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20.最強とは事件に巻き込まれやすい事だ!

薄暗い大きな部屋には荒くれ者達が山積みにされ気絶していた。


『ユーリ、全員倒したけどこのおっさん達連れてくの無理じゃね?』


『多分ここって闇ギルドのアジトだと思う、アンタ少しここで待ってて!ギルマスに言って人手集めて貰うから』


ユーリは俺に告げるとそのまま行ってしまった。


『はぁ〜、ここ臭いから早く帰りたいんだけど〜、お前格好良い眼帯してるな!貰っておくぞ!後でマリーに見せてやろう』


俺は暇潰しにここを見て回ろうとした時背後から声が掛かる。


『おや、始末しに来たら貴方が居るとは想定外ですね』


振り向くと白い仮面を着けた男がいた。


『アンタ誰?コイツ等の仲間ならぶん殴るけど』


『おやおや、顔も見せない人間に悠長に会話をしようとするとは』


すると仮面の男が消え俺の背中に衝撃が襲う。


『ぐぅえぇ!!?』


俺は吹き飛ばされ壁に衝突する。


『ほう、暗殺者如きに倒せる方では無かったですね』


『痛ってぇなぁ、いきなり何しやがる!』


『全力で打ち込んだのですが、化け物ですね』


俺は体勢を低くし臨戦体勢にはいる。


『今の私では貴方を殺害するのは不可能ですね、困りましたが仕方ありませんね』


仮面の男はポケットから何かを取り出し地面に叩きつける。すると破裂音と共に煙が辺りを包む。


『煙幕かよ!?おい、仮面野郎!一発殴らせろ!』


俺は手で煙を払うと仮面の男は消えていた。


『くっそ〜、逃げられた〜悔しい〜』


床に寝そべり足をパタパタさせているとユーリとハンスが到着した。


『お前何やってんだ?それよりさっきの凄い音ってお前の仕業か?』


『そうよ、凄い音だったわよ?残党がいたのかと思って急いで来たのに』


『そうだぞ、ユーリちゃんがアイツが危ないって駆け出すもんだから焦ったぜ、もう直ぐ衛兵と冒険者達が来るからもう少し待っててくれ』


心配して2人は先行して来てくれたらしい。


『いやな、いきなり仮面着けた男が現れて攻撃されてよぉ、学ランがボロボロになった、俺の服これしか無いのに・・・』


『服なんて買えば良いだろ、しっかしコイツ等をお前1人でやったのかよ、どんだけ強いんだよお前』


『ふ、服を買うなら私が付き合ってあげるわ!感謝しなさい!』


流石に色々ありすぎて疲れた俺がダラダラしていると衛兵と冒険者を連れたニアさんがやって来て指示を出して闇ギルドの連中を連行していく。指示を出し終えたニアさんは俺の所へ来る。


『ラッキーさん、本日はお疲れ様でした。報酬の方は明日ギルドに報告して頂いた後にまとめてお支払いしますのでお願いします。本日はごゆっくりお休み下さい。それでは失礼します。』


ニアさんは一方的に用件を伝えると忙しいのかすぐに行ってしまった。


『ぬあぁん疲れたもぉん!ハンス〜部屋までおんぶしてくれ〜』


『ちっ、しょうがねぇ奴だな〜じゃあ俺達は帰るからユーリちゃんも気をつけて帰んなよ』


『あっ、はい!ハンスさん今日はありがとうございました!アンタは明日忘れずにギルドに来なさいよね!』


『はいはい、疲れてるからさっさと帰れ〜』


ハンスとユーリはやれやれといった感じで帰路についた。俺は部屋に着くとベットへダイブし大の字で寝転がる。


『それで仮面の男ってそんなに強かったのか?』


『強いと思うぞ?吸血鬼に殴られた時より痛かったし』


『吸血鬼に会った事ねぇから基準が分かんねぇよ、まぁギロチン喰らって平気なお前が痛がるんだから相当ヤバい奴だな、俺の所に来ない様に神様に祈っとこ』


ハンスが膝をつき祈りだす。


『ハンスはドラゴンとやらせるから安心しろ、計画も練っている最中だ』


『マジでやめろよな!ドラゴンスレイヤーは女の子にモテまくるだろうけど流石の俺も勝てる気がしないんだからな!』


『勝てそうならやってたの?ハンスっ恥ずかしい事書いてるノートとか待ってそうだよな』


『な、何故それを!?ウォッホン!この話はここまでにして疲れてるならさっさと寝ろよな!』


『今度エイラさんに頼んで入手して貰うか、じゃあおやすみ〜』


『エイラさんはマジで持って来そうだからやめろよなぁ!』


うるさいハンスを無視して俺は明日の為に眠りについた。


その頃アリスの部屋ではアリスとエイラが会話している。


『アリス様、調査の結果はカマセーヌ様は白でした。』


『カマセーヌお姉様があのタイミングで暗殺者を雇うような愚かな人ではありませんからね。それで仮面の男について何か分かりましたか?』


『申し訳御座いません、今の所はまだ何も』


『では引き続き仮面の男の調査をお願いします。』


『了解致しました、明日はマリーをアリス様に付けますので何か粗相をしましたらご報告下さい』


『ふふふ、大丈夫ですよ、明日はお母様とマリーちゃんでお茶会ですもの』


『はぁ、あまり甘やかされても困ります、あの子に何かあればラッキーさんが敵に回ると思いますので』


するとアリスの部屋の扉がノックされエイラが扉を開けるとマリーが部屋に入って来る。


『アリス様、エイラお姉様、本日の業務は終了しましたのでお休みさせて頂きます』


『マリーちゃんお疲れ様でした。ゆっくりお休み下さいね』


『お疲れ様マリー、明日はアリス様の側でお世話する様にして下さい。おやすみなさい』


『はい、では失礼致します。』


マリーは扉を開け外へ出る。


『もうこんな時間でしたか私もお休みさせて頂きますね』


『はい、では私も失礼致しますアリス様』


こうしてラッキーの忙しい1日が終わったのであった。










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