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12.最強とはテンプレ展開も難なく躱す事だ!

ハンスがエイラさんに土下座していた次の日、俺とハンスが朝食を食べているとメイド姿のマリーが部屋に入って来た。


『おはようございます!ハンスさんとお兄ちゃん!』


『おう!おはようさんマリーちゃん!』


『おはよう、マリー』


俺とハンスはマリーを見た途端だらしない笑顔になる。


『今日はエイラお姉ちゃんに冒険者登録も碌に出来ない馬鹿なお兄ちゃんと一緒にギルドまで行くように言われましたの』


『うぐっ』


『くくく、今日はちゃんと登録して来いよ、馬鹿なお兄ちゃん、ぐべっ!!?』


俺はハンスに恐ろしく速いジャブは喰らわし、ハンスの分の朝食も食べ終えマリーと外へと向かう。


『えへへ、お兄ちゃんとお出かけ嬉しい!』


笑顔で言うマリーが天使に見える、俺は顔に出ないように我慢しているが門番にドン引きされた。


『マリー欲しい物あるか?お兄ちゃん何でも買ってやるぞ?』


『駄目ですよ、今日はお兄ちゃんを冒険者ギルドに連れて行って登録させるお仕事なのです!』


マリーは無い胸を張り気合を入れている。


『了解です!マリー隊長!』ビシッと敬礼する。


『では、私に着いて来なさいお兄ちゃん!』


俺の顔を見てドン引きする人達を無視して可愛いマリーの後ろを着いて行く。


『お兄ちゃん!ここが冒険者ギルドです!突入します!』


『了解です!マリー隊長!』敬礼し一緒に中に入って行く。


王都のギルドは綺麗な場所で、役所の受付みたいな場所とカフェテリア見たいな場所まで有り、馬鹿騒ぎする様な奴は見当たらなかった。


『おー!ギルドってもっとむさ苦しい場所だと思ってた』


俺がギルドを見回しているとマリーから声が掛かる。


『お兄ちゃん!冒険者登録はここでやってるんだって!』


マリーの方を見ると美人なお姉さん達に囲まれてお菓子を貰っていた。


『ありがとう!お姉ちゃん!』とマリーが笑顔でお礼を言うとお姉さん達は甘い溜息を吐きうな垂れていた。

もう少し見ていたかったが声を掛けることにした。


『あ、あのー冒険者登録したいんですけどー』


『は、はい!ではこちらの紙に名前と年齢をお書き下さい!』


受付のお姉さんから紙とペンを渡され名前と年齢を書きお姉さんに返す。


『はい!ラッキーさんですね、年齢は16歳で間違いありませんか?』


俺は『はい』と答えると受付嬢は頭ぐらいの大きさの水晶を出した。


『次は魔力登録致しますね!』


『魔力登録って何ですか?』


『魔力登録は登録者の魔力の波長を冒険者カードに登録させて頂きます。紛失や盗難にあった時に悪用されないための処置ですね、別の魔力波長の人が冒険者カードを持つと真っ黒なカードになり使用出来なくなります。カードの再発行には10万ライク頂きますので無くさない様にお願いします。』


『詳しく説明して頂きありがとうございます。それで魔力登録はどうすれば良いですか?』


『はい、こちらの水晶に手を置いて頂くだけで大丈夫です』


俺は言われた通りに水晶に手を置くと水晶が光りすぐに消える。


『登録完了です。それでは1万ライク頂きます』


俺はお金を渡し冒険者カードを受け取る。


『ラッキーさんはGランクとなります。依頼を受けたい場合はあちらの受付カウンターへ来て頂ければランクにあった依頼を紹介されますので依頼内容等の詳しいお話は受付カウンターでお願いします』


『はい、分かりました、ありがとうございました』


俺はギルドの隅の椅子に腰掛けお菓子を食べているマリーの所へ向かう。すると背後から肩を掴まれる。


『おうおう!新入り!俺に挨拶もしねぇで』


俺は小汚いデカいおっさんの言葉の途中で顎を砕き意識を刈り取りマリーの元へ戻った。


『あっ!お兄ちゃん!登録は終わりましたか?』


『うん、終わったよ〜』


『じゃあ、エイラお姉ちゃんの元へ帰りましょう!あれ?あの人どうしたんでしょう?』


『ん?あ〜、あのおじさんお酒臭かったからマリーは近づいたら駄目だよ』


『はい!分かりました!お兄ちゃん!』


俺達はギルドを出て串焼きを食べてお城へ帰った。








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