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23.最強とは寝起きも爽やかな事だ!

『おーい、お兄ちゃーん!晩御飯だよー!』


寝ていた俺をマリーが体を揺すって起こす。


『ん?マリーか?もう晩飯の時間か〜』


俺はベットから起き上がり洗面所で顔を洗う。

部屋に戻るとマリーが晩飯の配膳をしていた。


『あれ?ハンスは?』


『ハンスさんはロメオさんとご飯食べに行くって!それでね、エイラお姉ちゃんがお兄ちゃんとご飯食べて良いって!』


今後はエイラ様と呼んだ方が良いだろうか?俺は席に座りマリーと食事をとることにする。


『マリーはお仕事には慣れたのか?』


『うん!皆優しくて大好き!でもね、エイラお姉ちゃんが嫌な事が有ってもお兄ちゃんには言うなって言われた!』


エイラさん心配し過ぎじゃないか?マリーを虐めてる奴がいたら魔力弾の実験にするぐらいしかしないのに、まぁマリーが楽しそうだから許そう。


『おっ!?この魚美味いな!』


『そのお魚さんはねー、チャピーってお魚なんだよ!いつもご飯を作ってくれるジェフさんが教えてくれたの!』


シェフのジェフか覚えておこう、魚介類は好きだから取って来たら調理してくれるか聞いてみよう。


『マリーは物知りだな〜、もっとお兄ちゃんに教えてくれよ』


『ふふん、マリーは物知りなのでお兄ちゃんに色々教えてあげるのです!』


俺はマリーとの楽しい食事を終えるとマリーは片付けを終え仕事に戻った。


『さてと、俺はこれからどうしようか、夜の街とか興味があるから外に行ってみるか!』


俺は街を散策した時にこっそりと買った般若っぽいお面を着けて街へ出た。


『ひひひっ!ハンスに会ったら襲撃してやろう』


俺はお面を着けたまま屋根伝いに移動していると俺と同時に屋根に着地する人影があった。


『ん?うおっ!?いきなり何するだー!』


人影は俺に気付くと何かを投げて来た。俺は咄嗟に躱す。

すると月明かりで人影が正体を現す。


『お、お前はあの時の!?』


『私の攻撃を躱すとは何者だ!?変な面を被りやがって!』


それっぽい空気を出してみたが初対面だったらしい、俺は覆面の女性に質問してみる。


『あんた、こんな所で何やってんの?格好も怪しいし』


『お前も怪し過ぎるだろ!?そんな面何処で買うんだ?』


『ふふふっ、格好良いだろ!あそこの骸骨が飾ってあるお店で買ったんだぜ!』


『それでお前は何者だ?私は同胞がこの国の貴族に囚われていると聞いて来たものだ』


俺は警戒を解き俺の壮大な計画を教えてあげた。


『お前は友人を襲撃する為にここにいると・・・お前馬鹿だろ?』


『なにおうっ!そっちこそ同胞が貴族に捕まってる?・・・そっちの方が面白そうだな、一枚噛ませろ』


俺はハンスを襲うより面白そうな事を見つけて話に飛びつく。


『ツルリーノ男爵と言う貴族らしいのだが知っているなら連れて行こう』


『あ〜あれね、ツルちゃんでしょ?知ってる知ってる!あっちに屋敷があるよ』


俺は仲間に加わる為嘘を吐き適当に貴族っぽい屋敷を指差す。


『おおっ!有難いこれで後は確認して襲撃するだけだ』


『貴族の屋敷を襲撃とか胸熱展開だな!ひひひっ!』


俺達は俺の指した屋敷へ行くとツルリーノ男爵の屋敷だったらしいご都合主義だと思いながら屋敷に忍び込み覆面女の同胞とやらを探す。


『うーむ、いないな、そっちはどうだ?』


『あのさぁ、こういう時は地下に閉じ込められてるのが定番だろ?』


『テイバンというのは分からんが地下か・・・二手に分かれて探してみよう』


どうせ俺が先に見つけちゃうんだろうなと探すとあっさり見つかり俺は地下の扉を開けて入って行く。地下の通路を歩いて行くと鉄の扉を見つけドアノブを捻ると扉ごと捻れて壊れた。


『カラクリ仕掛けか・・・誰かいますかー?』


すると部屋の隅で怯えている女の子を見つけた。ボロボロの服に長い金髪も汚れていた。体も(あざ)があり弱っていた。そして1番目についたのは長い耳だった。


『エルフ!!?うわーエルフいるやん!流石異世界!』


『ひぃ!!?ごめんなさい!ごめんなさい!』


エルフっ子は何故か謝り始める。


『お前は何で謝ってんだ?おーい!覆面女ー!エルフがいるぞ!結構可愛い子だぞ!』


『え???覆面女???』


俺は覆面女を呼びエルフっ子はキョトンとしていると覆面女がやって来た。


『あぁ、エルク!!!こんな所にその痣はここの奴等にやられたのか?』


覆面女からもの凄い殺気と魔力が溢れ出す。


『お姉ちゃん!いきなり扉が捻れて開いたから怖かったよ〜』


『おい!覆面女!扉を捻るやばい奴が居るらしからサッサと帰るぞ!』


俺は冷や汗が止まらず急いで帰ろうと提案する。


『どうせ扉はお前がやったのだろう?安心しろエルク、コイツは変な面をしているがお前を助けるのを手伝ってくれたのだ』


『そうだったのですか、あ、あの有難う御座います』


エルクは俺に怯えながらお礼を言ってくる。このお面が格好良くないのか?


『どうでも良いけどサッサと帰ろうぜ?夜遊びしてると身を滅ぼすぞって母ちゃんが言ってたからさぁ』


『エルクをこんな目にあわせた奴等を見過ごせと言うのか?皆殺しにしなければ気が済まん!』


覆面女は恐ろしい事を言ってる。俺は貴族の事ならアリス様に聞こうと考える。


『今俺は王城で世話になってるから一緒に来いよ、明日アリス様に話してどうにかして貰おうぜ?』


覆面女は俺を鋭い視線を向けてくるがエルクが説得するとあっさり折れた。そして覆面女達にハンスのベットを貸しハンスを床に転がし眠る事にした。



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