表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
359/430

2020/10/24『王国』『騎士』『戸惑い』

 車の走行音と波の音は、意外と似ている。

 そんなことを言っても戸惑いの表情を向けられるだけだとは知っている。けれど、言っておきたい。

 車の走行音と波の音は、意外と似ている。

 海沿いを歩けば、きっと分かるはずだ。聞いてみれば分かるはずだ。

 車の走行音と波の音が、いかに美しく混ざり合い、調和するのかが。


 人の頭の中には、必ずひとつの王国がある。

 そんなことを言っても鼻で笑われるだけだとは知っている。けれど、言っておきたい。

 人の頭の中には、必ずひとつの王国がある。

 自分を見つめなおせば、きっと分かるはずだ。よく目を凝らしてみれば分かるはずだ。

 自分を支配者とする王国(世界)が、脳内に確かに広がっていて、存在していることが。


 人の心の中には、一人の騎士が住んでいる。

 そんなことを言っても信じてもらえないことは知っている。けれど、言っておきたい。

 人の心の中には、一人の騎士が住んでいる。

 心の声に耳を澄ませば分かるはずだ。その時になってみれば分かるはずだ。

 誰かを守りたいという一心で、無意識のうちに自分を動かす、何かが潜んでいることが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ