ワイン勝負と3兄弟
プロローグ
フィリッポはベッドに入ったものの、なかなか寝付けずにいた。人間はいったん深い悩みを持ってしまうと、夜もまともに寝付けなくなるとても厄介な生き物だ。
フィリッポがこんなにも悩みを抱えてしまったきっかけは、友人の死にある。
鍛冶屋のジョンピエロが不治の病で倒れ、懸命の治療もむなしく、帰らぬ人となってしまったのだ。
親友の死だけに、フィリッポは多大なショックを受けた。そして、万が一自分もジョンピエロと同じ事になってしまっても、やり残すことが無いようにしたいと考えるうちにとても重大なことに気づいた。
それなりの権力や財産があるのは、あくまでも自分達は貴族の末えいだからだということを幼いころから父に教えられてきた。
ナイフが刺さった心臓を左手首が握り締めている模様が家紋に残されているのは、はるか昔のご先祖様が間違いなく貴族だったということを証明するものだ。
その誇り高きこの家系や、代々受け継いできた財産をお前の代で絶ってはならん。分かったかフィリッポ――
そう言って静かに深い眠りについた父のようにフィリッポもまた、若くはなかった。
さて、どうしたものか。フィリッポには三人の息子が居る。だが、後継者として最もふさわしい者を一人選び出すというのはとても難しく、フィリッポをより悩ませた。
長男は賢さに欠けるし、次男は自我が強すぎるし、三男に関してはとても優しい性格だが、優しすぎるがゆえ欠けるところもあった。
フィリッポは考えた。そして、三人に同じ課題を出すことを考え付いた。
1
長男のニコロは頭が鈍く、体がゴリラのようだった。腕っ節は強く、とても短気な性格だ。
次男のフレデリックは長男を通り越してとても背が高く、鼻あたりにそばかすが目立ったものの、とてもハンサムで賢く、女性に人気だった。だが、プライドは人一倍高く、一概にいい性格とはいえなかった。
そして三男のジットーは、とぼけたような顔をしていたが実はまれに見る努力家だった。とても温厚で優しく、素直な性格だった。
三人とも独立して、それぞれ住むところも持っていたし、ニコロに関しては結婚、離婚を繰り返した後、また結婚していた。
一番成功を収めたといえばフレデリックだろうか。父親のフィリッポに再三再四頼んでもらった馬四頭とお金で、ポロ(チームごとに一個のボールを馬上から棒で打ち合って、ゴールを決めるというスポーツ)に出場し、見事に優勝を収めた。
今では隣町でも名の通るほどの有名なポロ選手だ。
ジットーは、ジョンピエロの息子アレハンドロが継いだ鍛冶屋で働いていた。二人とも幼馴染で仲が良く、かつてのフィリッポとジョンピエロのようだった。
2
休みや暇さえできていれば父親のところに帰り、賃金をもらって働いている労働者に混じって家畜の世話をしていたジットーは、父親の声に顔を上げた。
声こそ聞こえないが、手招きをしているので来いということだろう。
そばに居た者に、牛が食べる干草を寄せるための鍬を渡すと、父親の元に走っていった。
「何? 父さん」
「久しぶりに家族全員で会う機会ができて名。それで呼び出したんじゃよ」
「兄さん達が来ているの?! 久しぶりだね!」
家の中にはすでに二人が座って待っていた。
ジットーはふと、子供のころこのテーブルを囲んで食事をしていた頃を思い出し、懐かしさを感じていた。
「景気はどうだい? ジットー」
「まあまあさ。この間、フレディー兄さんのポロの試合を見たよ! あれは最高に……うわっ!」
ニコロはジットーが椅子に腰を下ろそうとした瞬間、足で椅子をずらすいたずらをした。そのためにジットーは見事に地面にしりもちをついた。
それを見て、全員がどっと笑った。
父親から財産に関する話を聞いたとたん、和気あいあいだった全員の顔がふっと真剣になり、糸がピンと張ったように緊迫した雰囲気につつまれた。
「――決闘なんかで決めるのはフェアじゃない……とわしは思う。そこでじゃ……」
父親は三つの苗木を指差した。
「あそこに三つのぶどうの苗木がある。ひとりひとつ持っていって育ててみろ。そして、そのぶどうの苗木でできたぶどうで、わしにワインを持ってきてくれ。
わしが一番おいしいと感じたワインを作った者だけに、わしの財産を全てあげよう」
それを聞いたとたん、真っ先に手を伸ばしたのはフレデリックだった。ニコロも負けじと走りよったが、フレデリックの方が早かった。フレデリックは葉が多く、見た目にもいい苗木を手に入れ、ニコロは幹が一番太い苗木を選んだ。そして最後のジットーは一番小さい苗木を取った。
「期間は今から二年間。チャンスは誰もが平等じゃぞ。楽しみにしている」
3
今まで羊や牛や馬などの世話をしたことがあるジットーでも、ぶどうは育てたことはなかった。
どうしてよいのか分からず、とりあえずアレハンドロの元に持って行き、事情を全て話した上で相談を持ちかけた。
「ぶどうかぁ……。俺もあんまり詳しいことは知らないなぁー……」
アレハンドロは仕事する手を止めて、ジットーの話をじっと聞いていた。
「今まで末っ子の僕には財産をもらう機会はないと思っていたけど、こうやって父さんは僕にもチャンスを与えてくれたんだ。そのチャンスを無駄にしないためにも、僕は兄さんたちより立派なぶどうを育てたいんだ」
「ジットーらしいな」
アレハンドロはころころと笑った。
「隣町に住んでいるミスター・キーンならブドウを育てているし、平行してワインも作っている……が。小鳥の餌みたいな俺達のお金ぐらいで教えてくれるほどいい人じゃないし……。かといってワインを作っている町までは遠いし……」
アレハンドロは汗でぬれた頭をぽりぽりと掻いた。
「とりあえず、植物は十分な日光と、肥料と、新鮮な水が必要なんじゃないの?」
4
苗木をもらったフレデリックはすぐ馬を隣町まで走らせた。目的の家まで来ると戸を叩いた。まもなくして戸は警戒するように少しだけ開き、その隙間から老人の男性の目だけがぬっとこっちを見てきた。
「フン、ポロ選手がこんなところに何の様だ」
低くうなるような声で、ミスター・キーンは言った。ミスター・キーンの最も嫌いなものは人間だ。それをフレデリックは知っていた。
フレデリックは慎重に、ぶどうの育て方を教えてほしいと頼んだ。そして、彼の手の中に、金貨がたくさん詰まった袋をそのまま納めた。
ミスター・キーンはにやりと笑った。前歯が無かった。
5
ニコロもぶどうを育てた経験は無かった。だが、とりあえずぶどうを育てるには都合のいい所に植えると、毎日定期的に水をやっていた。
だが二週間経ったある日、あるはずのぶどうの木が無いことに気づき、ニコロは慌てた。
荒らされた様子が無いことから動物のせいではないことは分かったが、かといって実のついていない苗木を盗むなんて聞いたことが無い。
ニコロは妻に、気の行方を聞いた。
「あんなもの邪魔だし、別にいいじゃない!」
それを聞いた短気なニコロは、顔を真っ赤にして激怒した。いや、ニコロじゃなくてもこの場合、誰でも激怒するのが当然だろう。
だが、手を出さなかったのはニコロにしてはとても珍しいことだった。
「ふざけんじゃねぇ! あんなものとは何だ! あの苗木は親父からもらった大切な苗木なんだぞ!!」
「だから何さ。家も土地も狭いのに、植えるのが悪いんじゃないの。邪魔だったから捨てて当然じゃない!
大体長男なんだから親から財産のひとつやふたつぐらいもらってきたらどうなのさ?!」
「その財産をもらうのに、親父が出した条件だって、お前に説明したじゃねぇか!!」
「それよ!」
妻はいっそう声を張り上げた。
「フフン、あんたってホントおばかね。何も真面目に育てて、ワインを作らなくたっていいじゃないの。
その時にあるまでお金をためて、一番おいしくって効果なワインを買えばいいじゃないの」
6
月日は矢のように過ぎて行き、約束したあの日から一年と十一ヶ月と二週間が過ぎた。
全てをひっくるめて、最も重要性のあるところを抜粋するとしたら、つい最近、フィリッポが最も恐れていたことがついに起こってしまったということだ。
父親のフィリッポが白目を向いて痙攣を起こし、倒れてしまった――
息を切らして走ってきたそれぞれの労働者からその知らせを聞いた息子達は、すぐさま父親の元に飛んで帰った。
一番早く到着したのは、二人よりも最も近くに居て、鉄を打っているハンマーを投げ出してきたジットーだった。また、治療と共に病状を診断していた医者から、父親の容態を一番に聞いたのも彼だった。
――余命二ヶ月――
ジットーはその言葉に打ちひしがれた。
そしてうなだれ、まだ意識が戻らない父親の顔を見てこらえ切れなくなり――水を飲んでくると言ってジットーは外に出た。
そして走り出すと、家からずいぶん離れた草薮に入って、声を出して――父親のことを思って泣いた。
その間に、出っ張ったお腹の重みに耐えるように反り返り、文字通りころがるようにニコロは駆けつけた。
そして二番目に医者の言葉を聞いたニコロは、その性格の勢いに任せて医者に対して激怒し、胸倉を掴み、激しく罵りながらガクガクゆすった。
ポロの試合を途中退場して、ポロシャツのまま馬で駆けつけてきたフレデリックは、ニコロを止めた。今にも医者を殴らんばかりのところをだ。
「兄貴、やめろっ!」
「だってよぅ、だってよぅ。こいつ医者のくせに親父を治せないって言うんだぜ!!命の二ヶ月だって言いやがったんだ!」
フレデリックによって羽交い絞めにされたニコロは手足をばたつかせ、頭は混乱し、自分でも何を言っているのか、何を言いたいのか半ば分からなくなってしまっていた。
だが、賢いフレデリックは大体それを理解した。
そして騒ぐニコロの口をふさぎ、必死の思い出外まで連れ出した。ニコロの顔は汗とは別に、とても湿っていた。
「この、バカ!」
「長男の俺にバカって言うんじゃねぇ!」
「バカにバカって言って何が悪い。長男だったらもっと賢くなったらどうなんだ。大体あの言葉をもし親父が聞いていたらどう思うかって、考えなかったのか?!」
ニコロはハッと気づき、あわてて口を両手でふさいだ。
「しばらく何も言うなよ。医者と話してくる。」
7
あれほど仲がよかったジットーとアレハンドロが絶交したのは十ヶ月ほど前だったと思う。
それを先に言い出したのはアレハンドロだった。その理由をもし彼に聞いたならば、間違いなく「財産の件で変わってゆくジットーを見ていられなかったから」と答えていただろう。
だが、フィリッポが倒れたという情報を聞いたアレハンドロの足は、いつの間にかジットーの家に向いていた。同じ経験をしたアレハンドロは、その辛さを良く知っていた。また今、変わってしまったジットーに何を言うべきなのかも分かっていた。
アレハンドロはジットーの家の戸を叩いたが、ドアは開かなかった。
だが親友が必ず居ると確信したアレハンドロは、ドア越しにたった一言言って去っていった。
「なぁ、ジットー。いつまで自分の心にもウソを突き通すつもりだ」
8
「あんた、ここに明日もって行くワインを置いておくからね。忘れたり、割ったりするんじゃないよ」
「わぁってるよ! ちっ、うっせぇなぁ!」
今のニコロの機嫌は人生の中でもワースト・ワンを記録していた。
自分達の父親が死に掛けているというのに、兄弟三人雁首揃えて財産を取ろうと必死になっている。
特に自分に関しては、最初からぶどうのひとつも育てられなかったと思うと、余計に腹が立った。
9
とてもプライドが高いフレデリックも、なんだかしっくりきていなかった。勝負という名のつくものには全てにおいて負けたくはなかったが、今回だけは負けても腹が立つだろうし、勝手も気分が悪いように思えた。
こんなに気が紛れるのは初めてだ。
自分の部屋の戸が開き、執事が入ってきた。手に、ワインが入ったボトルを持って。
「フレデリック様。作ったワインをお持ちいたしました」
10
次の日、兄弟三人顔をあわせたものの、挨拶さえ交わそうとはしなかった。
ただただ、墓から出てきたばかりの口無しゾンビのように、のそのそと歩いてゆく。
三人の心の中はほぼ同じだった。父親が倒れた以上、これからは兄弟を頼りながら生きていかなきゃいけないだろう。だがこのワイン勝負(町で噂が広まった時、いつの間にかそのような呼び名がついた)で兄弟の仲が永遠に割れるかもしれない。
もともと、特別仲がいい兄弟ではなかったし、本気で喧嘩したことも数え切れないほどあったが――
11
父親はとても弱りきっていた。
だが、意識だけはとてもはっきりしていた。
我が息子達が自分の目の前に揃うと、顔が嬉しそうな――だがどこか少し悲しそうな――表情を見せた。
三人が父親の容態を気遣うのをよそに、早くワインの決着をつけたいとせかした。
それぞれの器に入った三人のワインを、ゆっくりと舌の上で転がしながら飲み込んだ。
そして、乾いた唇をなめると、ゆっくりと口を開いた。
「わしの為に……こんな手の込んだワインを作ってくれて、とても嬉しく思っている。とても決めにくいが……」
父親は口を濁した。
一方、三人の――特にジットーの心は大きく揺れ動いていた。
昨日のアレハンドロの言葉が耳に焼け付いて離れない。
――例え父親を騙せたとしても、自分の心は騙せない。こんな手を使ってまで財産を手に入れることができても、誰より自分が一番後悔するだろう――。
床に伏せている父親を騙してまで果たして、兄弟を押しのけてまで、本当に自分が手に入れたいものなのだろうか?
「本当にごめんなさい、父さん……。そのワインは僕が作ったワインじゃないんだ……」
兄二人は少し驚いたような顔でジットーを見た。
「僕がもらった苗木は大きくなったけど、ブドウがならないばかりか、花ひとつさえ咲かなかったんだ――
僕は……、どうしても財産を手に入れたいばかりに、かってきたワインを作ってきたワインだと言って、父さんを騙そうとした。
でも、やっぱり自分の心までは騙せなかったよ。父さん、兄さん、ごめんなさい……」
ジットーは三つ並べてあるうちの、自分の器を引っ込めた。
その言葉はここ一番ナーバスになっていたニコロの心を、大きく揺さぶるには充分過ぎるほどの言葉だった。
何事にでもすぐに熱くなるニコロだったが、また情にも厚かった。
「親父、ジットーは悪くねぇ。本当に育てられなかったのはこの俺だ。
俺なんか女房が木を引っこ抜いちまってよぉ……鼻っぱしから育てていねぇんだ」
ニコロも器を引っ込めた。そして器とワインボトルとを、思いっきり外に投げ捨てた。
「お前は戻せよ、ジットー。お前の二年間の努力を無駄にしちゃいけねぇ……」
器を引っ込めるという行為は、このワイン勝負に負ける――すなわち、財産の相続権を破棄することになる。
最後に残った器はフレデリックのものだけになった。
フレデリックは下を向いた。勝った――はずなのに、なぜかとても複雑な気持ちだった。
父親はその様子を見て、まるでフレデリックの心を見透かしたように言った。
「フレデリック、お前もまだ何か隠し事をしているな。
お前は昔からプライドが高い子じゃったが、確かウソを突くのは大の苦手だったはずじゃ。
ウソを突き通すのはプライドではない、自己の意地だ」
フレデリックは父親の顔を見た。
説教する父親の顔はいつもより穏やかであったが、弱々しくもあった。
病のせいでやせ細り、骨と皮だけになっていた。
――その時、フレデリックの中の何かが砕けた。
「俺は――……」
プロローグ
「なぁ、フレデリック。この後、どう結ぶんだ?」
ニコロはスーツのネクタイを縛るのに悪戦苦闘していた。
その様子をフレデリックは見ると、大きなため息をつき、変に絡まったネクタイを解いた。
「?キツネが木の周りを回り、穴に入って締めるいい加減覚えろよ。このトンマ!」
「長男の俺にトンマって――ウッ……」
フレデリックはわざとネクタイをきつめに縛り、ニコロを黙らせた。
「兄さん達、何しているの? もうユリの準備はできているよ」
フィリッポは、広大な土地の先祖代々受け継がれている墓に入れられた。
今日はフィリッポの命日だ。フィリッポは一年前の今日、静かに行きを引き取った。
立派な三人の息子達に見守られながら――
そして財産の全てを、三人の息子に託した。
元々といえば、ワイン勝負に勝ち負けなどなかった。
なぜなら、あの苗木はぶどうの苗木ではなかったからだ。ただのツタ科の植物で、実がなることもなければ、花も咲かない。
フィリッポはあえてこの植物をぶどうだと偽り、三人を試したのだ。
財産に目がくらむ者ではなく、心がきれいで、正直者に託したいと考えたからだ。
だからあの日、三人の手にワインのボトルが握られているのを見て、フィリッポはとてもがっかりした。
だが、ジットーを始めとし、次々に心の内と真実を語った息子達を見て、フィリッポは主他。
一人に絞ろうとした自分の判断が一番間違っていたのだ。三人は固い絆で結ばれていて、自然にお互いがお互いを支えあっている。
もし、ここに一人でも欠けていたならば、誰も真実を語らなかっただろう。
フィレでリックの苗木は育て始めて一年後にかれた。慌てたフレデリックは、ぶどうを買ってそれをワインにしたのだった。
三人は今、父親が残した土地にそれぞれ自製した小さなレンガの家に住み、支えあいながら暮らしている。
ニコロは町を揺るがすほどの大乱闘の大喧嘩の末妻と別れ、また一人身になった。
そして長男としての威厳のその気迫で、フレデリックのアドバイスを兼ねながら労働者たちをうまく纏め上げているようだ。
フレデリックはもちろんポロ選手としても活躍し、切れる頭で家の舵を取っている。
そしてジットーはというと……。一人の女性に恋したらしく、最近は抜け殻のようだ。
だが努力する気持ちは健在のようで、鍛冶屋と家の仕事を掛け持ちしている。
もちろん、アレハンドロとは仲直りしたのは言うまでもない。
三人はジットーが育てていたぶどうの木を今でも大切に育てている。
実をつけることもないし、花を咲かせることもない。だが、それでも三人が育てているのは、それぞれの心の中に、本当に大きな実を実らせているからなのではないだろうか。
読んでいただいた方。
貴重なお時間を割いていただき、真にありがとうございました。
これは私が16歳の時仕上げた作品で、とある小さな文集雑誌に載りました。
幼稚園生〜大学生まで幅広く無料配布される雑誌だったので、年齢を幅広くとらえようとしたら、かえって中途半端になってしまったような気がします。
お手数ではありますが、今後の参考にしていきたいと思いますので、評価等をお願いいたします。