表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
162/430

2020/04/10『勇者』『温かい』『嫉妬』

 ――僕が作家になりたいと願ったのは、九年前のこと。

 それ以来、ずっと執筆活動を続けてきた。

 心温まる小説を。誰かの心に届く物語を。

 ずっとそう願って、書いてきた。


 そのうち、読者を求めて小説投稿サイトを使い始めた。

 宣伝のための、Twitterも始めた。


 けれど、夢が叶わないことは、薄々勘付いていた。


 例えば、試しに応募してみた小説賞。

 一度たりとも、受賞したことがない。

 一次選考にすら、残らない。


 例えば、仲良くなった作者さんの小説。

 物語に心動かされ、自分にはそんな話が書けないと気付いて、八つ当たりのように嫉妬していた。


 理想は、現実にはならない。

 どこかで、気付いていた。

 けれど、僕は諦めきれないまま、ここにいる。


 未練を残して辞めるくらいなら、やれるところまでやってみよう。足掻いてみよう。

 理想を現実に変えようと挑む、勇者になってみようじゃないか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ