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21.最強とはどんな服も着こなす事だ!

闇ギルドを壊滅させた次の日、俺はギルマス達に昨日の報告を終えて報酬を貰っていた。


『小僧これが吸血鬼、森の調査、闇ギルド壊滅の報酬560万ライクだ』


『うおぉぉ!俺も金持ちの仲間入りだー!』


『ちなみにドラゴンの討伐報酬は1億を超えますよ』


大金に感動する俺にニアさんが爆弾を落とす。


『いっ1億だとっ!?それは本当かギルマス!』


『お、おう、ドラゴンの素材は高価で捨てる所が無いのでな、お前の見たドラゴンは少し小さいが成龍だと報告があったから最低でも1億の利益は出るだろう』


『でもギルマス、ドラゴンをどうするか決まってないんだろ?』


『下手に手出し出来んのでな、騎士団と情報を共有して会議する事になっとる、討伐するなら特級冒険者を呼ばねばならん』


『まじ?特級冒険者って強くて美人なんだろ?会ってみたい!』


『まぁ、討伐の時は小僧にも声を掛けるから安心しろ、俺達も忙しいからさっさと帰れ』


俺はギルドを後にしようと外に出るとユーリが立っていた。ユーリは俺に気付くと近寄って来て腕を組んでくる。


『アンタ、お金貰えたんでしょ?服買いに行くわよ!』


『そんな話もしてたな、あれ?こ、これはデートでは!?』


俺の言葉にユーリは顔を真っ赤にする。


『ちちち、違うわよ!アンタが変な服買わないか見張りに行くだけだから!』


『お前は俺のオカンか?服ぐらい1人で買えるわ!』


『じゃあ今アンタが着てる服は何なのよ!?』


俺は今学ランの下に着ていたTシャツ姿だ。Tシャツには大きく[心太](ところてん)と書かれていた。


『格好良いだろ!?心を太くしなさいって母ちゃんがお土産に買って来てくれたんだぞ!』


『ダサいわよ!心を太くって意味分かんない、アンタの母ちゃんのセンスを疑うわよ!』


俺とユーリは睨み合い、何か思いついたのかユーリが提案する。


『じゃあ、お互いアンタに似合う服を買って来てハンスさんに判定して貰うってのはどう?』


『おう上等だ!ハンスに評価されるのは気に入らないがその勝負受けてやるよ!』


俺とユーリは二手に分かれ服を買いに行ったのであった。

日が暮れ始めた頃、俺とユーリは王城の俺の部屋へと向かいハンスに勝負の説明をする。


『男の服装なんて俺が出来るわけないだろ?お前は女にモテたいなら女性に評価して貰うのが良いんじゃね?アリス様とかマリーちゃんとかさ』


『ハンスさん、私の名前が無かった事への説明をお願いしても?』


『うわっ!エイラさんいつの間に!?』


ハンスの癖に良い事を言っているのでエイラさんに土下座しているハンスを無視してアリス様達を呼びに行く。


『という訳でアリス様達を連れて来たぞ!』


俺の後ろにはアリス様、マリー、あとは未来のアリス様と言わんばかりの美女がニコニコしながら立っていた。


『馬鹿ラッキー!なんてお方を連れて来てんだ!申し訳ございません!アイリス様!』


ハンスはいきなり怒り出しまた土下座している。


『面白そうだから来ちゃったのよ、もう少しマリーちゃんと一緒にいたかったしね』


『はい!アイリス様は優しくて大好きです!』


『う〜ん、マリーちゃん可愛いわ〜私も大好きよ〜』


アイリス様と呼ばれる人はマリーを抱きしめて頬擦りしている。


『この人偉い人なの?』


俺は指を差しながら質問する。


『指を差すな馬鹿っ!お前このお方は第1王妃のアイリス様だ!』


『マジかよ!?アリス様の姉ちゃんかと思ったのに!?』


『アリス様の姉ちゃんでも王女だよっ!』


ハンスは俺に飛びつきヘッドロックしてくる。


『ふふふ、アリスちゃんの所は賑やかで良いわね』


『はい、毎日楽しく過ごさせて頂いてます』


『じゃあユーリ!勝負の時間だ!着替えて来るから服を寄越せ!』


俺はユーリが選んだ服を着て皆のいる部屋に入る。

何処にでもいそうな茶色のズボンに白いシャツの普通の服だった。


『普通だな』


『普通ですね』


『似合っていらっしゃいますよ』


『お兄ちゃん、格好良い!』


『前に着てた黒い服の方が良いわね〜』


『ぐぬぬ、アンタが着ると酷いわね』


『ふはは!ユーリのセンスなんてこんなもんなんだよ!』


『じゃあアンタの服着て来なさいよ!』


俺は跪き祈りを願い事をする。


『ライク様〜学ラン破れちゃったので新しいの下さい〜』


すると俺の目の前に学ランが現れる。


『えっ!?アンタ今何したのよ!?』


『ライク様って神様ですよね、神様は人の願いを対価も無しに叶える事はありません、ラッキーさんは使徒様なのですか?』


ユーリは驚き混乱するなか、アイリス様は冷静に質問してくる。


『ライク様は・・・うーん、友達?保護者?まぁ知り合いぐらいに思って貰えればいいや』


『お前そういう事は早く言えよ!使徒をギロチンに掛けたなんてしれたら教会連中と戦争になるんだぞ!?』


『いやいや、俺って使徒とかじゃ無いし、ライク様は自由に生きなさいって言われただけだし』


俺は学ランに着替えると皆に向き直り。


『この話はお終い!勝負は俺の勝ちって事で解散!』


力業で会話を終わらせて今日は解散となった。ハンスがチラチラとこちらを伺っていたが無視して寝る事にした。





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