」

 私 「でも、那奈から世田の話はよく聞くよね」

 林 「でも、世田くんも心配なんじゃないかな」

 私 「いつも一人でいるから、よくわかんないけど。どうなんだろう?」

 林 「きっと、待ってるんだと思うよ。心配だなぁ」

 私 「あっ、ごめんね。帰るの邪魔して」

 林 「大丈夫だよ。じゃあ、私行くねー」

 私 「うん。バイバイ」

 林 「バイバイー」


 そう言って、友紀は自転車で坂を降りていった。林から重要な情報は、手に入らなかったが、世田が大きな情報をにぎっていることがわかった。世田とどのように話すかを考えながら、自宅に帰っていった。

 

 

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