表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/19

■ プロローグ

その声を聴いた瞬間から私は愛してしまったのだ。


無条件にただ愛してしまったのだ。


彼は天から授けられた最期の私への贈り物だと直感した。


人生も折り返し地点に差し掛かろうとしている女にしては


いささか陳腐だと自分でも思うが、私はこの直感を素直に受け止めた。


これから先、どのような運命が待ち受けていようとも彼の全てを受け入れよう。


彼を信じ、愛し続けようとすでに心が決めていた。


同時に私は彼がいつかこの手から飛び立つことを予感していた。


彼の背中には薄羽の翼が生えている。出会いの瞬間から私にははっきりと見えのだ。


だから「愛」などという言葉で彼を縛ってはいけない。


いつの日か彼が羽ばたく時が来たら惜しみなく、この手から空に放そう。


彼が飛ぶべき空に見送ろうと、私は自分に誓った・・・・





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ