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2020/08/03『科学』『強欲』『森』

「大きな施設があれば、研究が一気に進むようになるぞ」

 一人の科学者がそう言って、森を一つ消し、研究施設を作った。

 そこにはどんな設備でもそろっていて、知識を持つ人であれば、誰でも実験をすることができた。

 世界中の科学者が「夢のような場所だ、ぜひそこで研究をしたい」と集まってきたため、情報共有も進み、科学技術は一気に発展した。

 けれど、世の中には善人ばかりがいるわけではない。

 ある日突然、この研究所内で起こっていた科学の発展が、止まってしまった。

 全ての始まりは、強欲な科学者がこの研究所を訪れた事だった。

 この研究所で自分の求める情報をかき集めた科学者は、研究所にそろっている設備を使って、自らの研究分野を発展させた。

 しかし、その情報を誰にも公表しなかったのだ。自分だけが利益を独占するために。

 その結果、研究は停滞することになった。

 世界中の科学者たちから恨みを買った強欲な科学者は、いつの間にか研究所からすがたを消していた。

 強欲な科学者がいなくなった理由は、誰も知らない。

 富を持って逃げたのだとか、恨みを買ったから誰かに殺されたのだとか、様々なうわさが飛び交っている。

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