47.最強とは尋問もすんなり終わらせる事だ!
俺達はドーロブネを連れて侯爵領へ着くと侯爵令嬢へと使いを出して待つ事になった。
『き、貴様等!私に手を出してただで済むと思うなよ!絶対に後悔させてやるぞ!』
『うるせぇぞ豚が!お前は今から薬について全部吐いて貰うからな』
『言う訳無いだろうがバーカバーカ!お前の母ちゃんデーベソッ!』
『テメェゴルァ!俺の母ちゃんの悪口言うとは良い度胸だ!全身の骨砕いてやる!』
『ひぃぃっ!そこのお前!助けろ!』
『やめなさい、後でたっぷりと痛めつけて良いから今は我慢しなさい』
『ちっ、命拾いしたな豚野郎、薬の事話さなかったら拷問は俺がするからな!』
俺がドーロブネを睨みつけるとドーロブネは青褪めて震えていた。
『はぁ、どっちが悪党か分からなくなるわねぇ』
『指とか落とすなら食べてみたいぞ!』
『腹壊しそうだからやめとけフレイア』
そんな話をしてると侯爵家の執事さんがやって来た。
中に縛っているドーロブネを確認するとカリーナの元へ案内してくれた。
『貴方達は行動が早すぎよ!話して3日ほどで貴族を攫うなんて異常よ?』
『俺達はそういう奴だと認識しておけ、面倒事は早く片付けて、俺達は悪魔退治したいんだよ』
俺の言葉にカリーナは反応する。
『貴方は今悪魔と仰りましたか?』
『ん?なんか情報あるなら寄越せ、倒さないと帝国が大変な事になるぞ』
『昔この国で暴れた悪魔は今回出回っている薬をばら撒き貴族達を使ってクーデターを起こさせエルフの英雄が封印したと言われています』
『今回の件も関係あるって事か?エルフの英雄さんは悪魔の能力とか言ってないの?』
『エルフの英雄は今帝国の帝国学園に居ますよ?王国の第1王女のメイドをしておられます』
『何で英雄がメイドしてんだ?意味分からん』
『悪魔の事は後で学園に案内させて英雄に聞きましょ、今は先にドーロブネの尋問をしましょうよ』
ユーリの言葉に全員の視線がドーロブネに向けられドーロブネは怯えていた。
『とりあえず薬を何処で手に入れてたか教えろ』
『私は知らんのだ!ある日突然ローブを着た男がやって来て薬を持って来たんだ!聞いてもはぐらかして聞けなかったんだ!』
『その男の素性は?』
『素性も知らんのだ!人前で顔を晒す事すらしなかったのだ!』
『テメェ!何も知らねぇんじゃねぇか!何でも良いから情報出せ!そいつは薬の件を全部お前に罪被せる気だぞ』
『なっ!?何でそうなるんだ!』
『確定してんのがお前が薬をばら撒いていた事だけなんだよ、村や家族まで焼かれた奴もそこにいる』
ベスはドーロブネを恨みの籠った目で睨みつけていた。
『わ、分かった!そいつは気配すら無く部屋に入って来るんだ!気付いたらそこに居るんだ!どうだ良い情報だろ?』
『カリーナ、俺達は英雄さんの方で情報集めした方が良さそうだから案内してくれ、コイツはアンタ達の好きにしてくれ、後俺達の罪をどうにかしてくれれば良いから』
『貴方は御自分が無茶苦茶な事を言っている自覚はありますか?学園へ案内はさせますが貴方達の罪をすぐに無くすのは無理です』
『じゃあ懸賞金の取り下げは?それさえ出来れば面倒事が減るんだよ』
『それぐらいなら出来ると思いますが取り下げを知らない人達からは襲われるかもしれませんよ?』
『それはこっちで処理するから取り下げといてくれ、じゃあ学園の案内よろしく』
俺達はカリーナの用意した馬車に乗り込み学園のある帝都へ向かう、向かっている間に悪魔の事を話し合う。
『気配無く現れるって俺でも出来るんだけど悪魔も出来ると思うか?』
『ドーロブネの兵士程度なら私も出来るかも、難しいのはドアか窓を開ける時ぐらいかしら?』
『妾もドアや窓を気付かれずに開けるのは無理だな!』
『透過する能力とかか?戦闘向きな能力じゃ無いよな』
『透過するなら攻撃も当たらんのでは無いか?厄介な能力だと妾は思うぞ?』
『そんな力なら封印も出来ない気がするんだけど?』
『情報不足だな、話し合いは英雄さんから話を聞いた後にした方が良いな』
『そうしましょ、今回の悪魔は頭良さそうだし能力を見せてる可能性は低そうよねぇ』
『事前準備など弱者のやる事だ、妾はどんな相手でも勝つ気でやるぞ?』
『俺は勝てる戦いしかやりたく無いから作戦立ててんだよ、前みたいに痛いの我慢しながら戦いたく無い!』
『痛く無い戦いってアンタ頭悪い事言ってるわよ?』
『うるせぇ!お前は左手が切り飛ばされた事無いから言えるんだよ!』
『戦闘なんだから怪我するのは当たり前でしょ!って話してるのよ』
『そうだぞ主よ、痛いのが嫌なら戦わなければ良いのだ』
『俺の味方がいねぇ!?もういい!学園に着いたら起こせ!俺は寝るフレイアの膝貸して』
俺はフレイアに膝枕して貰い眠る事にした。




