異世界ジャガイモシャワー
小説投稿サイトを利用し始めて、異世界ファンタジーものを書いていた私は、あらゆる「警察」が存在するのに気付きました。
代表的なのは、皆さん御存知であろう「ジャガイモ警察」ですね。
「ヨーロッパにジャガイモが来たのは大航海時代以降であり、中世ヨーロッパには存在しなかった! よって、異世界ファンタジーものにジャガイモが登場しているのは間違いである! はい論破!」というやつです。
その他にも「異世界が舞台なのにハンバーグがあるのかよ」「紅茶を飲む習慣が広まったのは17世紀以後だから、異世界ファンタジーの貴族が紅茶飲んでお茶会してるのはおかしい」とか色々ありますね。
異世界ファンタジーで「高飛車→異世界に将棋あるのかよ?」だの「新米→米が主食か?」だの「仏頂面→異世界に仏教あるのかよ」だの「尻餅→異世界に餅あるのかよギャハハ」だのキリがないです。
当初は自分も「そんなにツッコミがあるのか恐ろしい……」とガクブルしていました。
しかし、ある時気付いたのです。
「自分が書いているのは『異世界』であって『中世ヨーロッパ』ではないが?」ということに。
物語の舞台になっているのは、少なくともリアルの中世ヨーロッパではなく、何となく似てるけど異なる世界です。もちろん、地理的条件や歴史も異なるでしょう。
更に魔法などというものが存在する世界であれば、文明の発展度も違う筈です。
それなのに、わざわざリアルの歴史と照らし合わせるのはナンセンスではないか? と思った次第です。
また、リアルの世界にあるものが異世界には存在しない、とも限りませんよね。
お茶やジャガイモだって、似たものが存在していて、それを読み手に分かりやすく翻訳している体で書いてあるのかもしれません(自分は、そういうスタンスです)。
ハンバーグも「ひき肉を捏ねて平べったく成型して焼いた料理」とか言うより分かりやすいでしょう。
高飛車や新米といった熟語に関しても、読み手に分かりやすいよう翻訳していると解釈しています。逆に、「貴様のようなズモモグメメ(現地語で新米の意)は」とか一々書かれても、読む方だって面倒だと思います。
自分は、ペルシャ絨毯とかサンドイッチとか、実在の地名や人名が由来の名詞は可能な限り避けるようにしていますが、もしかして異世界にもサンドイッチを発明するサンドイッチさんがいるかもしれませんよね。
あと、「中世ヨーロッパでは入浴など滅多にしなかった」と言われますが、魔法が存在する世界であれば、水や湯を生成するマジックアイテムで水回りの問題を解決しているかもしれません。そういう下地があれば、毎日シャワー浴びたり風呂に入るのも問題ないのではないかと。
(なおリアル中世では、水浴び自体が健康に良くないという考え方から入浴を滅多にしないということになった面もあるようです)
最近は、あまり気にし過ぎもよくないかなと思っています。




