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53.最強とは大臣相手でも気にしない事だ!

クリスが捕まり、腹が減った俺達は大臣の屋敷に向かっていた。


『だからさぁ、悪魔って凄い能力持ってんのに頭が悪いから勿体無いと思うんだよ』


『強すぎる能力のせいで戦い慣れしてないのでは無いか?』


『でもドラゴンを傷付けられるのは脅威よ?』


『おい、お前等!クリスがどうなっても良いのか!?』


そして屋敷の門前にはカラミーがクリスの首に剣を当てて待っていた。


『妾はアイツがどうなろうが構わんのだが?』


『冒険者なら覚悟ぐらいしてんじゃないの?』


『せめてアンタは助ける方向で動きなさいよ』


『お前等!俺がコイツを殺さないとでも思ってんのか?』


クリスの首から血が垂れクリスは震えながら歯を食いしばっていた。


『合格で良いだろ?フレイア』


『最後にあの男と殴り合いさせても良いか?』


フレイアはクリスとカラミーで殴り合いしてパーティー入りの合否を決めるみたいだ。


『クリスー!そこの名前なんだっけ?まぁいいや、そこの馬鹿と殴り合いしろってよ!』


『何勝手に決めてやがる!』


『えっ?あんなにクリスの事馬鹿にしてたのに自信が無いみたいだぞ?』


『役立たずに負けるのが怖いのでは無いか?』


俺の意図を汲んだフレイアも乗っかってカラミーを煽る。


『上等だ!クリスなんかに俺様が負けるわけがねぇだろ!』


カラミーはクリスの拘束を解き距離をおき向かい合うとカラミーの顎に俺の拳が当たり崩れ落ちる。


『この世界って馬鹿しかいないの?人質解放したら駄目でしょ』


『ぐっ、卑怯だぞ、お前ぐへっ』


手加減し過ぎたのかカラミーが馬鹿な事を言っているので顔を踏みつける。


『人質とるような相手にまともな対応すると思うなよ』


『ラッキーさん、助けて頂き有難う御座います』


クリスは俺に駆け寄り謝る。


『俺達は自分の身も守れない奴を助けるのは気分次第だから胸に刻んでおけよ』


『それは仲間の為に危険を犯すなと言う事ですね!分かりました、ラッキーさん!』


『そ、その通りだ!気を付けろよ』


本当に気分で決めてるのだがクリスの解釈は格好良いので採用した。ユーリは呆れ顔で俺を見ていたがフレイアはうんうんと頷いていた。


『さっさと大臣捕まえて帝国軍に引き渡そうぜ』


『じゃあ誰が大臣を捕まえるか競争する?』


『妾はそれでも良いぞ!』


『だ、大丈夫なんですか?護衛もいるらしいですし、皆で行動した方が・・・ねっ、ラッキーさん!』


クリスが振り向くとラッキーの姿が無くなっていた。


『あーっ!主が抜け駆けしておるぞ!こらっ!ユーリも先に行くのは卑怯だぞ!』


ラッキーが居ないと知るやユーリとフレイアも屋敷に入って行く、クリスはその光景を眺めている事しか出来なかった。


『ははっ、大臣みたいな大物相手に遊び感覚なんですね・・・ふぅ〜・・・置いて行かないで下さいよ〜』


深呼吸して落ち着いたクリスも屋敷に入って行く、結果はフレイアが大臣を捕まえた。俺は地下の金庫に財宝があったので収納していて遅れ、ユーリは護衛達との戦闘を楽しんでいたのだった。


『がっはっはっ!クリスよ、そこの酒を持って来い!祝杯だ!』


『ふぅー!久しぶりに実戦した気がするわ!楽しかったー!』


『コロシアムで稼げなかったが思わぬ収入だぞ、ひひひっ』


俺は部屋の隅で震えていたメイドさんに食事を持って来て貰おうとお願いしてみたら頷いて部屋から出て行った。


『食事持って来てくれるみたいだから待ってようぜ!』


『流石は主だ!腹減って死にそうだったのだ!』


俺とフレイヤは席に着きどんな食事が出てくるか予想を楽しく語り合っていた。


『おのぅユーリさん?大丈夫何ですか食事するとか言ってますけど・・・』


『いつもこんな感じだから慣れといた方が良いわよ、私は諦めたわ』


クリスはユーリに尋ねてみたが遠い目をしたユーリを見て席に着く事にした。


『貴様等!私は大臣だぞ!こんな事をしてただで済むと思うなよ!』


『クリス、そのオッサン黙るまで殴って良いぞ』


『ひょぇ!?ぼ、僕ですか!?』


『ユーリよ!今ひょぇって言ったぞ、がははっ!』


『フレイア?アンタもう酔ってんの?ほどほどにしておきなさいよ』


『クリスよ、大臣程度でビビってる奴はこの先ついて来れんぞ?』


『大臣程度だと!?クリスと言ったな!今すぐ解放すればお前の命だけは助けてやるぞ?』


『えっ?あっ?そのぅ・・・ご、ごめんなさいっ!』


『ぶげっ!?』


クリスは大臣の脇腹に蹴りを入れる。


『よしっ!これでお前も仲間だな!これからよろしくな共犯者!』


俺はクリスと握手するとクリスは笑顔で泣き始める。


『アンタ言い方考えなさいよ!悪い事してるみたいじゃない!』


『ぐすっ、ユーリざん、貴族の屋敷を襲って食事してたら犯罪ですよ』


『は、犯罪なのか?戦いに勝ったら妾達の物になるんじゃなかったの?まぁいいか!がっはっはっ!』


フレイアは新しい酒瓶の栓を開けて飲み始める。


『フレイアそのお酒!?5000万するお酒!』


『テメェ!高い酒は飲むんじゃねぇ!ぶっ殺すぞ!』


5000万の酒をあっいう間に飲んだフレイアは酒瓶を投げると大臣の頭に直撃して大臣は静かになるのだった。

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