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34.最強とは神様からお願いされる事だ!

『貴一君には冒険して貰いまーす!』


ライク様は両手を広げ笑顔で俺に言ってくる。


『あっ、えっ?は、はい冒険する予定ですけど・・・』


『ライク様?それでは伝わらないかと思われますよ?』


『えー、じゃあリィンが説明してよ!』


『はぁ、分かりました。それでは私からご説明させて頂きます』


リィンさんは溜め息を吐き説明を始める。


『まず初めにこの世界には神が複数存在しております。それでお恥ずかしいお話なのですが悪戯の神(いたずらのかみ)が人間達が昔に封印した悪魔を解放してしまいまして、それの駆除をお願いしたいのです』


『それで世界中を見て回る必要があると?』


『流石貴一君!理解が早い!悪魔達は5体いるから早めに動いて貰いたいんだ、あっちに戻ったら君の知り合い呼んで旅に出る事を説明して欲しいんだよ』


『アリス様だけじゃ駄目なんですか?』


『貴一君が旅に出るのを反対する子がいると思うよ?邪魔されると面倒でしょ?』


『邪魔ですか?誰がそんな事するんでしょう?』


『宰相君だねぇ、君という戦力は国に置いておいて損はないからねぇ』


なるほど宰相さんならあり得そうだと思った。


『じゃあ宰相さんも呼んで説明するんですか?ライク様からお願いされたって言えば良いですか?』


『それで駄目ならリィンか僕を呼べば良いよ、拒否出来ない状況にするから〜』


ライク様は笑っていたがなんか怖かった。


『出来れば私をお呼び下さい貴一様』


リィンさんが俺に耳に顔を近づけ囁く。


『聞こえてるからね?まぁ良いけど〜、じゃあそろそろ時間だから後はよろしくね〜!』


『最初の目的地は王国の東にあるエルフの里へ行って下さい』


俺の視界が歪み気付くと部屋のベットの上で目が覚める。


『なんか頭がクラクラする〜、とりあえず人集めしなきゃなぁ、おいハンスいつまでぶら下がってんだ!』


俺の声に反応してハンスは両手で天井から頭を抜いて床に尻持ちを着く。


『いったぁ、何で俺は天井に頭を突っ込んでたんだ?

顎が痛いしよぉ』


『ハンスは宰相とアリス様達を部屋に呼んでおいてくれ!俺はユーリ探してくる!緊急の話があるからよろしく!』


俺はハンスに王城の人を集めさせてユーリのもとへと向かう。時間が掛かると思ったがギルドに向かう途中でユーリから声を掛けられた。


『あっ!ちょっとアンタ!依頼受けるなら一緒に行くわ!』


『ユーリ良い所に今から緊急の話があるから俺の部屋まで来てくれ!』


俺はユーリの手を取り城まで引っ張る。途中でフレイアに会いついて来いと命令した。


『なんじゃ?主は何をそんなに慌てておるのだ?』


『緊急会議だ!お前も関係ある事だし参加しろ、拒否権は無いけどな!』


『妾は別に構わんが、その娘も関係あるのか?』


『パーティー組んでるから関係あるだろ』


俺達が部屋に入ると宰相さん、アリス様、エイラさん、マリー、ハンスが椅子に座り待っていた。俺はロッテさんとエルクが居なかったので部屋に呼んだ。


『じゃあ皆揃ったので報告します!俺はライク様から旅に出て悪魔退治を依頼されたのでここをしばらく離れる事になりました!』


『ライク様って全能神ライク様の事か?お前の冗談にしては笑えないぞ?神の名を騙るのは重罪だからな?』


俺が元気良く発表するとハンスが冗談だと思ったのか真面目な顔で諭して来た。


『いやいや、冗談じゃなくて本当の事だから』


『私はラッキー君が国を出るのは賛成出来ませんね、悪魔とは1000年程前に暴れたあの悪魔ですよね?悪魔がこの国を襲った場合マリーさんが危険に晒されますよ?』


ライク様の言ってた通りに宰相さんが反対して来た。しかもマリーを出してくるとは思いもよらなかったので早速リィンさんを呼ぶ事にした。


『リィンさーん!ライク様の言った通りになったのでお願いしまーす!』


すると不思議な力が部屋を包みリィンさんが現れる。

リィンさんを見た俺以外の人達は膝をつき頭を垂れる。


『ラッキーさんが早く呼ぶからライク様が笑っていましたよ?』


『いやぁ、マリーを出されると俺も困るんですよ〜』


『ブライトと言いましたね?ラッキーさんが神命を受けている証拠は提示出来たと思いますがまだ足りませんか?』


リィンさんは宰相を威圧している、リィンさんが怖いんだけど!宰相さんも頭を下げているが汗がポタポタと床に落ちていた。


『いえ、運命の神リィン様が来られるとは思わずラッキー君には失礼を致しました』


『あとマリーさんは大事に扱う様にお願いします。

マリーさんは慈愛の神のお気に入りです。その子に何かあれば貴方達の加護が消えるかも知れませんので』


『慈愛の神?マリーって神様にも好かれてんの?』


『慈愛の神はこの世界全ての生物に加護を与えていますがマリーさんは特別らしいですよ?マリーさんの家族を奪った者達は神罰を与えてライク様に怒られてましたしラッキーさんがマリーさんに会えたのも慈愛の神の仕業です』


マリーに出会えたのは慈愛の神様のお陰らしい会えたらお礼を言わないと


『悪魔達は今ロッテさん達の里がある大森林に封印されていましたのでラッキーさんを案内して貰えますか?』


『なっ!?は、はい!里の危険を知らせて頂き感謝致します』


ロッテさんは悪魔が里の近くにいると知り少し焦っていたがリィン様の言葉に返答する。するとユーリが頭を垂れた状態で手を挙げる。


『ユーリさんでしたか?どう致しましたか?』


『私もラッキーと一緒に行っても宜しいでしょうか?』


『別に構いませんがユーリさんでは戦力不足ですよ?命を落とす事になるかも知れませんよ?』


『構いません!何が相手だろうが戦います!』


ユーリが力強く答えると突然ムキムキの爺さんが現れる。


『がっはっはっ!良い度胸だユーリとやら、闘神スデゴーロが加護を与えようぞ!ライクにも感謝すると良い!』


『闘神は煩いので早く加護あげて消えて下さい』


するとユーリの体が光放つとすぐに消えた。加護を与えたらしい。


『リィンが怖いので我輩は消えるとしよう、ユーリも精進するのだぞー』


『では私もこれで帰りますのでラッキーさん、悪魔達の件、よろしくお願い致します』


リィンさんはお辞儀をすると消えていった。リィンさんが居なくなると部屋を包んでいた不思議な力も無くなっていた。

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