表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
411/430

2021/12/31 『光』『喜びの陰』『世論調査』

今回のお題はTwitterで募集しました。


光……文野麗さん

喜びの陰……つこさん

世論調査……お題が足りなかったので家族に出してもらいました


本当にありがとうございます!

 テレビをつけると、ニュースが放送されていた。

 夕方の六時。どこもかしこも同じような内容の放送を繰り返す時間。選挙前だからか、どこの局も世論調査の結果を取り上げては「専門家」が御託を並べている。

 こうなっていることくらい、予想がついたはずなのに。

 ため息をひとつ。そして、テレビの電源を切った。

 スマホを取り出し、顔認証でロックを解除。軽く指を滑らせてタップしたのは、Twitterだった。リアルアカウントであることを確認してから、検索窓に応援している政党の名前を打ち込んで、公式アカウントを開く。そして、いくつかのツイートをリツイート。

 推している政党へのささやかな応援が、選挙前の日課だった。


 さっき見た、世論調査。

 現与党への不満がどんどん高まっている、と報じられていた。

 いろいろと理屈を並べていた「専門家」たち。

 現野党が提案したことの方が良かった、と口にしていた。


『――でもさ、政治って後出しジャンケンみたいだと思う。後出しならなんでもできる。後からだったらなんでも言える。でも、最善を目指して頑張っている人がいることを忘れちゃいけないと思うんだよね』

 Twitterで、思わず呟いてしまった不満。

 少しずつでも、最善を目指して走っている人がいる。光を私たちに向けるために、陰を担う人がいる。

『皆様の声を聞かせてください。その声が、私たちの頼りなんです』

 私が推す政党に所属する議員さんと会ったとき、その人がこう言っていたことを思い出す。

『皆様のお役に立つことこそが、私の喜びですから』

 その喜びの陰には、どんな苦難があるだろう。

 誹謗中傷、なかなか理解されない努力、世論の声、専門家の御託……。

 私の想像だけでは足りないほどのものがあるだろう。

 だから、私は少しでもその人たちの応援をしたい。声をあげて、投票をして、少しでも理想に、近付きたい。

 せっかく、選挙権があるんだから。

「光を、諦めたくないよね」

 そのための努力を、私も惜しみたくない。

2022/01/01 0:34

前書きを追加し、誤字を修正しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ