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95.最強とは資金力も凄い事だ!

『4億だと・・・?』


『この前30億ぐらいあるって言って無かった?』


『共和国で臨時収入があって今は60億ぐらいだが・・・』


『臨時収入で30億増えるって何したのよ!?まさかアンタ・・・』


『悪魔倒してやったんだからお礼を貰うべきだろ?金庫に一杯あったから貰ったんだ』


『いつ盗ったのよ?そういえばアンタの居た牢屋の鉄格子が一部歪んでたわね・・・』


『これはお前の仕業だったのか?共和国の金庫を襲撃した仮面の男に懸賞金50億掛けられてるぞ?』


ドワーフは俺達に手配書を見せる、そこには鬼の面を被った俺が描かれていた。


『物騒な国だなぁ、用事済ませて早くトンズラしようぜ?』


『黙っててあげるから10億ぐらい寄越しなさいよ!』


『ふざけんな!(他人の)血と汗と涙を流してまで手に入れたものをやる訳ねぇだろ!自分で稼げよ!』


『汚れた金だろ!少しぐらい良いじゃん!』


『お前達は俺の前でヤバい会話はやめてくれんか?口封じに消されるのではないかと不安になる』


『安心しろ、人殺しはした事無いから・・・多分』


『そこは自信持って言わないと駄目でしょ?逆に不安になるわ』


『殺す気が無いならそれで良いが、武器の方はどうするんだ?』


『しょうがない、頼む事にするよ』


『私も頼むわ!ラッキー支払いよろしく!』


フーコは外へ逃げるように駆け出すが俺からすれば遅すぎるので簡単に捕まえる。


『ぐぞっ!逃げられると思ったのに!』


『冒険者ギルドで仕事探すぞ、俺も稼がないと豪邸の夢が遠のくしな』


『私の手持ち1500ライクだけど大丈夫?』


コイツは今までどうやって生きてきたのか分からないぐらい金を持っていなかった。


『そんな目で見るなよぉ!感染で倒した魔物を売った金で何とかやってきたのよぉ』


『なるほど、感染が無くなったお前は何も倒せなくなったと』


『ゴブリン倒したろぉ、一緒に依頼行くから報酬は折半ね?』


俺はフーコの地獄の特訓をさせる作戦を思い付きニヤリと笑う。


『歩合にしよう、お前が活躍したら8・2でも良いぞ?』


『マジか!?じゃあ歩合で良いわ!ラッキーの出番は無いかもね!おっちゃん代わりの武器頂戴!』


コイツは貸してじゃなく頂戴とか言ってやがる、フーコ・・・恐ろしい子!


『この魔剣をやる、酔った勢いで作った綺麗な剣筋でないと斬れない魔剣で名は正剣と言う』


魔剣正剣ってややこしいがフーコにピッタリの魔剣だ。


『えー短剣二刀流がしたいから短剣無いの?』


『じゃあコイツはどうだ?魔力を打ち消す短剣と麻痺させる短剣だ』


『何か格好良さそう!それで良いわ!』


俺はドワーフから麻痺の短剣を取り、試しにフーコの腕を少し斬って見ると地面に倒れてピクピクしていた。


『あががっ体が』


『これ楽しいな!ユーリ達も斬ったらピクピクすんのかな』


フーコに回復魔法をかけて治してやると短剣を奪い斬りつけてきたが俺の体には傷一つ付かない。


『クソッ!ピクピクさせたいのに!このっ!童貞!モブ顔!』


『言葉の暴力はやめろ!体は丈夫でも心はガラスなんだぞ!』


『ラッキーは強い癖に豆腐メンタルかよ!精神力なら私が上よ!ブサイク!マヌケ!』


『でもお前が相手だとそこまで効かないな、じゃあ武器も持ったしギルドに行くぞ!』


『弱点見つけたと思ったのに、美女相手だと興奮してしまうようね』


『しっかり稼いで来いよ!武器の事は任せておけ』


俺達は街に戻り先に飯を食う事にした。


『飯屋が無い代わりに酒場だらけなんだが?』


『日本でも居酒屋でご飯食べられるし酒場で良いんじゃない?』


『そうなの?入った事無いから』


『まぁ、子供にはハードル高いわよね』


酒場に入るとドワーフ達がどんちゃん騒ぎで飲んでいた。


『うるさいんだけど、賑やかな食事も好きだけど限度があるよね?』


『確かに・・・お店変える?』


俺達が店を変えようと店を出ようとすると俺を目掛け斧が飛んできた、俺が避けると斧は壁に刺さる。


『危ねぇだろ!喧嘩売ってんのか!?』


実際は当たっても問題無かったが怒っておく。すると酔っ払ったドワーフが俺達に近付いて来る。


『あぁ!?飯も食わずに出て行こうとしてた奴が偉そうにしてんじゃねぇ!クソガキ!』


俺は笑顔でそのドワーフに近付いて頭に手を置くと力を込めて体を床下まで押し込んだ。


『1頭身ドワーフ誕生!ぶははっ!』


『何しやがるクソガキ!早く助けろ!』


床に頭を生やしたドワーフはまだ躾が足らないらしい。


『こんな所に頭出してると蹴飛ばされちゃうぞ?』


回復魔法を込めたビンタでドワーフの酔いを醒させる。


『うおっ!?何で地面に埋まってんだ!?そこのお前助けろ!』


『人様に斧投げておいて偉そうだなオッサン?謝罪と慰謝料を寄越すのが筋だろ?』


『酔っ払ってたんだ!俺は悪くねぇ!助けてくれよ!』


『じゃあ酒を今後飲まないなら許してやるよ、その代わりに酒を飲んだら死ぬ呪いを掛ける』


その言葉に酒場のドワーフ達が青褪める。


『酒が飲めなきゃ生きていけねぇよ!謝るし金も払うから助けてくれぇ!』


俺はドワーフの頭を掴み引っ張り出すとドワーフは土下座し財布を寄越す、俺は財布の中身を全て抜いて財布だけ返してフーコに声を掛けて店を変える為外に向かう。


『ドワーフ共、喧嘩売る相手は慎重に選べよ?俺じゃ無ければ殺されてるかもな』


外に出てフーコと次の店を探そうと歩き始めた。


『フーコよ、臨時収入が入ったぞ、奢ってやるから高そうな店に行こうぜ!』


『ひゃっほう!流石はラッキーさんだぜ!』


そうして俺達は高そうな酒場に入って行くのだった。


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