キャラが生えるよ
自分はキャラクターを作るのが好きなので、以前は好きな属性を盛り込んだキャラを何人か作り、彼らを使った話を……という感じで作品を書こうとすることもありました。
無口ツンデレクール主人公に、普段は飄々としているけど開眼すると強い糸目、熱血でいい奴だけど当て馬ポジションの男、男装の美少女……などなどですね。
しかし、そのやり方だと話がまとまらず、結果、頭に浮かんだストーリーが形にならないまま終わることが殆どでした。
キャラクターだけを最初に作ると、それぞれに見せ場を作りたい→本筋に関係ないエピソードが増える→ログラインがぼやける、という感じになりやすいのかもしれません。
また、それぞれのキャラの見せ場を上手く繋げられる技量がないというのもあります。
現在は、ログラインとプロットを先に考える方式にしたので、先に書いたような混乱が起きにくくなっている気がします。
キャラクターも、最初は必要最低限のものだけ作るようにしました。
メインジャンルが異世界ファンタジーということもあって、主人公、ヒロイン、ラスボスは必須です。
プロットで作品全体の構成を考えて、仲間などのサブキャラを足していきますが、実際に本文を書き始めてから、更に「ここに、こういうキャラ欲しいな」「誰もいないのは困るな」という状況が起きます。
割と多いのは、モブのつもりが登場回数が増えた為にネームドキャラに昇格というものですね。名無しのモブのままだと使い勝手が悪くなるので、いっそ名前と軽いキャラ付けをしてしまおうという感じです。
また、自分の作品はロードムービーっぽい話が多いので、ラスボスまでの道中に出てくる中ボスクラスの敵などは、即興で生やすことも多いです。
いずれも、プロット段階で結末まで決めてある為、そこに合わせる形になるので、話が破綻しない範囲でキャラを作る、コントロールすることができます。
「俺は書きながら組み立てるぜ!」というパンツァー型の方から見れば「堅苦しい」書き方かもしれませんが、やはり自分には「器」から作る方式が合っているようです。
「器」を作る為に書き出しがワンテンポ遅れるデメリットもありますけどね。




