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アンダーグラウンド▽レクイエム  作者: 蝙蝠ねこ


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8/8

7話 まさかの遭遇


日曜に映画とか、なんかちょっと贅沢な気分。

どれもつまんなさそうだね。一番面白そうなの選ぶか。


明らか洋画のアクション映画に決めた。

洋画とか全く興味ないし知識もないけど、一番マシそうだったからさ。

「あれ、葵だ!葵もこれ見るの?」

知り合いいたらいいなと思ったけど、よりにもよってこいつかよ。先輩に会いたくて来たんだけど。

「あんた、私の名前言えたんだ」

「あ、うん。この間はごめんね」

「別に」

「私この映画大好きなんだ。葵も好きなの?」

「いや別に」

「え、じゃあなんで見るの?」

「暇つぶし」

「よくいる子は一緒じゃないの?」

「そのよくいる子がいないから来てるんだよ」

「ふーん、なんかよくわかんないけど大変なんだね」

こいつと話してると、小学生と話してるみたいで頭痛くなる。子供嫌いなんだよ。

「じゃ席行くから」

「またね!」

映画終わる前に抜け出そ。




普通に面白かったわ。さて、抜け出す隙をなくした。透明になるか。

透明化(インビジブル)

これならあいつに気づかれずに抜け出せる。

さて、適当な客の後ろについてシアター出るか。

こういうところは便利なんだけどね。悪いことに使おうとも思ったけど、透明化使って万引きしようとして、捕まった人いるらしくてやめた。

「プライベートで魔法使うのは、感心しないね。ネルちゃん。」

あ。やべ。この呼び方は……

「あ、あはは、ズルタナイト先輩じゃないですか。えへへ……見逃してください。」

「魔法の日常的使用は禁止!っていつも言ってるでしょ?」

「犯罪には触れてませんもん!」

「ダメなものはダメなの。そもそもキミ今魔法の使用控えないとダメでしょ!」

「すみません…」

バレて叱られちゃった。ズルタナイト先輩、魔力探知上手すぎるよ。

「チケットちゃんと持ってるし、悪用ではなさそうだけど、次やったら班長にも怒ってもらうからね!」

「さーせん……」

てへ。今度はもっと上手くやろっと。

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