69.最強とは出発前に挨拶しに行く事だ!
朝食を食べ終えた俺達は出発の準備をする事にした。
『クリスは買い出し、ユーリは武具の手入れして貰いに行く、ドラゴン娘達は食べ歩きだな、昼前には出発するから用が済んだら広場に集合な』
『ラッキーさんは何処へ行くんですか?』
『教会で神様に挨拶ついでに残りの悪魔と保護対象の事聞いてくる』
『良い話が聞けたら教えて下さいね、では僕は買い出しに行って来ます』
『気を付けてなぁ、じゃあ俺も行きますか』
そして教会に着いた俺は恐怖していた、なぜなら俺を見た神父やシスターっぽい人達が跪き泣きながら祈りを捧げて来るのだ。
『あぁぁぁ、ライク様の使徒様ぁぁぁぁ、聖都に御加護をぉぉぉ』
『何これ・・・滅茶苦茶怖いんだけど・・・』
『ラッキー様!お待ちしておりました!礼拝堂はこちらです』
ビビっていた俺は巫女ちゃんから声を掛けられ礼拝堂に案内してもらう。礼拝堂への道中も泣きながら祈られる。
『ねぇ巫女ちゃん、泣きながら祈られるの怖いから辞めさせてもらえる?』
『すみません、ライク様の加護持ちの方は約1500年ぶりですのでお会い出来た事が嬉しいのですよ』
巫女ちゃんは上品に笑い説明してくれたが我慢しろと言う事だろうか?ここでシスターさんのスカートを捲ったら皆呆れて離れてくれるだろうか
『そこのシスターさん、少し立って貰える?・・・そいっ!ぶふっ!?』
俺はシスターさんを立たせてスカートを捲ったらカブローの被ってるスケスケの下着を履いていた。そしてシスターさんのビンタを受け入れる体勢に入る。
『使徒様!スカートを捲ってくださるとは!有難う御座います!』
『えぇ〜・・・感謝されると罪悪感が半端ないんだけど・・・』
スカートを捲られたシスターは感謝しスキップしながら何処かへ行く、すると近くで祈っていたシスターさん達も立ち上がりスカートをヒラヒラさせながら俺のそばに寄って来る。
『巫女ちゃん、ここの信者さん達って頭のおかしい集団なの?おい!婆さん歳考えろ!捲るわけねぇだろ!』
『いきなり女性のスカートを捲った方に言われると返答に困りますね、皆さん使徒様は用事がありますので解散して下さい』
巫女ちゃんが皆に言うとシスターさん達はお辞儀をして解散した。礼拝堂に着いた俺は女神像に目を瞑り祈りを捧げる。
『エッチな女神様〜ご降臨下さい〜』
すると頭を叩かれ目を開けると笑い転げているライク様と何故か怒っているエロス様が居た。
『エッチな女神様って何よ!せめて美しい女神様って言いなさい!』
『あっはっはっ!あんな祈り方する子が存在するとは思わなかったよ!流石ラッキー君だよ!』
『ライク様も笑わないで下さい!ううっ、他の神達にも笑われるわ・・・』
落ち込む女神様を無視して話をする事にする。
『あのぅ、残りの悪魔と保護対象の事を教えて貰いに来たんですけど大丈夫でしょうか?』
『あぁ、残りの悪魔は[不死][魅了][言霊]の悪魔だね、
保護対象の子は出羽風子ちゃんだね』
『保護対象って女の子だったんですね、共和国に居るんですよね?』
『そうだね、首都の近くの森で落ち込んでるよ、スキルをどうにかするつもりなら消去不可だから共和国の首都にあるダンジョンのボス倒せばたま〜に封印ってスキルスクロールが貰えるから覚えて封印した方が早いよ』
『分かりました、それで共和国に悪魔は居るんですか?』
『魅了が居るね、女性の悪魔で男は魅了されちゃうから戦う時は男は敵だと思った方が良いよ』
『あのぅ、俺って女性は殴れないんですけど、フレイア達で勝てますか?』
『あぁ、ラッキー君は前世で女性は殴らないってお母さんに誓ってるんだったね、魅了はそこまで強く無いからフレイア達ならいけると思うよ』
魅了の悪魔はフレイア達に任せて俺とクリスで風子って子を助ければ良さそうだ。
『そういえばライク様、俺の能力って何ですか?カブローに聞いてもステータスが見えないらしいんですけど』
『教えなーい!教えたら面白く無いじゃん!でも君が現在最強なのは確かだよ』
『私も知りたかったんですけどライク様がそう言うなら仕方ないわね、ラッキーちゃんもそろそろ戻りなさいな、ライク様はリィンに仕事押し付けてここにいるから早く連れて行かないと』
『え〜もうちょっとお話しした〜い!』
エロス様がライク様を睨みつけるとライク様はしょうがなさそうに俺に向き直る。
『最後にラッキー君、悪戯の神が何やら行動を起こしそうだから地上で出会ったら殺しちゃって良いから、じゃあ頑張ってねぇ〜』
『ちょっ!?最後に爆弾落として終わらせないでぇ〜』
視界が歪み気が付くと礼拝堂に戻っていた。
『ライク様って軽過ぎるやろ、神を殺せって何言ってんの?はぁ考えてもしょうがないから広場に行くか』
俺は礼拝堂を出て巫女ちゃんにお礼を言って広場に向かうのだった。




