6話 まるでマリア、時々アクマ
週末なのにすることないな。
詩織は今日、昼から部活って言ってたし、遊び相手いないな。
ショッピングは…お金ないし、ゲーセン…も無理。金欠が私を阻むんだ。
よし、適当なカフェに行こう!歩いたらダイエットになるし、電車は封印。
パンケーキ美味しい。困ったらこれ食べとけ、ってところあるよね。
「あれ、スピネルちゃんじゃん。」
「サファイアさん!お久しぶりです!」
救護班のマリア様だ…!管轄が別でなかなか会えないけど、私たちのことを気にかけてくれる優しい人。
「ここ座ってもいい?空席見つからなくてさ。」
「全然大丈夫ですよ!」
「最近どう?バッド入ったりしてない?」
「メンタルは安定してますよ。ただ、学校が本当に面倒くさいです。」
「あはは、留年しなかったんだからいいじゃない。進級おめでとう。」
「ありがとうございます…じゃなくて!」
「留年したらトパーズちゃんと離れ離れになっちゃうよ〜?」
「それはいやですけど…」
「じゃ、お勉強頑張るんだね。」
うう、弄ばれてる。鬼。悪魔。でも、本当に優しい人なんだよな。魔法少女はどうせ死ぬから救護するなって言われてるのに、こっそり手当てとかしてくれてる。サファイアさんも大変だろうに。
「いつも街を守ってくれてありがとうね。無理は絶対ダメだからね。」
「こちらこそ、いつも助けていただいてありがとうございます!気をつけます!」
「それじゃあ、お先に失礼しますね」
「気をつけてね〜、お話付き合ってくれてありがとね。」
明日、どうしよう。
また映画、見に行こうかな。先輩いるかもだし。
あの映画はもういいけど。




