5話 繋がり
「少し、暗くなってきたね。これくらいでお開きにしようか。」
「はい!今日はありがとうございました!」
「その服、また会うときに着てきてほしいな。」
「恐れ多くて先輩の前でしか着れませんよ〜!」
「…ふふ」
「本当に今日はありがとうございました!まさか服買ってもらっちゃうなんて。一生の宝物にします!」
「ありがとう。寒くなる前に早く帰るんだよ。」
「先輩も気をつけてくださいね!」
さすがにあのウィンドウの服は恐ろしかったから、なるべく安くて私に似合う服、先輩に選んでもらっちゃった。連絡先まで交換して、次会う約束までしちゃった!私明日死ぬのかな。
とりあえず詩織に自慢しよう。あいつも先輩好きだったらしいし。
[マラカイト先輩と会って、一緒に買い物しちゃった!どうだ羨ましいか。]
[は!?いいなぁ、うちも誘ってよ〜]
[だめでーす]
次の約束の日まで、絶対死なないように頑張らないと!
先輩からチャットきてる!
[家には無事帰れた?]
[はい!今日はありがとうございました!]
[お礼はいいよ。私も楽しかったし。]
[いい服まで買ってもらっちゃって、申し訳ないです]
[いいのいいの。かわいかったし。]
[先輩、照れちゃいます…]
[やっぱりかわいいね。できればスピネルちゃんとずっといたかったんだけどな。]
[私も先輩と一緒にいれるならいたいですよ!]
[ありがとう。でもあまり軽率に言わない方がいいよ。たとえ親しい人でもね。]
……?
そこから話は自然と終わった。
既読スルーになっていないといいんだけど。




