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89.最強とは寝込みを襲われても動じない事だ!

宿屋で寝ていた俺はふと部屋に人の気配を感じて目を開けると目の前に知らない女性が俺の顔を覗き込んでいた。


『あのぅ、ここって俺の部屋ですよね?お姉さんはどうしてここに居るのでしょう?』


女性をよく見ると下着の上にローブを羽織っているだけだった。


『お散歩してたら凄い魔力を感じてね、会いに来たのよ』


『知り合いみたいに言ってますけど初対面ですよね?

お姉さんみたいな美人さんを忘れるわけないので』


『あら、嬉しい事言ってくれるわね!夜這いに来た事にしようかしら?』


『ここではナイフと注射器みたいなの持って夜這いするんですか?』


俺が指摘するとお姉さんの持っていた物が消える。


『何のことかしら?私は何も持っていないわよ?』


『じゃあ夜這いしなくて良いので出て行って貰えます?もう少し寝たいので』


俺は寝る体勢に入るとお姉さんは俺の身体を揺すり寝かせないようにしてくる。


『名前すら知らない人が部屋に居るのに何で寝るのぉ?少しお話ししようよぉ』


『鬱陶しいな・・・じゃあお姉さんの名前はなんて言うんですか?』


『私は特級冒険者で冷血の魔女サーヤよ、よろしくね!』


『冷ケツの痴女ですか・・・下着みたいな格好ですしお尻が冷えてるなら毛糸のパンツとかにした方が良いですよ?それではおやすみなさい』


『面白い子ね、転移で広い場所に連れて行って戦うのも悪く無いわね、ミウちゃんはどう思う?』


するとサーヤの背後にはミウが剣を抜ける体勢で立っていた。


『これは警告よサーヤ、今すぐ出て行きなさい、貴方でもこの子に勝てないわよ』


『貴方でも?ミウちゃんは勝てない相手でも戦いを挑む子だと思っていたのにねぇ、そんなに凄いの?この子?』


『巨人族を一瞬で倒したのよ?私では遊び相手にもならない』


『巨人族をねぇ、あの種族って戦闘だけは凄かったからねぇ、今なら苦戦はするだろうけど倒せるかもね』


『あのさ、ここ俺の部屋だからお話しするなら移動してから好きなだけ語り合いなよ、それとも外に放り出さないと駄目なの?』


『怒られたじゃないか!行くぞサーヤ!酒ぐらいなら奢ってやるから』


『本当?奢ってくれるなら行くわ、じゃあおやすみ少年』


ミウさんと腕を組み出て行くサーヤを見送ると俺は部屋に魔力の壁を作り朝まで眠ることにした。

ミウ達が階段を下りるとフーコがテーブルで酒を飲んでいた。


『あーっ!ミウさんが綺麗な人連れて来たー!こっちで飲むぞ姉ちゃん!わははははっ!』


『あらあら、可愛いわね、ミウちゃんのお友達?』


『フーコちゃん、寝ている人もいるから静かにね』


『まだ日が落ちたばかりだぞ!寝てる奴なんてラッキーだけだよ!綺麗な姉ちゃん胸デケェな!?揉ませろ!』


フーコはサーヤに飛びつき胸を揉み始めた。


『賑やかな子ね、揉むなら優しくお願いね、ミウちゃんも席に着きなさいな』


『もういい!色っぽい声が聞けると思ったのにつまらない!』


『フーコちゃんも席に着いて3人で飲みましょ?』


『師匠だって酒場で暴れたの有名ですよ〜?ヒィッ!?怖い目で見ないでぇ〜』


フーコはミウに睨まれ席に着く。


『師匠?ミウちゃんが剣を教えてるの?』


『師匠じゃ無いわよ、フーコちゃんが剣が子供の遊びより酷くて教えているのよ』


『え!?私ってそこ等のガキ共より駄目なの!?うわぁぁん!姉ちゃんは脚もスベスベ〜』


フーコは座っているサーヤの脚に泣きつき頬擦りするとスベスベの肌に感動していた。


『くすぐったいわフーコちゃん』


『ミウさんも触ってみなよ、スベスベよ〜』


『女の子がはしたないわよ、ガストさんすみません、お酒と料理はおすすめで』


『気にすんな、ほらよ、先にツマミと酒だ、料理作ってくるから待っててくれ』


ガストは酒とツマミを机に置き厨房へ戻る。サーヤは机に出されたツマミを一口食べる。


『あら?この料理美味しいわ、このお酒に合う様に味付けしてるのね』


『ガストさんの料理の腕は本物だからね、私がこの宿に入り浸ってる理由がこの料理だしね』


ミウも料理を口に運び舌鼓を打つ


『あーっ!2人で始めないでよ!私も食べるー!』


『主は居るかー!おっ?フーコ達は酒盛りするのか?妾も混ぜろ!ユーリも飲んでも良いのではないか?フーコも飲んでるみたいだしな』


『わははっ!ユーリちゃんも飲むぞー!』


フレイア達が宿に入ると用事を忘れたのかフレイアは酒を飲み始めユーリもフーコに捕まり酒を飲む。


『わぁ、お酒ってこんなに美味しかったのね!』


『そこら辺で売っている酒に手を加えた物だな、飲みやすくよく出来ているな』


ミウはサーヤの声が聞こえなくなったのでサーヤを見てみると身体を震わせ怯えていた。


『どうしたのサーヤ?顔が青いわよ?』


サーヤはミウの腕を掴み引っ張ると顔を近づけ耳元で話す。


『どういう事!?何で竜王クラスの竜がここで飲み始めるのよ』


『ん?フレイアさん達はラッキー君の仲間よ?』


『何だ?ミウ達も飲め飲め!主から小遣いを貰ったから飲み明かすぞー!』


そして賑やかな宴会が始まったのであった・・・うるさくて眠れない男を除いて・・・

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