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2019/06/17『しょっぱい』『都市』『白』

 白都、と呼ばれる場所があった。

 白都はその名の通り、真っ白な都市だった。

 建物も白。地面も白。それだけではなく、木も草も、花も白。何もかもが白い都市だった。白くないのは高い場所にある空だけ。

 それもそのはず。

 ここは、元々は塩湖だった場所なのだ。

 近隣に住む者たちは、深い深い、塩湖だったその場所から塩を切り出し、売って生計を立てていた。

 塩が少なくなった時、彫刻家たちが塩湖に行き、塩を都市の形に作り上げた。

 塩がなくなれば、近隣の人々は生計を立てられない。

 ならば、塩湖を都市の形にして観光地にし、近隣の人々が観光業で生計を立てられるようにと、そう考えたのだ。

 塩でできた白都は、今もそこにあり続け、沢山の人々が訪れる美しい観光地となっている。

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