表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/430

2018/04/17『机』『未来』『魔術師』

机に置かれた水晶玉。

それは未来を映してくれるという。

しかし、未来を見せるのは選ばれた相手のみ。

全ての人には未来を見せてはくれない。


ある日、一人の少女が水晶玉を覗き込んだ。

興味本位でだ。

綺麗な水晶玉に未来が映るなんて本当かしら。

そんな好奇心に駆られてだ。


最初は少女の顔が写っていた。

しかし、急に水晶玉は全く違うものを映しだした。

お隣さんの鶏が髭だらけの男に盗まれる映像だ。

気味が悪いわ。

そう思った彼女は水晶玉から逃げ出した。


翌日、お隣さんの鶏が盗まれたと話を聞いた。

少女はもしかしたらと、髭だらけの男の家に行った。

お隣さんを連れて。

果たして、鶏は見つかった。

水晶玉が教えてくれたと言うと、皆驚いた。

そして、彼女に未来を訊くようになった。

彼女は未来を見続けた。


彼女はいつしか、魔術師と呼ばれるようになった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ