表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/121

58.最強とは下着を被る事だ!

『『変態だぁーーー!!!』』


下着を被った男はユーリとフレイアに近付き手を握ると下を向いて涙を流していた。


『うぅ、初めてまともな反応してくれてありがとう!』


涙を拭いながら感謝してくる男に顔を引き攣らせながら困惑しているとクリスが話し掛ける。


『助けて頂きありがとうございます、貴方は使徒様でしょうか?』


『えっ!?聖都の人達以外にも使徒様って言われてんの!?』


『え?使徒様ですよね・・・?』


ユーリは警戒を最大まで跳ね上げ、フレイアは拳を放っていた。下着を被った男に拳が当たると微動だにせずに立っていた。


『うおっ!?いきなり殴ってきた!ってパンツ被った知らない男なら当然か、俺はカブローって言います、聖都で飯屋やってるんで食べに来て下さいね』


『使徒様!まだ悪魔が居るかもしれません!気を付けて!』


『あぁ、悪魔達ならもう逃げたよ』


クリスが注意するとカブローはクリスを見て断言する。


『あの悪魔達は双子の悪魔って言うらしくて片方倒しても1日経つと復活するんだよね、2人を同時に倒せれば良いんだけどさぁ、悪魔倒せる人とか知り合いにいない?』


ユーリ達はカブローに旅の目的と倒せる奴が転移の罠に掛かった事を話した。


『あぁ、あの悪魔達の仕業だねぇ、俺に負けてから嫌がらせして来るんだよ、ラッキー君の事なら女神様から来るかもって先日聞いたから知ってるよ、聖都でゆっくりして行くと良いですよ』


『ありがとうございます、アイツが来たら悪魔退治手伝いますのでよろしくお願いします』


『ここで立ち話も何なので聖都に行きましょう』


ユーリ達はカブローの案内で聖都まで行く事にしたのだった。

一方その頃ダンジョンに居るラッキーはと言うと


『ボス出て来ーい!ちっ、これは扉隠しやがったな』


すると通路の奥から声がした。


『そ、その声はラッキーの親父ですか!?』


声のする方へ行くと怪我をしたツルツルの男が居た。

俺は回復魔法をかけて話をする事にした。


『お前誰だっけ?』


『親父俺の事忘れたんですかい?ベスの兄貴の近くに居たんですが・・・』


『男連中がツルツルになってからベス以外見分けついてないんだわ、すまん』


『カインです、覚えておいて下さいね?親父』


『そんな事よりボス部屋探してんだけど見てない?』


『さっきまでそこにあったんですが親父が来たら消えましたよ?』


『ボス部屋ってこんなにコロコロ位置変えても良いの?』


『いえ、ボス部屋の位置が変わるなんて初めて聞きましたけど・・・逃げられてるんすか?』


『そうなんだよ、かれこれ2時間は探してんだよ、なんかいい案無い?』


カインは座りながら頭を指でクルクルし始めた。

一休さんかな?


『閃いた!親父は気配を消して俺に付いて来てください!』


『お、おう、今度からそれ辞めて貰っていい?危険な香りがするんだ』


俺は気配を消してカインの後ろを付いて行く。しばらくするとボス部屋の扉に到着しカインが小声で話し始めた。


『俺が扉を開けるんで親父が先に入れば逃げられませんぜ』


『良くやったカイン、お前をツルツル盗賊団の頭にしてやる』


『親父、俺達は足洗って今は聖都で自警団をやらせてもらってるんですよ』


カインは扉を開け俺はボス部屋へ入った後カインを呼び扉を閉める。


『くくく、私がこのダンジョンの主である!』


キラキラした杖を持った骸骨が出て来た。カインは顔を絶望に染め震えた声を出す。


『ダ、ダイアモンドボーン・・・』


『ダイアモンドボーン?強いの?売ったら儲けられそう?』


『え!?は、はい去年ぐらいにダイアモンドボーンの頭が共和国のオークションに出て10億で売れたそうですよ』


『これがそんな高価なの?』


カインが一瞬逃げられないか扉を見てラッキーを見るとラッキーの手にはダイアモンドボーンの頭があった。


『あれ?親父それって・・・ダイアモンドボーンは?』


『頭が高値らしいから棒で頭以外砕いて倒したぞ?

じゃあ脱出するか』


『流石は親父ですね、待ってください、奥の部屋に宝箱と脱出用魔法陣があるはずなんで見に行きましょう』


『おぉっ!?まだお宝貰えんの?』


『魔法習得のスクロールとか収納袋が出るかもしれませんよ』


それは貰えても嬉しく無いな、魔法習得とかならカインにあげよう。そして奥の部屋の宝箱を開けるとスクロールと袋が入っていた。


『火魔法のスクロールと収納袋ですよ!大当たりですよ親父!』


凄い嬉しそうなカインを見て俺も嬉しそうにしておく事にした。


『じゃあスクロールはお前にやるよ、収納袋は仲間にあげるから頂戴』


『親父?スクロールは貴重な物ですよ?何もしてない俺が貰うなんて』


『お前の案が成功したから報酬だ、自警団って事は魔法持ってた方が良いかもしれないし持っとけよ』


スクロールでどんな風に魔法が覚えられるのか見てみたかったので使わせてみる。


『親父ぃ!ありがとうございます!使わせて頂きます!』


スクロールを開きカインが見るとスクロールが消えてカインが仄かに光った。


『え?それだけ?』


『自分も使うのは初めてなので・・・でも見て下さい!火の魔法が使えました!』


カインは指から火を出して大喜びしていた。


『脱出用魔法陣って何処に出るの?転移喰らった場所に戻れんの?』


『いえ、このダンジョンの入り口ですね、あの転移魔法陣は悪魔の悪戯なので脱出しても知らない土地かもしれません』


『考えても仕方ないし脱出するかぁ』


『うっす!お供します!』


そして俺達は脱出魔法陣を使い外に出る。視界が歪み反射的に目を瞑る、少しして目を開けるとそこには一面氷で出来た土地だった。


『親父、ここは聖都の北にある山を越えた所に位置するアイスヘブンと呼ばれる地獄です・・・』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ