104.最強とは馬鹿達を会わせない事だ!
俺達は王国騎士団の人達と一緒に食事をする事になった、ハンスは死にかけていた癖に幸せそうな顔をしていた。
『なぁなぁ!ラッキー!オーロラさんって恋人とかいないの?』
『いないと思うぞ?氷獄竜のお父さんが襲って来るかもしれないけど問題無いだろ?』
『ぶふっ!!!ひょ、氷獄竜の娘さんだったの!?俺には荷が重いな・・・』
『俺の知ってるハンスなら構わず狙うだろ!さては偽物だな!』
俺はハンスのおかずを盗んで食べていく。
『あっ!?テメェ!俺のとっておいたテンプラを!お前のを寄越せ!』
俺はフォークを投げハンスを壁に縫い付ける。
『おい!宿の壁にフォークを刺すんじゃねぇよ!いつの間にこんな曲芸覚えやがった!』
『ふははっ!お前と違って俺は常に進化しているのだ!』
『ハンスさんとアイツは馬鹿な事ばかりして』
『まぁまぁユーリさん、久しぶりに会った友人なら仕方無いですよ』
『ガハハッ!メイリンとやら良い飲みっぷりだな!妾も負けてられん!』
『はっはっはっ!良いぞお前達!俺も飲み比べに参加するぞ!』
ユーリとクリスは2人で大人しく食事をし、フレイヤはガッツ団長とメイリン団長と飲み比べしていた。
『ご主人様、この料理美味しいですよ?どうぞ』
『お、おう、ありがとなオーロラ』
『オーロラさん、俺のは!?』
『無いです、死んで下さい変態』
『うむ、堪らん!』
『ロメオ、コイツはヤバいダンジョンに投げ込んだ方が良いぞ?国の為なんだから出来るだろ?』
『ははは、ハンスさんはアリス様の直属だから僕達の一存では無理だよ』
『怖い話してんじゃねぇ!あのダンジョンには2度と行かないからな!』
『俺が攻略する時はお前をガイドにするから安心しろよ』
『うおぃ!?お前が言ったらエイラさんが許可しちゃうだろうが!ふざけんな!』
マリーがいれば俺は最高に癒されたのにエイラさん達は来ていないらしい。
『エイラさん達は元気なの?特にマリーの近況はレポートにまとめて明日提出してくれ』
『皆元気だよ、そういえばお前の嫁になるとか言ってる帝国の・・・何だったかアイジュー?って美人さんが王都に来たぞ?』
『お前に紹介しようと思ったんだ、お前なら口説き落とせるだろ?』
『フッ、俺を誰だと思ってる?何度かデートしたぜ、お前にだけは先を越させん!』
『流石だハンス!期待通りの男!』
『おう!あっ!あと変な爺さんに命を狙われてんだよ!お前だろ俺を王国最強の騎士とか言ったの!ロメオが居なかったら死んでたんだぞ!』
『あぁ、凄い御老人でしたね、剣に見惚れたのは初めてでしたよ』
その時の事を思い出したのかロメオは感動に身を震わせていた。
『その爺さん、剣聖らしいから宰相が喜ぶかなって、あとあそこのお姉さんは弟子のミウさんね』
『あの方が剣聖なのですか!?帰ったら手合わせ願いたいですね』
『そんなヤバい奴を俺に寄越すんじゃねぇ!寄越すなら女性にしろ!』
コイツらは全然変わって無かった。
『ねぇ!その変態は私より強いの?』
『おい、あっち行け!お前とハンスは一緒に居たら絶対良く無い』
『じゃあ、そっちのイケメンさんは?ユーリさんがダンジョン潜るなら保護者代わりの人を呼んでって』
保険って事か、ユーリにしては慎重だな。
『フレイヤ達は?ハンスと行くと魔物より危険だぞ?』
『フレイヤさんは友達と明日も飲むんだって、オーロラさんは1人で修行するらしい』
『ダンジョンは何があるか分かりませんのからね』
『俺は何も起こらなかったぞ?いや、あれは起こったのか?』
『魔物には遭わず、ボスが首吊ってたりしてたわねぇ』
『何そのダンジョン!?』
『フーコさんでしたか?僕で良ければ同行しますよ』
『やったぁ!イケメンさん大好き!』
『言い方!イケメン大好きみたいに聞こえて腹が立つ!ロメオって呼べや!』
『嫉妬かぁ?ラッキーはフーコちゃん狙ってんのぉ?』
『あらあら、そうなの坊や?お姉さんが色々教えてあげるわよ?』
『それ以上口開いたら殺すぞ?じゃあロメオに頼むわ、コイツはゴブリンより馬鹿だけどよろしくな』
『え?冗談ですよね?』
『嘘だからね!私は地竜を倒した英雄だから大船になった様なもんよ!』
『こんな感じで罠作動させまくるから頼むぞ』
『ハンスさんも来て貰えますか?不安になって来ました』
『俺は断られても行くつもりだったぞ?女の子とダンジョン・・・うひひ』
『メイリンさーん!ハンスがメイリンさんの事女の子じゃ無いってぇ!』
直後に酒瓶がハンスの顔に直撃し馬鹿は気絶した。
『今のうちに顔に落書きしようぜ!』
『私もやるぅ!イケメンに落書きとは乙ですなぁ!』
宿の人にインクを貰いハンスに落書きして俺達は眠りに就く事にした。団長達とフレイヤはまだ飲むらしい、鍛える事と酒が楽しみらしい
『じゃあダンジョン攻略頑張れよ』
『アンタは何するの?変な事するんじゃ無いわよ?』
『良さげな店を何軒か見つけたから買い物だよ、俺がいつも変な事してるみたいに言うな』
『はいはい、じゃあ私達は部屋に行くわ、おやすみ』
『ユーリちゃん!部屋で恋バナしましょ!』
俺は眠そうなクリスを連れて部屋で眠った。




