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8月5日 出張

 時刻は、6時15分。今日は、久しぶりのお父さんと一緒にご飯を食べていた。お父さんは、早く帰ってきていた。


 お父さん「明日から、出張行くから」

 私   「うん」


 お父さんの出張が決まったのは3日前だった。


 お父さん「どうするんだ?」

 私   「家にいるよ」


 かなり、私のことが気になっているみたいだった。私は、お父さんの心配をさせないように振る舞った。


 お父さん「心配だな、おじいちゃんの家行かなくていいのか?」

 私   「もう、高校生だし大丈夫だよ」


 今さら一人になっても怖くない。お父さんが毎日働いていればそれでいい。


 お父さん「何かあればいつでも連絡してこいよ」

 私   「何かあったら連絡するよ」


 これ以上、お父さんに心配かけたくなかった。私の家族は、もう二人しかいない。お互い意識してしまう。


 お父さん「穂波は、何時に起きるの?」

 私   「うーん。今日中に宿題終わらせたいから、夜遅くまでしてて時間かかると思う」


 今日は、宿題を終わらせたいから、起きれるところまで頑張ろうと思っていた。


 お父さん「そうか。お父さんは、8時くらいにこっち出るわ」

 私   「わかった。起きれたら起きるね」


 このお父さんの発言は、起きてきてほしいという発言なのか起きてこなくてもいいのかよくわからなかった。


 お父さん「無理して起きなくてもいいよ。夏休みだし」

 私   「まぁ、起きれるかわかんないけどね」


 普通に勉強してたら、8時には起きれないだろうな。でも、私が寝たままだったら心配になると思う。なんとか起きる方法はないかと考えていた。


 お父さん「お金は、キッチンのところに置いておくよ」

 私   「はーい」


 3月の出張は、2泊3日だった。お金は、5万円も置かれていた。でも、5万円なんて絶対いらない。1日1万円使っても残るのに。なんでたろう、疑問だった。


 お父さん「体調崩さずにしろよ」

 私   「わかった。お父さんもね」

 お父さん「ああ」


 お父さんがいない明日からは、これまでの自分を見直そうと思っていた。


 私   「宿題終わってたら早く起きるね」

 お父さん「ああ。じゃあ、風呂に入ってくるわ」

 私   「はーい」

  

 ご飯を食べた後の風呂は、とてもいい気分だろう。明日からの出張に備えてゆっくり休んでくれたらと思う。

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