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38.最強とは悪を許さない事だ!

クリスマスなんて知らないのでいつも通りの投稿です!


木に吊るされ俺がやったんじゃ無いと弁明したが里の奴等は聞く耳すら持たなかった。吊るされて3日経つと俺はエルフは滅んでも良いんじゃ無いかと思い始めていた。


『リィンさーん、次の目的地教えてくださーい!』


『悪魔と会ったのに何で次に行こうとしてるのよ!?』


『ここの奴等は1回ぐらい痛い目にあった方が良いと思うよ、助けに来た人が木に吊るされてる状況がおかしいと思わないの?』


『悪魔は危険だって神様が言ってたんでしょ!?頑張ろうよ!』


『何言ってんの?悪魔の方が俺の好感度高いんだよ!悪魔と冒険したいと思うぐらいになぁ!3日も木に吊るされてんのに何で誤解が解けてねぇんだよ!お前達全員滅びろ!』


俺はバタバタと暴れるが状況が変わる事も無くマリモとフレイアが下で笑っている。


『エルクー、ラッキーが悪魔逃したのが悪いんだから放っておきなさいよ』


『お兄ちゃん楽しそう!マリモもやるー!』


『がははっ!主よ、いい気味だな!妾を騙した事を後悔するが良い!』


『お前達あとで覚えておけよ!後悔させてやるからな!こらっマリモ!枝で突くのやめろ!』


この3日間は酷かった、エルフのガキ共からは石を投げられ、コイツ等に至っては目の前で美味そうな飯を食ってやがる。


『いつでも抜け出せるのにアンタはいつまでそうしてる気なのかなぁって』


『抜け出したら次は磔にして矢の的とかにされるんだろ!?大人しくしてる内に解放しろって言ってんだよ!』


すると突然凄まじい魔力が里を覆った。エルフの里に警鐘が鳴り響き女子供は避難を始めていた。


『戦えない者は早く避難所に!魔物の群れが里に押し寄せて来てるぞ!』


エルフの男が避難誘導を始め、他のエルフ達は弓と剣を取り戦う準備を進める。


『ラッキー!さっさと降りて来なさいよ!里を守るわよ!』


『お世話になってるお前達が守れよ、俺は高みの見物させて貰うぜ』


『ユーリ、酷い事してる里を守れなんて私もお姉ちゃんも言えないよ、私達で撃退しましょ!』


『フレイアいるんだから楽勝だろ?この程度も乗り越えられないで旅について来れると思うなよユーリ?』


俺はニヤニヤとユーリを煽る。


『上等よ!やってやろうじゃない!足手纏いにならない事を証明してやるわよ!』


皆が魔物達の戦いに向かうと俺は縛っている縄を引きちぎり地に降りる。


『いたたたた、3日宙吊りは流石にキツかった、腹減ったし飯でも食うかぁ』


俺は避難して空になった民家に入り飯を食う事にした。

木の実や虫があったので適当に食べる。


『もぐもぐ、まぁまぁだな』


俺は棚を開け食べ物を探そうとするとエルフの子供が入っていた。


『ひぃ!殺さないで!』


『お前この家の子供か?美味いもんあったらくれよ』


子供は棚の奥に手をやり林檎とバナナを渡して来た。


『おぉ!?まともな食い物だ!お前は見込みのある子供だな!弟子にしてやるから着いて来い!』


『は、はい!うわぁっ!?大精霊様!?』


子供はマリモが突然現れ尻餅をつく。


『マリモも行くぞ!誰もいない内にエルフの里の観光するぞ!弟子1号名前はなんて言うんだ?』


『か、観光?魔物が襲って来てるのに?僕の名前はテミスだよ』


『私はマリモー!お兄ちゃんとかんこーするー!』


『テミスって格好良い名前だな、俺の弟子に相応しい』


俺達は家の外に出ると犬が俺の首にガッツリ噛み付いて来た。


『お兄さん!?』


『どうしたテミス?何かお宝でも見つけたのか?』


『お兄さん首にキラーウルフが噛みついてるよ!』


テミスは棒切れで首に噛み付いたキラーウルフを必死に殴る。


『アイツ等はデカい口叩いた癖に魔物が入って来てんじゃねぇか』


俺は首に噛み付いた狼の首を掴み、近くの木に叩きつけると狼の体が弾けた。


『ぺっぺっ血が口に入った、大丈夫かお前達?』


『は、はい大精霊様も大丈夫でしたか?』


『マリモは大丈夫ー!』


『テミスーこの里の名所とか案内してよ』


テミスに案内させようとしたら突然空から声が掛かる。


『我が友よ、大精霊を渡してもらえるかな?』


『ん?ビーストじゃん!里は好きにして良いけどマリモは俺の弟子だから駄目だぞって何しやがる!?』


俺が断ると同時にビーストはマリモに向けて魔法を放って来た。魔法を弾いた左手を見るとズタズタになっていた。


『邪魔をするなら我が友であっても殺さなければならん』


ビーストは魔力を体に纏わせ戦闘体勢に入った。フレイアより強い魔力を感じた。神様が危険視するだけはあるのだろう。


『おいっテミス!やばそうだからマリモ連れて離れてろ!』


『はい!大精霊様こちらへ!』


俺はテミス達が離れるのを確認して戦闘体勢をとる。


『よくもやってくれたなビースト!後悔させてやるからな!』


『手加減は出来んぞ我が友よ』


ビーストがこちらに手を向けると風の刃が飛んで来る、俺は体勢を低くし避けると後ろの大木が切り倒された。


『喰らったらやばいかな?テミスもう少し離れてろ!』


『他者を気遣っている余裕があるなら手数を増やすとしよう』


ビーストは風の刃を複数放つと俺は避けきれず咄嗟に左手で防ぐと左手が切り飛ばされた。


『いっでぇー!ちくしょー俺の左手が!?これでも喰らえボケ!』


俺は魔力弾を放ち距離を詰める。魔力弾はビーストの右肩に当たり右腕が地面に落ちる。


『ぐあっ!?魔力弾か!凄まじい威力だ!』


『次は顔面に俺の黄金の右拳を叩き込んでやるよ!』


そして俺とビーストは拳に魔力を乗せ接近戦に突入しようとしていた。

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