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7月25日 コンビニ

 学校が終わった私は、コンビニに立ち寄っていた。最初は、何も買わずに直接帰ろうかなと思っていたけど、あまりにも暑くて少し冷たい物が欲しくなったのだった。いよいよ明日から夏休みだ。待ちに待ったという感覚はないけど。とにかくお母さんのところまで行くことにした。正解なんてものはないけど、なんか行くことで自分の価値観とかいろいろ変わればいいなと勝手に思っていた。

 私は、自転車を止めて、明るい店内へと足を踏み入れた。入った瞬間、とても涼しい風を浴びる。入ってすぐに左を向くと、そこにはキンキンに冷えてそうな冷凍ケースの中に、たくさんのアイスが入っていた。あー、どれも美味しそうだ。私は、アイスを選ぶのに夢中になってしまっていた。このままだと、どのアイスがいいか決めきれない気がしたのだった。それよりも、飲み物を買いに行こうと思った。

 アイスコーナーから、真っ直ぐに進むと清涼飲料水のペットボトルが綺麗に配列されている。私は、左の方にあったカフェオレを選んだ。手に取ったのは茶色でラベリングされており100mlと表記されていた。ペットボトルを左手にもちながら、今度はパンコーナーに足を運んだ。棚には、たくさんのパンが並んでいた。袋に入っているが、まるで今できたような暖かさを感じさせる。私は、クリームパンかイチゴのパンで悩んでしまった。

 すると、私の少し前の方にレジに向かう人がいることに気がついた。レジの前には、笑顔で挨拶する女性店員が立っていた。今は、昔と違って、ほとんど電子決済なので店員は、バーコードを読み取って金額を伝えるだけだった。まるで、店員がロボットのようでなんだかおかしく感じていた。少しずつ列ができてくる。どうやら、店内にはお客さんが多くなってきているみたいだった。さっき、私の近くにいた男性は、発泡スチロール容器の中に閉じ込められたおにぎりと袋に包まれたサンドイッチを店員に渡した。

 私は、悩んだ結果、イチゴのパンを手に取った。アイスを買うことはやめて、列の最後にならんだ。自分の番になった私は、商品を手に取りレジの定員に渡した。店員は、速やかにバーコードにあてて、金額を出してくれた。合計は、380円。小銭を財布から取り出して、お金を払った。袋に入れてもらって、私は、コンビニを出たのだった。コンビニを出た瞬間、ペットボトを開け、口に入れたのだった。程よい冷たさで喉越しで通っていった。

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