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75.最強とは真の実力は隠しておく事だ!

爺と打ち合いをしている俺は爺の動きに慣れ始め考え事をしていた。


『う〜ん、格好良く勝つにはどうすれば良いんだ?』


激しい剣撃を全て受けギリギリ躱せる攻撃を爺に放つ


『はははっ!楽しいぞ小僧!もっと儂を楽しませろっ!』


爺は楽しそうに攻めて来るが俺にはもう作業でしかなかった。


『必殺技とか考えた方が良いのかなぁ、今度クリスに相談してみよう』


俺は戦いを終わらす為に爺の刀を受けた後に股間を棒で強めに叩いた、爺は泡を吹き股間を抑えて倒れた。


『なぁなぁ、どうしたら格好良い戦い方が出来るんだ?』


『金的で終わらせる奴には無理なんじゃない?』


『打ち合ってる時は格好良かったですよ』


『接戦で勝たないと駄目なのかなぁ』


『剣聖って剣を極めた人に付けられる称号よ?弱かったの?』


『最初は凄かったけど慣れたらそうでも無かったんだよ、それでこの爺はどうすんの?ほっといて行っちゃう?』


『流石にまずいでしょ、起きるまで待ちわよ』


少しすると老人がガバッと起き上がり落ち込み始めた。


『全く歯が立たなかった・・・修行が足らなかったのか・・・』


『爺さん、来年王国で武闘大会が行われるんだ』


老人はこちらを勢い良く向くとその目はキラキラと輝いていた。


『武闘大会!?王国ではそのような楽しそうな催しがあるのか!?』


『今から王国に行って王国最強の騎士ハンスと腕を磨くと良い』


『ハンスとやらはそんなに強いのか?』


『普段は実力を隠しているが強いぞ、ラッキーの紹介でエイラさんと言う人に話を通せば上手く会えるから』


『ラッキー殿!感謝する!儂は今から王国に向かう事にする』


爺さんはそのまま王国へと向かって行った。


『あんな事言って良かったの?ハンスさん殺されるわよ?』


『エイラさんの判断次第だろ?それに意外としぶとい奴だから大丈夫だって』


『ハンスさんと言う方は知りませんが早く出発しないと到着が遅れますよ?』


クリスの言葉に目的を思い出しすぐに出発する事にした。


『あの爺さんは何者だったんだ?』


『あの方は今代の剣聖で名はソウシンだったと思います』


『あの爺がまだ生きておるとは思わんかったぞ』


『お前達の知り合いなの?』


『知り合いと言うより竜族の伝説みたいな人ですよ』


『そうだぞ、神竜様に喧嘩を売って生きていた人間だからな!』


『神竜?竜の神様って事か?』


『竜を生み出した神様の事を竜神様、竜神様に最初に生み出された竜を神竜様と呼んでいるのです』


『ふーん、それで神竜ってそんなに強いの?』


『大昔に全能神と喧嘩したと聞いたことがあるぞ』


全能神ってライク様だよな、神竜には敬語使おうと思う。


『ラッキーさん達、目的地が見えましたよ!』


クリスに駆け寄ると今まで見た中で一番大きな町があった。


『デカいなぁ、観光するのも大変そうだな』


『首都トイロは色々な種族が集まり出来た国なので国民の数が一番多い国何ですよ』


『色んな飯が食べられるのだな!早く行くぞ主!』


フレイアが先頭を歩き日が沈む頃に目的地に到着した。


『やっと着いた、悪魔と保護対象は明日二手に分かれて探そうぜ』


『賛成ね、流石に疲れたわ、汗流して寝たい』


『何を言っておるユーリ!まずは飯だろ!』


『先に宿泊場所の確保ですよ、フレイア』


『そうですね、まずは宿屋を探しましょう』


集合場所を決めて皆で街の人に宿屋を聞いている間、俺は素敵な出会いを求めて裏路地を見て回る事にした。


『おいガキ!その金寄越せって言ってんだろ!痛い目合わないと分からねぇか?』


『これは食材を買うお金だから・・・』


しばらく裏路地を探した俺は目当てのイベントに遭遇する。路地裏にいるのは熊みたいな耳をした大男と猫耳の男、そして黒い犬耳の女の子が2人に囲まれて怯えていた。あの女の子は細々とやっている宿屋の娘で助けたお礼に宿に泊めてもらえる流れだな。俺は路地裏に入り男達に声を掛ける。


『良くやった馬鹿共!さっさとその子を解放して財布置いて消えて良いぞ!』


『何だぁ?このガキ、お前も俺達にお小遣いくれんのか?』


猫耳男はナイフを取り出し刃を舐めながら近づいて来る。


『それ舌切ったりしないの?ナイフを舐める理由って何かあるの?危なくない?』


『う、うるせぇっ!良いから金出しやがれ!』


俺の質問に猫耳男は顔を真っ赤にして怒り出す。


『あと財布置いて消えろと言ったろ?俺が出すわけないじゃん』


『調子に乗りやがって!』


猫耳男はナイフを構えて俺に向かって来る、俺は殺さないようにナイフを持つ手を掴み男を投げ抑え込む。


『いででっ!助けて兄貴!コイツ強いぞ!』


すると背後から大きな熊耳男が掴み掛かろうと突進して来るがデコピンしたら気絶した、猫耳男も恐ろしく早い手刀で眠らせ財布を奪い女の子の元へ向かう。


『お前大丈夫か?』


俺に声を掛けられビクッと反応したがすぐに笑顔に変わる。


『ありがとうお兄ちゃん!お礼がしたいからお買い物に付き合って!』


『予想通りの展開だ、宿屋の確保は達成したな、アイツ等を驚かせて跪かせてやる』


俺は少女の後をニヤニヤしながらついて行くのであった。

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