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78.最強とはダンジョンを楽しむ事だ!

俺とフーコは仲間と合流する為にホテルの受付で呼んで貰う事にした。


『だーかーらー!ユーリ達は仲間だから呼んでくれって言ってんの!』


苛つきながら受付を恫喝するが受付の女性は笑顔で対応する。


『申し訳ありませんがお客様の安全の為御通しする事は出来ませんのでお引き取りを』


受付さんが言い終えると背後にスーツみたいな服を着た屈強な男達が俺達を囲む。


『ねぇラッキー?ここは一旦引きましょう?連行される時に触られるから危ないわよ?』


『ちっ!こんな宿屋はいつか吹き飛ばしてやる』


俺は力を込め床にヒビを入れながら歩いて出て行く。

それを見ていた屈強な男達は唖然としていた。


『お、おい、この床はオリハルコン製だよな?』


男の1人が思い切り床を踏み付けるがヒビすら入らなかった。


『あ、足が・・・あの化物が暴れてたら俺達が外に放り出すの?無理なんだけど・・・』


俺の後を歩いていたフーコは出口の手前で受付さん達にお辞儀して出て行くのであった。


『クソが!ホテルぶっ壊してアイツ等引き摺り出してやる!』


俺は両手を掲げて魔力を込める。


『ちょっと!?何やってるの!?やめなさい!』


『じゃあアイツ等に雷を落とす魔法にする』


『しょうがないからダンジョンには2人で行きましょう!クリス君に触らないから連携もとれないでしょ?』


『確かに・・・じゃあ2人で行くか!』


俺達は役立たず達を置いてダンジョンに向かう事にした。


『それでダンジョン区?ってのは何処にあるんだ?』


『この都市は円形になっていて北が迷宮区、東が商業区、西が居住区、南が貴族区、中央に行政区があるのよ、それで私達は今東の商業区に居るから目的地はすぐよ』


『しっかし外壁って近くで見ると凄く高いなぁ、巨人が壁壊したりしない?』


『この世界だと巨人族とか居そうだから辞めておきなさい色々と危ないわ』


空を見てみると結界も張っている様だった、要塞みたいな都市だなとしばらく歩くと門が見える。


『区画を移動するのに検問があるの!?』


『大きな都市だし色々と問題があるのよ、違法な薬とか色々とね』


『なるほどね、裏の権力者とか居そうでワクワクするな!』


『私は到着初日に3回誘拐されそうになったわ、関わらないのが正解よ』


『次の人、所持品検査するので収納袋等をお出し下さい』


俺は収納袋を渡すと犬の獣人が俺達の匂いを嗅いでくる。


『問題無しだな!お前達はダンジョン攻略か?』


『そうであります!犬のおまわりさん!』


『ぶふっ!やめなさいよ』


『おまわりさんって何だ?笑ってるって事は馬鹿にしてるのか?』


『少しだけ馬鹿にしてるであります!』


『少し馬鹿にしてんのかよ!正直に言っちゃ駄目だろ!』


犬の人で遊んでいると収納袋を持った獣人が戻って来て収納袋を渡された。


『荷物も問題無しだ、行っていいぞ』


俺は収納袋の中を確認してから検問を通過する。


『わざわざ目の前で確認する?嫌そうな顔してたわよ?』


『目の前で確認しないと無くなってた時にお前が無くしたんだろとか言って逃げられるだろ?』


『なるほど、年下の癖に勉強になるわ』


『フーコもこっちの世界が安全だと思うなよ、人通りの少ない裏路地とか高確率で犯罪が起こってる世界だからな?』


『裏路地は痛い目にあったから行かないわよ』


裏路地で誘拐されそうになったんだな


『それでダンジョンって何処にあるの?』


『G〜S難易度のダンジョンがあるけどどうする?』


『じゃあ最難関で』


『じゃあS級ダンジョンね、確かこっちの方よ』


『嫌がるかと思ったのに良いの?』


『私死なないし大丈夫だけど?』


フーコが不死なのを忘れてた、到着した場所には地下へ降りる階段と通行人が落下しない様に簡単に壁で囲ってS級と書かれた看板が立っていた。


『もっとちゃんとしたの想像してたんだけど?』


『冒険者だけが潜るならギルドが管理してちゃんとした場所になるんだろうけど区長が誰にでも解放したから犯罪者とかが逃げ込んだりでちゃんと造るの辞めたのよ』


『魔物だけじゃ無く犯罪者も相手すんの?賞金とか掛かってるの?』


『ギルドにリストがあるわよ、見に行く?』


『いや、まずはフーコのスキル消してからにしようぜ』


俺達は階段を降りて辺りを見回す。


『なんか洞窟みたいだな、前回はレンガ造りだったから雰囲気が違うな』


『ダンジョンは色んな種類があるみたいだから面白いってギルドのお姉さんが言ってたわよ』


『そんな事よりも魔物の気配が無いんだけど?』


『私達が降りたと同時に気配が消えたわよ?』


『えぇっ!?どんな魔物がいるか見たかったのに!どんどん進むぞ!』


俺達はどんどんと進んで行くが魔物に出会う事は無かった。


『何故だぁぁぁっ!?餌がいるのに何故襲って来ない!?』


『私達が危険だと思われてるんじゃない?』


『嘘だぁぁぁっ!こんな楽しく無いダンジョンが最難関とか駄目だろ・・・』


『そろそろ5階のボス部屋がある筈だから』


『どうせボス部屋も逃げるんだろ!いい加減にしろ!』


『アンタは前のダンジョンで何があったのよ・・・』


俺達がボス部屋の扉を見つけると立札が立っていた、そこには(産休の為しばらくお休みさせて頂きます。)と書いてあったので俺は無言で扉を蹴破ったのだった。

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