表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/121

33.最強とは死すらも回避する事だ!

『うわぁー!!!マリー俺を嫌いにならないでー!!』


大声をあげながら目が覚めるとベットの上だった。ハンスは椅子から転げ落ちていたがいつもの事だから気にしなくて良いだろう。


『ふぅー、夢だったのか・・・』


俺は夢で良かったと汗を拭う。ハンスは立ち上がり椅子に座り直す。


『いやいや、お前最初は心肺停止してたんだぞ?すぐに息し始めたと思ったら1週間寝たままだしよう』


『え?俺って1週間も寝てたの?マリーに嫌いって言われたのは夢だろ?』


『俺は居なかったからよくは知らんが、マリーちゃんに嫌いって言われてそうなったってよ』


『夢じゃなかったぁぁぁ!あぁぁぁぁ俺はこの先どう生きていけば良いんだぁ・・・』


俺が絶望していると扉が勢いよく開きマリーが俺に飛びついてくる。


『お兄ちゃん!嫌いって言ってごめんなさい!私はお兄ちゃん大好きだよー!』


『うわぁぁん!マリー俺も大好きだぁぁぁ!』


俺達は泣きながら抱きしめ合う、それを見ていたハンスは笑いを堪えていた。


『ぶわっはっはっ!お前よりマリーちゃんの方が最強なんじゃねぇか?プククッ』


俺は無言で死なない程度の魔力弾をハンスに撃つ。ハンスはまた椅子から転げ落ち床を転げ回る。マリーはハンスに駆け寄る。


『いってぇぇぇぇ!!!お前いきなり何しやがる!?』


『ハンスさん大丈夫!?』


『うるせぇ!!さっさと訓練行って来いや!!クソ雑魚騎士!!』


『ありがとうなマリーちゃん、テメェ!最近はロメオにも勝ち越せるぐらい強くなってる俺様に何言ってやがる!』


ハンスは俺に飛び掛かり鼻に指を突っ込んできたので俺もやり返す。悪口を言い合っていると再度扉が勢いよく開き見た事無い女性が入って来た。赤い髪に赤いドレスでボン・キュ・ボンの吊り目の美女だった。


『見よ!妾の完璧な姿を!我が主よ、これで文句はあるまい!』


ハンスは入って来た女性を見た途端に格好をつけながら女性に近づく。


『お嬢さん、これから俺とお食事でも行かないかい?』


『なんじゃコイツは?我が主よ、コイツ殴って良いか?』


女性は返答する前にハンスを殴り天井に頭を埋めぶら下がっていた。


『お前、もしかしてフレイアか?』


『ふははっ!驚いたか我が主よ!これが妾の本当の姿じゃ!』


『短期間で痩せ過ぎだろ!どんな事すればそんなに痩せんだよ!?』


俺は気になったので何をしてたか聞いてみたらフレイアは暗い顔になり俯く。


『我が主よ、すまんがその事は聞かないでくれんか?思い出したくも無いのだ』


『が、頑張ったんだなお前、よしよし』


『ふおう!?うぁ〜頭を撫でられるのは心地が良いなぁ』


頭を撫でてやったらフレイアは緩みきった顔をした。なんかエロい感じがしたのですぐにやめる。


『あ、主よ!?もっと撫でて良いのだそ?妾はかなり頑張ったのだからな!』


フレイアが胸を張ると胸が揺れる。それを見ていたマリーは自分の胸に手をやり溜め息をついていた。マリーは可愛いなぁ。マリーにやっと気付いたのかフレイアはマリーを見つめていた。


『主よ、この小娘は誰だ?』


フレイアはマリーを指差して聞いてくる。


『フレイアさん、初めまして私はマリーと言います』


『俺の大事な妹だ!虐めたら承知しないぞ?』


『主の妹であったか!安心しろ主よ、妾は礼儀正しい者は好きだからな!』


フレイアはマリーを抱っこし頬擦りしている。


『それでフレイアは何しに来たの?』


『何を言っておる主よ、従魔は主の側にいるものだぞ?』


フレイアはマリーを降ろすとマリーは仕事に戻り、フレイア首を傾げる。


『そういうもんなの?俺は別に人襲ったりしないなら自由にしてて良いんだけど?』


『良いのか!?なら城下町に行っても良いか?美味そうな匂いがしてくるのだ!』


『別に良いけど太ったらまたエイラさんに頼むからな?じゃあこれが小遣いな』


俺は天井にぶら下がっているハンスのポケットから財布を抜き取りフレイアに渡した。


『安心しろ、あの小娘の世話には絶対にならん!小遣いは有難く頂いておくぞ!では行ってくる!』


フレイアは嬉しそうに部屋を出て行った。俺はもうひと眠りする事にした。


俺は不思議な気配を感じ目を開ける。すると俺は芝生の上に寝ていた。


『おはよう貴一君!』


いきなり目の前に顔が現れる。俺は起き上がると頭突きをする形になった。


『いっでぇぇ!異世界来て1番痛い!』


『あっはっはっ!本当に貴一君は見ていて飽きないね!』


頭を押さえながら芝生を転げていると笑っている人と目が合う。


『あれ?ライク様?久しぶりじゃん!元気してた?』


『うん!僕はいつだって元気だよ!早速だけど貴一君にお願いしたい事があってここに呼んだんだよ』


ライク様が指を鳴らすと羽の生えた女性が現れる。


『この子はリィンと言って僕の仕事のサポートをしてくれているんだ』


『初めまして貴一様、私の事はリィンとお呼び下さい』


リィンさんは綺麗なお辞儀をして話を続ける。


『先程ライク様が仰った通り貴一様にお願いがありまして此方へお呼びしました』


『それでお願いとは何でしょう?』


『では僕が言うね、貴一君には今から世界中を冒険をして貰います!』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ