13.最強とは薬草採取も楽勝なのだ!
明日から1話投稿に戻します。19時投稿になります。
お城へと帰った俺とマリーはアリス様の部屋へ行きエイラさんに報告をした。
『ラッキーさん、マリーはちゃんとやれていましたか?』
『はい、マリーは俺の天使でした!』
『ふふふ、マリーちゃん可愛いですものね、お父様もお菓子とかあげてましたし、私も妹が出来た様で嬉しいです』
『アリス様、あまり甘やかし過ぎるのも駄目ですよ、マリーも仕事中はお菓子等貰うのは良くありません』
『はい!エイラお姉ちゃん!私頑張ります!』
『ではマリー、昨日教えた通りに清掃をお願いします』
『はい!』と元気良く返事をして部屋を出て行くマリーを見送りアリス様とエイラさんに依頼を受けて来ると言って再びギルドに向かった。ギルドに入ると人集りが出来ていた、何でも顎の砕けた人が倒れていたらしい犯人が早く捕まる事を祈るばかりだ。受付カウンターに到着した俺は声を掛ける。
『あのー、すいませーん、依頼受けたいんですけどー』
声を掛けると奥からボーイッシュな女性が出て来た。
『はいはーい!お待たせしましたー!カードの提出お願いしまーす!』
俺はカードを渡し少しすると受付嬢から声を掛けられる。
『おやおや〜君、新人君だね!私はアンリって言うの!よろしくね!』
『あ、はい、俺はラッキーって言います。よろしくです』
俺はお姉さんの勢いに面くらいながらも返答する。
『おいおい少年!敬語とかやめて仲良くしようよ!』
アンリさんはカウンターから体を乗り出し腕を首にまわし引き寄せられる、顔にアンリさんの胸が押し付けられ幸せな感触に感動し泣きそうになったが堪えてアンリさんを優しく引き剥がし会話を戻す。
『それで依頼を受けたいんですけど』
『むむ、腕力には自信があったのにあっさり抜けられちゃった、まぁ気を取り直して今ある依頼だと薬草採取かドブ攫いの依頼だね!どっちが良い?』
『じゃあ薬草採取でお願いします!』
『はいよー!薬草10枚の納品ね!期限は3日!薬草は持って来てくれば鑑定したのち納品になります!』
『あのー、今日5枚納品して明日5枚納品しても依頼達成になりますか?』
『大丈夫ですよー、カードに依頼内容と進行状況を書き込みますので期限内であれば問題ありません!』
『では、採取する薬草の分かりやすい絵とかは有りますか?』
『ありますよー、はいこれ!薬草を知らない新人さんに配ってる物だからお金はいらないよー』
俺は紙を受け取り、薬草の絵を見てみたが見た事の無い葉っぱが描いてあった。
『ありがとうございます、それでは早速行って来ます』
『おうよ!外は魔物も出るから気を付けて行って来なさい少年よ!』
『はい!アンリさん、行って来ます!』
アンリさんは俺がギルドを出るまで手を振ってくれていた。
『あらあら、アンリが男に愛想良くしてる所を初めて見たわよ』
『ふっふっふっ、メリッサさん、あの子相当強いから他の子達より先に唾を付けといたのさ!』
俺がいなくなった後、そんな話を聞いていた男性冒険者達は一斉に舌打ちしていた。
そして俺は王都の検問で薬草の採れる森を教えて貰い森に来ていた。
『む、虫とか出ないよな、よ、よし薬草探そう!』
虫にビビりまくる俺を突如魔物が襲う。奥の茂みから出て来たのは、とある方から執拗に殺されまくるゴブリンだった。
『ギャギャ!』
『おおおおおぉぉぉ!ゴブリンだぁぁぁぁ!棍棒持ってるぅぅぅ!』
俺が感動しているとゴブリンは俺に飛びかかり棍棒を頭へ叩き込む、棍棒は俺の頭に当たると砕け散りゴブリンは驚愕していた。そこへ俺はあたふたしているゴブリンの脇を抱え持ち上げる。
『すっげぇぇぇ!めっちゃ動いてるやんけ!お城に持って帰りたい!・・・けどエイラさんに怒られそうだからやめとこう』
俺は必死に暴れているゴブリンを降ろすとゴブリンはそのまま逃げて行った。
『次は退治するからなー、さて薬草探して帰るべ〜 おっ、これ薬草だべ、よしっゲットだぜ!』
薬草をポケットに入れ、その後何事も無く俺は薬草を5枚集めギルドに戻りカウンターへ報告しに行った。
『薬草の鑑定お願いしまーす!』
『おっ!?少年早かったね〜、薬草預かるよ〜』
俺はポケットから薬草を出してアンリさんに渡す。
『少年よ、これ全部毒草だよん、薬草が1枚も無いのは快挙だね!』
『え???じゃあ俺は森でゴブリンと遊んでただけなの?』
『ゴブリンと遊んだんならそうなるね〜』
俺は薬草も出来ない自分に絶望する。
『では、今日は帰ります。また明日お願いします』
『おう!少年また明日頑張りな〜』
俺はフラフラと自分の部屋へ帰るとベットに飛び込みそのまま眠りについた。




