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52.最強とはクーデターを止める為に動く事だ!

悪魔を退治した俺とユーリはいまだに争ってる兵士達を殴り倒しながら避難所へ帰ってきた。


『お姉ちゃん!無事だったんだね!』


避難所に到着するとユーリが助けた少女がユーリに抱きついてきた、俺はマリーを思い出し泣きそうになった。


『兄ちゃんも無事だったんだな』


『最強だから当たり前だクソガキ』


俺は少年の頭をワシャワシャと撫でると少年は俺の手を払い除ける。


『たいして年齢変わらないだろ!』


ガキの髪の毛毟ってやろうかと思っているとフレイアもやって来た。


『おぉ!主よ!作戦は上手く行ったか?』


『そうだ!終わったから次に行こうぜ』


『アンタはやらかしてるんだからこの騒動終わらせるのよ!』


『ぐぬぬ、フレイア!今からこの国焼いて来い!』


ごんっ!とユーリに拳骨を喰らう。


『馬鹿な事言ってないでギルドで状況を聞きに行くわよ』


『暇だから妾も行くぞ!』


そんな感じでギルドに来た訳だがギルドでは事件が起こっていた。


『お前をパーティーから追放する!』


『ま、待ってくれ!俺はお前達の装備の手入れや買い出しとか荷物持ちをしてたじゃないか!』


『収納袋が手に入った今お前はいらなくなったんだよ!さっさと失せろ!』


これが追放イベントってやつかと眺めていると追放を言い渡していた奴が野次馬していた俺達に怒鳴り始めた。


『お前等も見せ物じゃねぇぞ!さっさと散れ!力尽くでも良いんだぞ!』


言葉を聞いた野次馬達は解散していき俺だけが残った。

残った俺に気付いた男は俺の胸ぐらを掴み唾を飛ばしながら脅してきた。


『テメェは力尽くで良いんだな?』


野次馬達は足を止めて再度野次馬をしている。


『アイツ死んだな、カラミーはAランク相手が悪過ぎる』


『だけどあのガキ、怯えた様子が無いぞ?カラミーより強いのかもしれんぞ?』


野次馬達は面白がって好き勝手に言っている。野次馬の話が聞こえたのかカラミーは俺を思い切り床に叩きつけて満足したのか仲間を連れてギルドを出て行った。その騒ぎに気付いたユーリが床にめり込んだ俺の元へやって来た。


『アンタ何やってんの?それ楽しいの?』


『カラミー君は楽しめたんじゃないか?というか助けに来いよ』


『アンタなら殴って終わるかと思ってたから、フレイアは私が止めたわ』


『俺はこれ以上面倒事は避けて次に行きたいんだよ、コロシアムの無い帝都に用は無い』


俺は立ち上がり追放され絶望している少年に話し掛ける。


『おいお前、俺のパーティー来るか?アイツ等のパーティーより面白いぞ、馬鹿と貧乳だが美女も居る』


絶望していた少年は顔を上げ俺を見る。


『え?あ、あの僕なんかで良いんですか?買い出しとかしか出来ないんですよ?』


『死ななきゃ大丈夫だ、パシリとして頑張れ!』


『は、はい!よろしくお願いします!』


俺が頷いているとユーリが引っ張り小声で話す。


『アンタ何考えてんの?悪魔退治にあの子がついて来れる訳ないでしょ!あと私は貧乳じゃないから!』


『追放された奴は覚醒して強くなるんだぞ?知らないの?』


ユーリは少年をチラリと見る。


『いやいや、どう見ても弱そうじゃない』


『そんな事よりクーデター止めるんだろ?おい、お前の名前は?』


『クリスです!これから何をするんですか?』


『紹介は後にしてクーデターを止めに行くからついて来い』


情報集めしたユーリによるとクーデターの首謀者はこの国の大臣らしく屋敷に籠って美女達とイチャコラしてるらしい、うらやまけしからん!成敗してやる。


『それで大臣の屋敷を攻める訳だがクリスは良い案あるか?』


『い、いえ、貴族の屋敷を攻めた事無いので・・・』


『おい貴様!妾達と行動するなら貴族の屋敷ぐらい1人で落として見せろ!』


『クリス、コイツが馬鹿担当のフレイアな、基本無視しとけば良いから』


『はい!ラッキーさん!』


クリスは目をキラキラさせながら返事する。


『良い返事だ!俺達は作戦を立ててるからクリスは飯を買って来い』


『はい!ラッキーさん!』


クリスは飯を買いに走り出す。


『クリスって犬みたいね・・・それでどうするの?フレイアに焼いてもらう?』


『妾は構わんぞ!悪魔にはやられたが貴族には負けん!』


『それで良いけどちょっと待ってね、クリスに見せておいた方が良い気がするんだ』


『確かに・・・緊急時に腰抜かされても困るし』


『妾も腹減ったから異議無しだ!』


しかし日が落ち始めてもクリスは帰って来なかった。


『新入りはお使いもまともに出来んのか!?愚か者を殴ったら腹が減ったぞ!』


『何かあったのかしら?お金を持ち逃げする子には見えなかったけど』


『それよりさぁ、いきなり襲って来たコイツどうすんの?フレイアが手加減しないから起きないんだけど』


『そいつが弱いのが悪いのだ!水でもかければ起きるんじゃないのか』


俺は水球で襲撃者の頭を覆う、すると目覚めたのか手足をバタバタさせて元気そうだった。


『水球をやめないとそいつ死ぬわよ?』


うっかりしていた俺は水球をやめる。


『ぐほっげほっ!お前等の仲間は預かってる、手を出したら奴を殺してやる』


襲撃者の言葉を聞いた瞬間フレイアは襲撃者の首を飛ばす。


『妾は我慢の限界だ!大臣の屋敷を襲って飯を食いに行こう!』


俺とユーリも腹が減っていたので俺達は大臣の屋敷へ向かう事にした。

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