88.最強とは仲間の戦力も凄い事だ!
魅了の悪魔を倒し、俺の泊まっている宿に集合した。
『ねぇねぇ?私の魔剣って振り回すには重いから短剣ぐらいの長さに出来ない?』
『魔剣って削ったりしたら効果とかどうなんの?何でも斬れるって効果無くなったらフーコの唯一の強みが無くなるぞ?』
『不死って言う最大の強みがあるだろうが!』
『お前の不死って強みって言うかネタなんだよなぁ』
『表出ろぉ!フーコ様の実力見せてやる!』
『フーコさん落ち着いて下さい、この都市の南の方にドワーフの地下都市があるみたいなのでそこに寄りますから』
俺の胸倉を掴んだフーコをクリスが宥める。俺は表に出ても一向に構わなかったのだが話を進めたかったらしい。
『でもよクリス、魔剣振り回せるようになったフーコの方が悪魔より危険だぞ?』
『そうなのか?フーコよ、妾にその魔剣を貸してくれ』
『こ、壊さないでね?』
フーコから魔剣を受け取るとフレイアは魔剣の刃を指に当てる、するとフレイアの指が切れて血が流れる。
『妾の皮膚を切るとは凄いな、確かにコレを振り回すのは危険だな』
『でも戦力にはなるでしょ?フーコさんに技術を教えれば良いだけだし』
『そうだぞ!ユーリちゃんの言う通り私に技術があれば問題無いのよ!』
『はぁ、それで誰から技術を学ぶんだ?俺は教えられないぞ?』
『私も体術しか教えられないし・・・あっ!ミウさんって剣聖の弟子って言ってたから教えて貰えるかも!』
『私が剣聖の名を継ぐかもしれなくなるわけね!うごぉっ!?』
『お行儀悪いわよ、フーコちゃん?』
机の上に立ち魔剣を掲げて調子に乗るフーコは宿屋の奥様にフライパンで殴られていた。
『ただいまぁ!賑やかだねぇ!許可貰えたよー!』
フーコが説教されているとミウさんが帰ってきた、許可を貰えたのなら同行するのは確定だな。
『じゃあフーコの剣術指南役はミウさんで決まったので次の目的地を決めます、俺はドワーフの地下都市とやらを見てみたい』
『妾も行きたい!ドワーフの酒が飲みたいぞ!』
『私も新しい武器にしたいから見に行きたいわ』
『暑苦しい所は嫌いですがご主人様が行きたいのであれば行きますよ』
『では、次の目的地はドワーフ地下都市に決定!異論は認めん!では明日出発するので各々準備するように解散!』
クリスとオーロラは買い出しに出て行き、ユーリとフレイアは観光、フーコとミウさんは木剣を持って訓練するみたいだった、俺?俺は部屋で寝に行く。
『ふわぁぁ、不死の悪魔って倒し方あんのかねぇ、フーコのせいで倒せる気がしない・・・最悪海に沈めればいいかぁ』
俺はそのまま眠りにつく、その頃ユーリとフレイアはホテルで食事をしていた。
『ねぇフレイア?お酒って飲んだ事無いんだけど美味しいの?』
『皆で飲むと楽しいし地域によって味が違ったりして自分の好きな酒を見つけるのも面白いぞ』
『ふぅん、じゃあドワーフのお酒飲んでみようかしら』
『ドワーフの酒は酒精が強いから気を付けろよ?あとドワーフ共は飲ませたがる種族だから要注意だ』
フレイアはらしくなくユーリに注意を呼びかける。
『ドワーフと何かあったの?えらく真剣におしえてくれるじゃない?』
『昔ドワーフに飲まされてな、酔って近隣村を焼いたらしく父上に怒られたのだ』
『竜って村焼いたら怒られるんだ?災害みたいなモノだと思ってたわ』
『知能の低い竜達はそうだが妾達は敬意を払えば基本的には襲ったりしないぞ、それにしてもここの料理は普通だな』
『ラッキーと旅してから美味しい料理しか食べてなかったから舌が肥えたのかしら?』
『主の泊まっている宿の料理は美味かったぞ?主が美味い料理を引き寄せているのかもしれん』
『名前がラッキーって言うぐらいだし運は良いのかもね』
ユーリとフレイアは会話を楽しみながら食事をする。
クリスとオーロラは食料の買い出しをしていた。
『いつも食材を大量に買うけど何でかしら?』
『フレイアさんが怒るのとラッキーさんから貰った収納袋は長く入れてても食材が腐らないんですよ』
『それってかなり貴重な物ではないですか?収納袋にそんな機能は付いてないはずですが』
『古いお肉を出した筈が剥ぎたてのお肉と変わらないから腐りやすい物を入れて実験したら発覚したんです、容量も大きいし商人が喉から手が出る程欲しがると思いますね』
『その事は話さない方が良いですね、商人を敵に回すと面倒ですから』
『分かってますよ、僕はまだ自分の身を守れる程強く無いですからね、次は本屋に寄っても良いですか?』
『良いですけどクリスはそんなにお金を持っているのですか?』
オーロラはクリスが依頼等受けていないのにお金を持っている事に疑問を抱き質問する。
『ラッキーさんから好きに使えと貰ったんです、何でもハンスさんと言う方から毎月貰えるそうですよ?』
ラッキーはハンスの財布に空間を繋げて中身を抜いて費用に回している事など誰も知らないハンスでさえも・・・
その頃王国では・・・
『はいよ!串焼き300ライクだよ!』
『あれ!?金が無くなってる!?ロメオ〜貸してくれ』
『またですか?すぐに使い過ぎですよ、給料日は昨日でしょ』
『最近給料日になると財布から金が無くなるんだよ、王国に凄腕のスリでもいるんじゃないか?俺からスルなんて許せねぇ』
『ハンスさんの財布からお金だけスレる人間なんて・・・まぁ捕まえるのは無理だと思いますねぇ』
『ちくしょ〜見つけたら容赦しないからなぁ〜』
『お金返す時はお財布に入れないで返しに来て下さいね』
『何で???』
ロメオは犯人に気付いたがハンスがいつ気付くのかは誰も知らない・・・
ロメオ『それで幾ら盗られたんですか?』
ハンス『給料全部だから50万ぐらいだな』
ロメオ『ご愁傷様です・・・』




