61.最強とは喧嘩の仲裁も出来る事だ!
俺達は聖都の近くに降り人化したオーロラと聖都に入った、カインが居たので入る時は止められることはなかった、聖都に入ると報告しにカインは自警団の所へ帰って行った。
『オーロラ様、フレイアの匂いは何処からします?』
『あっちの方からします、行きましょう』
『それでオーロラ様は何でフレイアの馬鹿に会いたいんですか?』
『フレイアは昔、私の可愛がっていたペットを私の目の前で食べたんですよ!』
オーロラ様の殺気で周りの人達が腰を抜かしたり泡を吹いていた。
『うわぁ・・・流石の俺でも引きますわ』
『でしょう?あの時は逃げられましたが一発殴らないと気が済みません!』
『では俺がフレイアに動くなと命令するので一発殴るのは如何ですか?喧嘩になると被害が凄そうなので』
『貴方、気が効くわね!フレイアを殴らせてくれるなら貴方と契約しても良いわ』
すると俺とオーロラが光った。
『仮契約よ、本契約は殴った後でね』
俺と契約したらフレイアと一緒なんだけど竜って頭悪いのかな?
そして到着したのは食堂だった、看板には[カブロー食堂]と書かれていた。
『俺が行方不明になってんのに呑気に飯食ってんのアイツ等・・・俺もムカついてきたぞ』
『フレイアはそういう奴よ、行くわよ』
バンッと勢い良く扉を開けると美味そうに飯を食うフレイアを見つけた、俺達の視線に気付いたフレイアがこちらを向くと口を開いた。
『おおっ!我が主と・・・お前は誰だ?』
『フレイアーーーーー!!!!』
オーロラが飛び掛かろうとしたので羽交締めで動きを止める。
『ちょっと!?オーロラ、ここで暴れたら迷惑になるからっ!フレイア命令だ、外に出ろ!』
『暴れないから放しなさい!胸を揉むのを辞めなさい!』
どさくさに紛れて胸を揉んでいたのがバレたか、だが幸せな感触だったのでユーリ達が呑気に飯食っていた事は許そう。
『お騒がせしてすみませんでした、すぐ戻りますので』
俺は白髪の美人さんに謝罪し表に出る、奥に下着を被った男が居たが見なかった事にした。
『カブロー様、あの方がラッキー様でしょうか?』
『多分そうだね、鑑定弾かれたの初めてだよ、しかし目すら合わせてくれないと傷付くんだけど』
俺達は表に出るとすぐにフレイアに命令する。
『フレイアはオーロラ様に一発殴られるまで動くなよ』
『はぁ?オーロラだと?コイツがあの浮気されては親に泣きついて浮気した雄を殺させるオーロラなのか?』
『ちょっ!?それは昔の話でしょ!アンタだっておねしょはもう治ったのかしら?』
『うわぁぁっ!皆の前で言うなぁ!妾はおねしょなぞせんぞ』
オーロラとフレイアは互いの秘密を暴露し合っているとユーリが俺に近づき説明を求める。
『どうなってんの?あのオーロラさんて誰よ?フレイアの知り合いみたいだけど』
『ん?あの人は氷獄竜の娘で転移先で出会ってここまで運んで来てもらったんだ』
『氷獄竜!?はぁ・・・それで何でフレイアを殴らせるの?』
『オーロラが可愛いがってたペットを目の前でフレイアに食われたんだって』
『うわぁ・・・私なら一発殴っても足らないわ』
『うわぁ・・・ってなるよな!俺なら相手を屈辱的な魔物に食わせる、ドラゴンならゴブリンとかに動けなくして差し出す』
俺は腹が減ったので早く終わらせる為に馬鹿竜達に声を掛ける。
『オーロラ様〜、さっさとフレイア殴って終わりにして下さい、フレイアは殴られても暴れたりするなよ〜』
『主!?何でコイツには様付けしてるんだ!?』
『恩人?恩竜?だし、お前より人化した姿が俺の好みで胸が大きいからな』
『ふふんっ!どう?フレイア、私の方がご主人様の好みらしわよ』
『ご主人様だと!?貴様は主と契約したのか!?』
『アンタを殴ったら本契約よ、よろしくね、せ・ん・ぱ・い』
オーロラはフレイアに近づき拳を顔面に叩き込んだ、フレイアは吹っ飛び山の中腹辺りに消えていった。
『じゃあ飯にするか!久しぶりの米に涎が止まらん』
『私もご一緒しても良いかしらご主人様?』
『ここまで運んで貰ったし俺が奢るぞ』
『まぁ!ありがとうございます!』
『ちょちょちょっ!?アンタ達フレイア助けに行かないの?』
俺とオーロラが店に入ろうとしたらユーリが止めてくる。
『俺がいなくなったのに呑気に飯食ってた奴探すの?
飯食った後でいい?』
『ご主人様、フレイアはあの程度で死にませんから大丈夫ですよ、お食事に行きましょう』
俺達が席に着くとフレイアが頼んでいた天丼が置いてあったので食べてあげる事にして注文する。
『久しぶりの米に感動してしまう、あっ!お姉さん、天丼4つ頂戴!』
『はい、天丼4つですねラッキー様』
『何で俺の名前知ってんの?コイツ等から聞いたの?』
するとパンツを被った男が近づいて来た。
『少し時間貰えるかい?女神様が話したい事があるみたいなんだ、聞いてる?目を逸らすの傷付くからやめて!無視しないで!』
『いえ、関わりたく無いだけですので気にしないで下さい』
ふと周りを見ると皆が動かなくなっていた。
『貴方がラッキーちゃん?マリーちゃんを保護してくれてありがとう、私が慈愛の女神エロスよ』
そこには胸元の開いたドレスを着た女性が立っていた。




