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ある雪の日、寒空の下で

作者: 櫻井 柚子

冬の季節を知らせる白い雪がちらつき始めた。

降り始めは辺りの空気がキンと冷えていて、急に降り始めたものだから何の防寒もしておらず、思わず身震いをした。


「やっぱりもう冬なんだね。」


そういって彼女も寒いと笑った。


本当にね。と僕も上着のポケットに手を突っ込みながら笑った。


「ねぇ、手、繋ごうよ。」


少しはにかみながら差し出してきた彼女の右手を左手で握った。


「あったかいね。」


そう言ってまた笑う彼女。


空気は冷たくて、息も白いのに。

ポケットに突っこんだままの右手より、繋いだ手のほうがずっとずっと暖かかった。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 幸せな一幕を切り取ったような印象。 ほっこり出来ました(*^^*) [気になる点] 個人的に気になった点。 「冬の季節を知らせる」←冬自体が季節なので、違和感があります。 「白い雪」←少し…
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