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2018/05/27『畑』『路地裏』『学校』
田舎町の学校。
学校の鐘は地域の時計がわりになって、一日の始まりと終わりを告げた。
近所には畑が広がり、そこには沢山の作物が育つ。鶏や牛の鳴き声が聞こえてきそうだ。
住宅街が広がるところもある。
路地裏に入ると温かな人の輪があって、通ると近所のおばちゃんに「おかえりなさい、飴食べる?」などと言われたりもする。
そんなところにあるこの学校は、のどかで過ごしやすい学校だ。
山と海に囲まれて、子供たちは明るく元気で好奇心旺盛、発想力豊かな優しい子たちに育っていった。
そんな子供たちを、地域の人々は温かく見守って育てていった。
キンコンカンコン
さあ、一日の始まりの鐘が鳴る。




